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点描画法とモザイク壁画について

スーラやシャニックによる点描画法とモザイク壁画が、併置加法混色だと、色彩検定のテキストにあります。 ネットで調べましたが、よく分からなかったので教えてください。 点描画法というのは、点をいっぱい書いて絵を描く技法ですか? モザイク壁画というのは、小さい何かの破片をいっぱい貼り付けて書く画法ですか?

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noname#224207
noname#224207
回答No.2

>点描画法というのは、点をいっぱい書いて絵を描く技法ですか? ハイ そうです >モザイク壁画というのは、小さい何かの破片をいっぱい貼り付けて書く画法ですか? ハイ そうです 現物を見たほうがわかりやすいでしょう。 下記のサイトに写真があります 3分でわかるジョルジュ・スーラ 点描画の科学「視覚混合」と「補色対比」と ... blog.livedoor.jp/kokinora/archives/1018334473.html 時事ドットコム:モザイク画の世界~古代ローマ遺跡「ゼウグマ」~ 写真特集 www.jiji.com/jc/d4?p=mzc118&d=d4_nn 沢山写真がありますが、写真をクリックすると拡大されます。 併置加法混色などと難しい言い方ですが、 パレットで複数の色の絵具を混ぜるとドンドン黒に近づいてしまいます。 色が濁るという言い方をします。 人間の目は小さな沢山の色の点の集まりを見ると違う色に見えてしまうという性質を持っています。 絵具を混ぜなくても違う色で描いたのと同じような絵になります。 この人間の目の特性を逆に利用したのが点描画です。 一枚の絵を仕上げるには相当時間がかかります。 モザイク画というのはこの視覚の錯覚を使ったものではありません。 絵具のかわりに色がついたタイルのような焼き物を並べて大きな壁画などを描く方法です。 壁に絵具を塗って描くと時間がたてば色があせてきます。 あるいは床のように絵の上を人が歩けば絵がする切れて消えてしまいます。 焼き物のタイルであればこの心配がいりません。 非常に古くから使われていたことが知られています。 現在は焼き物のタイルだけではなく、プラスチックなども使われています。 このタイルをドンドン小さくしてやれば点描画と同じ効果が得られますが、貼り付けるのに膨大な時間がかかってしまいますので余りやられることはありません。 ただ大きなモザイク画を遠くから見ると点描画のような効果が現れることもあります。

happine
質問者

お礼

とても丁寧に詳しく回答いただいて、すごくよく分かりました。 併置加法混色と継時加法混色と混乱していたのが、おかげで混乱しないと思います。 ありがとうございました。 美術の先生ですか? 無料でこんなに教えてもらってうれしくてたまりません。 試験まであと1ケ月切りましたが、私は頑張ります。

その他の回答 (1)

  • noname67
  • ベストアンサー率39% (86/216)
回答No.1

併置加法混色を簡単に説明すると、異なる色同士が細かく並らぶことで その作品を見た人の、目の中で色が混色される効果のことを言います。 例えば、スーラの代表作「グランド・ジャット島の日曜日の午後 (1884-86)」の 絵の中の描写をよく見て下さい。 グリーンを表すのに、茶・黄色・黄緑・青・緑など、様々な色が混じっています。 また、グレーの服をまとっている人たちをよく見ると 青・紫・白・水色・赤紫などが混色されていますが、グレーと認識できます。 こういう視覚効果のことを「併置加法混色」といいます。 ご質問どおり、点描画は色の点を細かく並らべる技法で描かれた絵。 モザイク壁画は、貝殻や石、ガラスなどの小さな破片を寄せあわせ 埋め込んで絵や模様を表現する技法です。 どちらにも共通するのは、色の集合体で平面を表現するところ...でしょうか。

happine
質問者

お礼

とてもよく分かる回答をありがとうございます。 おかげでやっと理解できました。

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