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グリセリンで抽出できる成分は水溶性?脂溶性?

ハーブの成分をグリセリンで抽出した場合、抽出されるのは水溶性か脂溶性かどちらの成分でしょうか? あるハーブの書籍では「水溶性」と書いてあるのですが、ネットでは「脂溶性」と書かれている事が多く、困惑しております。 抽出させたい主な成分 アルカロイド(水溶性) カロテノイド(脂溶性) サポニン(難溶性[一部は水溶性]) 植物酸(有機酸・果実酸)(水溶性) ステロール(脂溶性) 精油(脂溶性) 多糖類(グリカン)(難溶性[一部は水溶性]) タンニン(水溶性) 粘液質(水溶性) 配糖体(グリコシド)(水溶性) ビタミン(A/D/E/Kは脂溶性 B群/Cは水溶性) フラボノイド(水溶性[一部は難溶性]) ポリフェノール(水溶性) ミネラル(水溶性) 油脂(脂溶性) ご回答の程、宜しくお願い致します。

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  • phosphole
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回答No.1

グリセリンというのは、水酸基が3つあるアルコールの仲間です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3 エタノールを考えると予想されると思いますが、水酸基のある化合物は油とまじりにくくなり、水になじみやすくなります。水はH-O-Hと2つの水酸基を持っていて、水酸基を持つ化合物となじんで混じりあいやすいのです。 ウィキに書かれている通り3つも水酸基があるだけあって、グリセリンは油(ここでいう油とは、ガソリンなどの炭化水素やトルエンなどのことだと思ってください)とは弾き合い、逆に水には良く溶けます。ということで、グリセリンを抽出に使ったばあい、グリセリンと馴染み易い水に溶けやすいものが優先的に取り出されます。ですので、水溶性の成分が取り出されるという説明で合っています。 一方、ネットの情報で「脂溶性」と書かれていたというところですが、脂溶性・水溶性というのは必ずしも一律に決まるものではありません。水にも溶ける、ガソリンにも溶ける、という物質もあります。化合物の構造までは質問者さんはご理解されていないかもしれませんが、油になじむ部分と水になじむ部分が両方あったりすると、どちらにも溶けてしまうことがあります。たとえば、洗剤に入っている界面活性剤は水にも油にも馴染む(両親媒性という)ものの代表例です。 記載されているものですと、有機酸やフラボノイド、ポリフェノール、多糖類など、用いる抽出溶媒次第でどちらにも溶け出てきそうなものがあります。 混じり物を抽出する場合はこういう困難が生じ得ますが、基本的には、グリセリンとなじみやすい(水溶性)ものが優先的に出てくるはずです。

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