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「零」のもう一つの意味。
広辞苑の「零」の説明の中に 「数えるべきものが一つもないこと。また、目盛りなどの基準・基点。『零度』『零時』。」 と書かれてあるのですが、この「零」って言葉は「数えるべき物が何もない状態」と言う本来の意味と同時に「基準」や「基点」と言う意味も持っているのですか?
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>「基準」や「基点」と言う意味も持っているのですか? 持っています。 技術屋さん達はよく零点という云い方をします。 基になる点あるいはスタート点のことを言います。 数えるべきものが一つもないことが何故基準になり得るのか、などと哲学的に考えると混乱してしまいますので注意して下さい。 ご質問に「目盛りなどの基準・基点」と書かれていますが、これは実際にものさしを見て下さい。 一番端に0という数字が付いた線がありませんか この線から5cm離れたところに5と付いた線があります。 10cm離れたところに10とついた線があります。 つまりどこからどこまでが5cmかというときのどこからという点を表しているのが0つまり零です。 基になる点ですから基点と呼ばれます。 ビルの高さなどはビルが建っている地面からの高さを測ることができます。 山の高さを測る時にどこの地面からの高さかという問題が出てきてしまいます。 坂の上の地面からか坂の下の地面からかという問題です。 坂の上と下では地面の高さが違いますから、測り始める地面によって山の高さが違ってきてしまいます。 アメリカと日本の山の高さを比べるときに、どこの地面から測って比較するのか、という問題が出てきてしまいます。 この為に海面からの高さとすると決めました。これが標高という言葉です。 海の深さの場合には海面からの深さで表します。 これを水深と言います。 いずれの場合にも、海面を基にして測っていることになります。 海面が基になっていますから、海面の高さも深さも0mということになります。 海面が高さや深さの基になっていることを基準になっているといいます。 東西南北の方向を考えてみて下さい。 建物の東側に、二人の人が並んで立っている姿をイメージして下さい。 Aさんは建物の東側に50m離れたところに立っていてBさんは同じ東側に100m離れて立っている場合には、Bさんから見ればAさんはBさんの西側に50m離れて立っていることになります。 建物を基にするかBさんを基にするかでAさんがいる場所を表す言い方が変わってきます。 単に東に50mとか西に50mとか言われても、聞いている人はどこを基にしているのかはっきりしてもらわないと困ります。 このようなことが起きないようにゼロ点はどこだ、という云い方になります。 この言い方はどこが基準だ、どこが基点だといっているのと同じ意味です。 以上のようなことから零には基準や基点の意味があるという説明になります。 蛇足 零はなにもないことを表しているのではなく、何もないという状態があるということを表しています、 この考え方は仏教の「空」という思想に類似した考え方です。 どちらの考えかたも古代のインドの人が考えました、 0という記号を考え出して貰ったおかげで今日の数学や科学技術が発達することができました、
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持ってます。 仕事をしていると、ゼロベースという言葉が出てきます。 https://kotobank.jp/word/%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9-549165
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やはり持っているんですね。 回答ありがとうございました。
- chie65536(@chie65535)
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>その「ゼロ」や「零」に「基準」や「基点」と言った意味を持っているのかが知りたい 「ゼロ」には、そんな意味はありません。 「1」も「自然数の最初の数」として、何かの基準に使ったり、何かを数える場合の基点にしたりしますが「1」そのものには、基準や基点と言う意味はありませんよね。それと同じで「ゼロ」や「零」にも、そういう意味はありません。 広辞苑の零の説明は、最初に回答した通り「数字のゼロを小難しく表現しただけ」なので、あんな腐った辞典を真に受けてはいけません。辞典なのであれば「誰にでも判りやすく、簡潔に書くべき」で、小難しく書いて偉そうにしている辞書は、資源回収の日に古新聞と一緒に廃棄してしまいましょう。 あんなクソ辞典は信じてはいけません。あれはゴミです。
- chie65536(@chie65535)
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>「数えるべきものが一つもないこと。また、目盛りなどの基準・基点。『零度』『零時』。」 >と書かれてある これは、数字の0(ゼロ)を、小難しく言い換えただけです。 数字のゼロが発見され、ゼロに相当する漢字が無かった為に「極めて小さい」を意味する「零」と言う漢字を「ゼロ」に使う事にしたのです。 「零」の字は「零細企業」などに使われますが、本来の意味は「ゼロ」ではなくて「(ゼロではない)極めて小さい」だったのです。 インドから「ゼロ」が漢字圏に輸入されるまで、漢字圏には「ゼロ」は無かったのです。
お礼
回答ありがとうございました。
補足
回答ありがとうございます。 回答者さんが仰ってる「零」は「ゼロ」を漢字に言い換えただけ、って言うことは僕もわかるのですが、問題はその「ゼロ」や「零」に「基準」や「基点」と言った意味を持っているのかが知りたいです。
持っています。 残業ゼロ制度を盛り込んだ労働基準法 残業 零 が基準となる。 0℃基準温度装置 零 が基準となる。 年齢も 零 が基準で、今年60歳だね とか・・・
お礼
やはり持っているんですね。 回答ありがとうございました。
> この「零」って言葉は「数えるべき物が何もない状態」と言う本来の意味と同時に「基準」や「基点」と言う意味も持っているのですか? そういう場合もあるって話です。 常に「基準」って意味があるわけじゃないです。 「零点->バカもの」だから、 この「零」って言葉は「数えるべき物が何もない状態」と言う本来の意味と同時に「バカ」と言う意味も持っているのか? みたいな事を言ってるような話とか。
お礼
回答ありがとうございました。
お礼
やはり「基準」や「基点」と言う意味も持っているんですね。 回答ありがとうございました。