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薬の成分
教授が「薬の成分は植物からは抽出されているが、動物由来の薬は作りづらい。それはなぜか」という旨のことを仰っていたのですが、理由が思い当たりません。 水溶性・脂溶性等が関係しているのかと思いましたが、どうやら違うようです。 できれば、ご教示頂きたいと思います。
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<私の空想です。論拠は有りません。> 植物が生合成する薬理成分があるということを前提として話を進めましょうね。 ● 自分は昆虫が趣味で、昆虫の食性の違いとかを考え、樹相を地形から推測しながら採集地の選択をしたりしていたことが有ります。そんなことから、どんなことが食性を決めているのだろうかと考え、そのとき次のように考えたことが有ります。 ● 植物は昆虫などとのかかわりでいろいろな器官、特に花を発達させてきたことや、ある種の香り成分が昆虫の誘引物質として機能していたりすることがあります。これは昆虫に花粉運搬を担ってもらうための仕組みで、その機能を持つことが生き残るのに有意だったということですね。 だから、逆に考えて見ましょう。植物体内に合成される化合物には動物が忌避する物質が有ってもよいのではないでしょうか?昆虫に食されないようにするためには、昆虫の嫌う香り成分やその他の化合物を合成できる植物は、生き残りには非常に有利では無いでしょうか?花の香りは別として、昆虫の嫌う植物には、なぜか香りの強いものが多いのです。昆虫にとっては嫌でたまらない香りなのでは?植物の香りは昆虫から身を守るためのものではないだろうか。 植物が生き残っているからには生き残るための何らかの仕組み持っている。植物体を守るためには逆に動物に嫌われる成分を作れる植物が生き残ってきたのでは?・・・ということです。この植物細胞と動物細胞の違いは単細胞生物のときからあるはずです。植物が植物を食べることは有りません。食物連鎖の関係にはないのです。だから、そのような薬理成分は植物同士の関係ではなく、やはり食物連鎖で上位にいる草食性の動物に対して有効なものであるはずです。『植物体自体には無害であるが、動物細胞には害のある成分』=『薬効成分として働く成分』ではないかというのが1つです。 ● グラム耐性菌(だったかな?)は強いカプセルを持つことが知られています。これは細胞壁をもつということであり、植物細胞に近いということでは?とすると『動物細胞には有効でも植物には無害であるような薬理成分』が『植物に近い菌類に有効でない』のは当たり前のことではないのかな・・・。 だからそのような菌類に有効な『抗生物質』は、その植物細胞の分解者である腐生菌類から見つかったのではないだろうか?抗生物質は『細胞膜の生合成を阻害する働き』でその薬理作用を持つことをどこかで見たと思います。 動物細胞に有効な薬理成分は植物細胞に近い細菌類には有効ではなく、その最大の防御壁である細胞壁の形成を阻害する『腐生菌類の有効成分』が抗生物質であるといった点が2番目の理由です。 ●『植物の作る薬理成分は動物細胞をターゲットとしている』⇔『植物の薬理成分は植物に近い細菌類には有効でない』⇔『植物の分解者である腐生菌類にそのような細菌類に対して有効な薬理成分を作るものがある』とするとすっきりするのですが・・・・ ●むしろ長年の疑問です。自分も教えてもらえるとうれしいな。
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- elpkc
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元は植物由来であっても、動物というか 組み換えした微生物に作らせると効率に作れるので、 必ずしも、動物由来が作りにくいかは疑問です。
でも「ワクチン」なんかは動物由来なんですよね。 そのため重篤な「アナフィラキシーショック」が避けられません。
- 4500rpm
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動物由来だと、血液・組織などに含まれる人に感染するおそれのあるウイルスやプリオンなどの混入が、問題となるからではないでしょうか。 「生物由来原料基準」(厚生労働省告示第210号) http://wwwhourei.mhlw.go.jp/cgi-bin/t_docframe.cgi?MODE=hourei&DMODE=CONTENTS&SMODE=NORMAL&KEYWORD=&EFSNO=588 その他では、効率が悪いこと(飼育期間、薬用部位の大きさ)、動物愛護もあると思います。
- happy2bhardcore
- ベストアンサー率33% (578/1721)
動物の場合、生体機能を持っているので、個体間の差が激しく、同一成分の物質を安定して生成することが難しいと言うことではないでしょうか?