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ドストエフスキーの名言
人間は馴れる動物である、という文句が好きなのですが、作品名とどの場面で書かれた文章なのかがわかりません。できればロシア語でも知りたいのですが、どなたか、この言葉を詳しく知っている方いますか。
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たぶん「死の家の記録」(Записки из мертвого дома)の言葉ではないかなあと思います。第一章「死の家」に次のようなくだりがあります。 Человек есть существо ко всему привыкающее, и, я думаю, это самое лучшее его определение.「人間というものは馴れる存在である。そして私はこれが人間を最も適切に定義していると思う」 28歳のとき、ドストエフスキーはペトラシェフスキイ会の検挙の際に、会員ともども逮捕され、ペテルブルグの監獄に拘留されてしまいます。そして死刑宣告を受け、刑場に立って今まさに撃ち殺されようとしているときに、皇帝の使者が来て「恩赦」となりシベリア流刑になるのですが、「死の家の記録」はその時の体験をもとに書いたといわれています。 一応、原文が見られるサイトを紹介しておきます(ロシア語)。若干重いですが、前文が見られます。
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「死の家の記録」 工藤精一郎訳・新潮文庫 この最初のほう(新潮文庫ではP15後半部分)に、 「……それにしても人間は生きられるものだ! 人間はどんなことにでも慣れられる存在だ。 わたしはこれが人間のもっとも適切な定義だと思う。」 というくだりがあります。これがもとになっているのではないでしょうか。 訳者によっては、”存在”をたとえば”生きもの”とか”動物”にしたということが考えらると思うのですが…。 この作品は、自身の獄中での体験にもとづく「小説」という形をとってはいますが、 ほとんど完全に「ノンフィクション体験記」のような作品です。 上記のくだりは、劣悪な環境の監獄で生きる囚人たち、 あるいは彼らと同じくそこで生きる自分自身に向けて、発した言葉です。 ロシア語はわかりません、原作を探してこのくだりを探すしかないかなぁ… あるいは外国語カテに行けば、ロシア語に堪能な方からご回答もらえるかもしれない、と思います。 ご参考までに。
お礼
ありがとうございました。当該書をすぐ購入し読んでみたいと思います。長年の謎がとけました。
お礼
ありがとうございました。ロシア語はわからないので、来年、第二外国語で選択したいと思います。早速、当該書を購入し読みます。本当にありがとうございました。