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The Dark Glasses: A Story of a Girl and Her Glasses
- In the novel 'The Dark Glasses' by Muriel Spark, the protagonist, a young girl, is faced with the idea of needing glasses.
- She seeks the advice of Basil, an optician, who tells her she only needs glasses for reading.
- However, she believes she may need glasses even when she's not reading, leading to a series of interactions between the two characters.
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> For reading, to save your eyes, perhaps yes.のyesが原文ではイタリック体になっています。なぜなのでしょうか? 2つの理由が考えられます。1つは、強調。読書で目を疲れさせないためにというのなら、それなら メガネを使う効用も考えられないことではないと、ある条件を提示して、その条件に合致するというのなら、それなら ・・・ と、ことさらに条件にこだわってみせて、「もしもそういうことなら分らないでもない」 という気持ちが yes に込められているという見方。 もう1つは、then I would say "yes" みたいな意味の発言なので、「Yes or no? で尋ねられたとしたら、"Yes" と答えるでしょうね」 という意味合い。こちらの方が普通の解釈かもしれないと思います。 しかし厳密に断定 (限定) する必要はないと思います。 > I wondered how often he was prepared to be won and rejected within the same ten minutes.ここはどんな風に読むのでしょうか? to be won という表現を見たのは初めてです。win の受身とは ・・・ 調べてみると、win over という表現が見つかりました。たとえば "To succeed in gaining the favor" という定義があります。好意を抱かせることに成功する。これは A → B という方向ですが、to be won というふうに受身の形だと逆になると考えると A ← B となり、B が A に対してある思いを抱くというふうに取れなくもない。英和辞典には 「なびく」 と表現してありました。 小説作品の文なので、特殊な表現が出現したとしても驚くようなことではないのかもしれませんけれど ・・・ そういう意味では how often he was prepared という言い方も小説的な文体の中での用法といえるのかもしれません。「どれほど頻繁に心構えをしていたのか」 ということは、外界の状況の変化と、それに応じる側の姿が念頭にあるのだと思われます。 その女の子に対する対応において、期待しかけたかと思えばそっぽを向かれ、という状況が10分間という限定された時間枠 (the same ten minutes) の中で何度か繰り返されたということを表しています。 自分に好意を抱いているように思えた次の瞬間には反対の反応に接してガッカリするということを繰り返したのだろうな、と女の子が心中で考えたのです。「好意を持ってくれてるみたいだ」 と 「いや、まるで無関心だ」 の間の往復。期待と失望の間を行ったり来たり。そのたびに気持ちがくるくると変化しただろうなと女の子は想像した。 I wondered how often (そんな期待と失望を何度くらい繰り返したのかしら) なんて考えたのです。
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- SPS700
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1。For reading, to save your eyes, perhaps yes.のyesが原文ではイタリック体になっています。なぜなのでしょうか? 強めです。 「本を読むときは、あなたの目のために(眼鏡が要る?これの答なら私も大賛成の)『イエス』ですよ(しかしあなたのような元気な女の子には、全然眼鏡なんて要らないのよ) 2。I wondered how often he was prepared to be won and rejected within the same ten minutes.ここはどんな風に読むのでしょうか?彼が同じ10分以内に獲得されて拒絶される心構えはどのくらいなのかしら?と直訳してみたのですが、いまいち内容が掴みにくい感じです。 彼女が眼鏡屋の店に帰って来れば彼女の負け、彼の勝ち、帰って来なければ、彼女の勝ちで彼の負けです。 to be won と受動態になっていますから、主人公の彼女が店に帰って来ない=彼女の勝ち=彼は彼女に勝たれる=彼の負け ですから 彼がその10分間に自分が負けて振られるまでの準備を何度繰り返しただろう(=その10分間はまだ自分が勝つかもとかすかな期待をもって何度過ごしただろう)かと考えた。 みたいなことでしょう。
お礼
とてもわかりやすく回答していただいてありがとうございました! 大賛成の『イエス』ということでイタリック体になっているのですね。 to be wonの受動態の表現は、読んだ時にわかりにくかったのですが、つまりは"彼の負け"ということを言っているのですね。 I wondered how oftenの全体として、その10分間はまだ自分(Basil)が勝つかもとかすかな期待をもって何度過ごしただろうかと(主人公の女の子は)考えた、ということなのですね。 ご解説ありがとうございました。
お礼
とても詳しく回答していただいてありがとうございました! yesのところはいろいろ解釈できる感じなのですね。 to be wonの受動態の個所はwin over(好意を抱かせることに成功する)から考えてA → Bの逆で、 B が A に対してある思いを抱く(なびく)という読み方になるのですね。なるほどです。(辞書のサイトのリンクありがとうございます) I wondered how often ~の全体として、主人公の女の子がBasilが期待と失望の間を何度くらい繰り返したのかしらと考えた、ということを言っているのですね。 ご解説ありがとうございました。