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「パンドラの箱」という有名なお話とは?
- 「パンドラの箱」という有名なお話について話しています。
- このお話は、言いつけを破って箱を開けたことにより災いが出てきたという教訓を描いています。
- しかし、子供たちは災いの後に希望を見つけ、前向きに生きていく姿が描かれています。
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元々はギリシャ神話ですので、パンドラの話にもいくつか異なる伝承があります。 神話というもの自体、既に存在していた古い土着信仰や伝承を取り込んで変形させていたりしますしね。 神話というものは、教訓話ではなく(後の時代に教訓が付け加えられることはありますが)、「なぜ世界がこのようになったのか」を説明するためのものです。その民族や国(王族)の血統やその正当性を示すためのものでもあります。 神話では、神々の世界の他に、人間の世界がどのようにして生まれて発展していったかが描かれます。いわゆる創造神話です。 最初の人間は、どうやって生まれてきたのだろう? 人間はどうやって文明を発展させてきたのだろう? 人間の社会には、なぜ神々の世界とは異なる「不幸」がたくさん存在するのだろう? そういった「謎」への一つの答えとして、神話が作られたのではないでしょうか。 つまり、神話としては、「この人間の世界に災いがあふれているのは、このような事情があったからです」という説明をしているだけだと思います。 ギリシャ神話は、物語が因果で語られています。ある結末には、必ず遡っての原因があるのです。 ギリシャ神話では、プロメテウスが人間を創造し、人間に文明発展の基となる「火」を与えました。 その人間の世界には、神々の世界とは異なって、様々な不幸や災いがあふれています。 では、その「災い」はどうして存在するのか? 「災い」は、いつ、どのようにしてこの世界に発生したのか? それは、神々がそう仕向けたからではないか?→人間を創ったプロメテウスへの罰ではないか?という発想ではないでしょうか。 パンドラは、最初から、プロメテウスの行為に怒った神々から人間に差し向けられた「災い」です。最初から神々に仕組まれていたことなので、避けることはできません。 パンドラの箱の中に最後に残ったのは「希望」である、というのは、「災い」があふれるこの世界においても、人間の手元に残るものは何か、ということを寓意的に描いたものでしょう。
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- SPS700
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僕はただ読めばいいと思います。 話をした人を探すなど、いくら暇があっても無意味でしょう。ご本人に聞いても「そんなことどうでもいい」で終わるかも知れません。 話は解釈の余地が広ければ広いほどいいとおもいます。どれが「正しい」読み方か、作者の「言いたいこと」は何か、と言うのは試験制度に洗脳された哀れな見方だと思います。
お礼
お礼が遅くなり失礼しました。 ご回答ありがとうございました。 参考にさせていただきます。
- toothpast15w5
- ベストアンサー率10% (4/37)
どんな様に理解してもイイだけです・・神話なのだから・・ 身近な物も・・・例えば 箸や茶碗等でも ご飯を食べる為に使わなくてもイイのだから・・(意味分かりますか?)
お礼
お礼が遅くなり失礼しました。 ご回答ありがとうございました。 参考にさせていただきます。
- ithi
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funny11 さん、こんにちは。 パンドラが箱を開けたため、この世の中はありとあらゆる災いが起きることになりました。 最後に残った希望というものにすがっていくしか人間は生きていくことができないという教訓です。そしてどちらかといえば、パンドラ自身が災いのもとであるという説もあります。 詳細は下記のURLを参照ください。 パンドラ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC
お礼
お礼が遅くなり失礼しました。 ご回答ありがとうございました。 >最後に残った希望というものにすがっていくしか人間は生きていくことができないという教訓です。そしてどちらかといえば、パンドラ自身が災いのもとであるという説もあります。 色々な解釈の仕方があるのだと改めて思いました。 参考になりました。
- SPROCKETER
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男尊女卑の思想を元にした神話と見るのが正しいようですが、当時のギリシャ人の価値観や世界観を反映したものだと思います。 箱を開けるというのは比喩表現であり、実際には、男女の性的関係が出来るのを意味すると考えるべきで、男女関係が出来てから、問題が数多く起こり、後悔が残るが、希望もあるという、素朴な発想から来たものだと思います。 箱を持つ女性という印象が拡大解釈されて、ありとあらゆる発明や発見に解釈されるようになっただけのお話です。それだけ政治的な意味合いを含んでいるからでしょう。 今ではインターネットもパンドラの箱だと言われます。しかし、インターネットは利便性の方が大きく、ハッカーによる害悪の方が小さいと考えて良いでしょう。必ずしもパンドラの箱では無いと思います。
お礼
お礼が遅くなり失礼しました。 ご回答ありがとうございました。 >箱を開けるというのは比喩表現であり、実際には、男女の性的関係が出来るのを意味すると考えるべきで、男女関係が出来てから、問題が数多く起こり、後悔が残るが、希望もあるという、素朴な発想から来たものだと思います。 私は、そこまで読み取れていなかったのですが、 やはり洞察のある方が読むと、深い解釈ができるのだなと改めて思いました。 勉強になりました。
希望が残っている、というのも一つの説であって、本来はその記述もないとも言われていますが・・・。 >パンドラが人類最初の女 >送り主はゼウス >送られた人はプロメテウス(ゼウスの怒りを買った神様。拷問にかけられたりもしている) このあたり総合すると見えてくるんではないでしょうか。 わたしには人類普遍の悩みの種かつジョークの種 「女ってやつは本当にもう!」を詩的に昇華してるだけだと思いますけどね。 元は神話ですし、教訓話ではもちろんないと思っています。 教訓として役立てようとしている人が居るだけで。
お礼
お礼が遅くなり失礼しました。 ご回答ありがとうございました。 私の手元の絵本には パンドラが人類最初の女、 送り主はゼウス、送られた人はプロメテウス という点が書かれていないのですが、そのような状況があると知り参考になりました。 >「女ってやつは本当にもう!」を詩的に昇華してるだけだと思いますけどね。 おもしろい解釈ですね。 ありがとうございました。
お礼
お礼が遅くなり失礼しました。 ご回答ありがとうございました。 >「なぜ世界がこのようになったのか」を説明するためのものです。その民族や国(王族)の血統やその正当性を示すためのものでもあります。 >「この人間の世界に災いがあふれているのは、このような事情があったからです」という説明をしているだけだと思います。 納得しました。 そういえば日本神話もそうですね。 >パンドラの箱の中に最後に残ったのは「希望」である、というのは、「災い」があふれるこの世界においても、人間の手元に残るものは何か、ということを寓意的に描いたものでしょう。 詳しくご解説くださりありがとうございました。