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B:「ビールを私は飲む。」

A:「私はビールを飲む。」 B:「ビールを私は飲む。」 普通は、Aのように言いますが、たまには、Bの順に変えられた文を見かける場合もあります。Bの表現はどのような意味で(或いは気持ちで)使うのでしょうか、ご教示お願いいたします。 また、このような文節の順序の変化を詳しく勉強してみたいと思いますので、文法上での正式な言い方はなんというか、合わせてご教示お願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.8

#7です。 ご希望が「このような文節の順序の変化を詳しく勉強してみたい」でしたのでご紹介しましたが、そもそも基本的な事項の学習を前提にするなら以前の回答をばご参考まで。 http://okwave.jp/qa/q8216016.html 提示された例文について、次のようなアプローチなどいかがでしょう。 まず「飲む」という動詞を述語とした場合に必須の修飾補足語は「なに<を>」でしょう。 そして「ビールを飲む」という述語成分(述部)においては「だれ<が>」必須の補足語となりますが、「ビールを飲まされた」とボイスが変化すれば必須の補足語はまず「だれ<に>」であり、続いて「だれ<が>」となるでしょう。 ですから「普通は、Aのように言いますが」という意味での「普通」は「飲む」という述語と必須の格関係や、実質的意味を持つ「飲む」の語幹「飲(む)」に後接する「ボイス」「アスペクト」「肯否」「テンス」「ムード」などによっても大きく変化するものだということを見逃せません。 ここから、一般的な叙述構文では「私が「ビールを飲む」コト」という親密度での入れ子を考えると、その入れ子を無視して割って入った「「ビールを」私が「飲む」。」は「「ビール(を)<は>」私が「飲む」。」のように題説構文への移行ともうかがえます。 そして「私はビールを飲む。」は題説構文の形を取りながら、前後を入れ替えると「「ビールを飲む」のは私だ。」という同定文とみることができるので、それに割って入った「ビールを」私は「飲む」。」は、頭語の「ビールを」の強調とも、割り込んだ「私は」の「私が」への移行とも見ることができるでしょう。そうして、その「「ビールを」私が「飲む」。」を戻すと、頭書の「私が「ビールを飲む」コト」という叙述構文へと循環するということにもなります。

msmimosa
質問者

お礼

以前の回答も、アプローチも、勉強になりました。ありがとうございました!

その他の回答 (7)

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.7

ご希望のような日本語の文構造の一典型については、次の論文が著名です。 山田孝雄「日本文法学概論 第49章 句中に於ける語の排列」 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1126533/516?tocOpened=1 北原保雄「助動詞の相互承接についての構文論的考察」1970-12-30 http://db3.ninjal.ac.jp/SJL/view.php?h_id=0830320590

msmimosa
質問者

お礼

欲しかったです、このような論文が。自分の心の中の葛藤を解決できるかどうかまだわかりませんが、時間を作って勉強していきたいと思います。本当にありがとうございました! このような論文を知っているということは、相当な専門家ですね。よろしければ、今後もよろしくお願いいたします。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.6

1。どちらも藪から棒に言うことはなく、前の文脈で決まると思います。  人が、前田さん、遠藤さん、鈴木さん、とたくさんいて、自分を区別したい時には「私はビールを飲む」  飲み物が、ウィスキー、焼酎、ウーロン茶、ビール、とたくさんあって、自分の飲み物を区別したければ「ビールを私は飲む」  かと思います。 2。また、このような文節の順序の変化を詳しく勉強してみたいと思いますので、文法上での正式な言い方はなんというか、合わせてご教示お願いいたします。  語用論(下記)の一種でしょう。  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%9E%E7%94%A8%E8%AB%96これは

msmimosa
質問者

お礼

ご親切にご回答していただいて、感謝しております。

  • bgm38489
  • ベストアンサー率29% (633/2168)
回答No.5

Aは普通の言い方ですが、「私」を強調する時にも使います。 「彼が何を飲もうが、私はビールを飲む」 これは、「彼」に対し、「私」個人はビールを飲むんだ、といいたいときに使う言い方です。 Bは、ビールを強調しています。 「何を彼が飲もうが、ビールを私は飲む」 だと、彼の飲み物にかかわらず、「ビール」を私は飲む、とビールを強調したいときに使います。 日本語は、助詞により主語・目的語を示すため、順番は明確に定まっていません。だから、倒置法みたいな文法用語はないと思います。ただ、先に持ってくれば強調する感じになるというだけ。

msmimosa
質問者

お礼

前の方と異なる意見を示していただいて、感謝しております。よろしければ、引き続き、今後もよろしくお願いいたします。

msmimosa
質問者

補足

>>「...はないと思います。ただ、先に持ってくれば強調する感じになるというだけ。 」、とおっしゃられても、 確かにそうなんですが......しかし、先に持って来ないと、意味が不明になってしまう場合が出てしまうと感じるのは、私だけでしょうか。 要するに、語順は、本当に「強調したい部分があれば先に持ってくればいい」、という個人願望による程度のものでいいのか、まだわかりません。

  • nezusuke
  • ベストアンサー率48% (199/408)
回答No.4

普通の文とは語順を逆にする方法を倒置法といいます。 他の回答者さん方の言われるように、この文の場合、「ビール」を強調するためですね。

msmimosa
質問者

お礼

「倒置法」ですね~勉強のキーワードになると思います。ご回答ありがとうございました!

回答No.3

発言する状況によると思います。 「私はビールを飲む。」は、その前提として他にもアルコール飲料がある場合に、とりあえずかどうかは関係なく、「今はビールを飲む」と言うことを客観的に発言しています。 次に何を飲むかまでは分かりません。 一方の「ビールを私は飲む。」は、その前後の状況に関係なく、「ビール」を強調表現していると思います。「ビールが大好きだ」とも取れるのかも知れません。 いずれにせよ、これらの一節だけでは判断できないのが、実際のところです。

msmimosa
質問者

お礼

よくわかりました。ご回答ありがとうございました!

msmimosa
質問者

補足

このような順序変化の文法上の言い方はまだ分からないので、ネット検索して全面的に詳しく勉強することはできません。引き続き回答を募集したいと思います。

  • asuncion
  • ベストアンサー率33% (2127/6289)
回答No.2

どっちも主語は「私は」なので、他の回答者さんの回答はちょっと違ってるかも。 で、Bの文は、「ビールを」を「先頭に」(主語にじゃなくって)持ってくることで 飲みたいものを強調および限定している。 日本酒も焼酎もウィスキーも飲まないぞ、ビールだ!

msmimosa
質問者

お礼

よくわかりました。ご回答ありがとうございました!

msmimosa
質問者

補足

このような順序変化の文法上の言い方はまだ分からないので、ネット検索して全面的に詳しく勉強することはできません。引き続き回答を募集したいと思います。

回答No.1

  強く伝えたい言葉を主語に持ってきます 「私はビールを飲む。」 ビールを飲むが次は焼酎かも、カクテルかも 「ビールを私は飲む。」 「ビールを飲む」事を強く主張してます。 つまり、「今日はビール以外は飲まないぞ」って意味が含まれてる  

msmimosa
質問者

お礼

よくわかりました。ご回答ありがとうございました! しかし、このような順序変化の文法上の言い方はまだ分からないので、ネット検索して全面的に詳しく勉強することはできません。引き続き回答を募集したいと思います。

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