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集合
実数全体の集合をRで表し、これを全体集合とする。このときの部分集合A={x|x^2-x-2>0} の補集合をbar Aで表す。また、実数kに対して、部分集合BをB={x|x^2-2kx-k+6>0}で表すとき、(barA) ⊂ B になるkの範囲を求めよ。 解き方 まずAについて、(x+1)(x-2)>0より、x<-1、2<xとなる。 これより、bar A={x|-1≦x≦2} (bar A) ⊂ Bとなる条件は、-1≦x≦2の範囲のxに対してx^2-2kx-k+6>0が成り立つ事である。 f(x)= x^2-2kx-k+6= (x-2)^2-k^2-k+6 とおき、k<-1, -1≦k≦2, 2<kのときについて、軸x=kの位置で場合分けをして考える。 答え k<-1のとき f(-1)=k+7>0 k<-1より、-7<k<-1 -1≦k≦2のときf(k)=-k^2-k+6>0, (k-2)(k+3)<0, -1≦k≦2より、-1≦k≦2 2<kのときf(2)=-5k+10>0, k>2より解なし。 よって求めるkの範囲は-7<k<2 私は、f(x)=x^2-2kx-k+6 > 0を[x-{k+√(k^2+k-6)}]*[x-{k-√(k^2+k-6)}>0 として、-1≦x≦2の部分がx≦k-√(k^2+k-6)の範囲内に収まる場合の2≦k-√(k^2+k-6)と、-1≦x≦2の部分がk+√(k^2+k-6)≦x の範囲内に収まる場合のk+√(k^2+k-6)≦-1、この2つの場合を考えて解こうとしていたのですが、この解き方でも答えを求める事ができるのでしょうか??
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- stomachman
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> -1≦x≦2の部分がx≦k-√(k^2+k-6)の範囲内に収まる場合の2≦k-√(k^2+k-6)と、-1≦x≦2の > 部分がk+√(k^2+k-6)≦x の範囲内に収まる場合のk+√(k^2+k-6)≦-1、この2つの場合を考 > えて解こうとしていた まず、不等号がおかしくない? 「-1≦x≦2」以外の所に出て来る「≦ 」は「<」でしょ。 次に、 k+√(k^2+k-6) や k-√(k^2+k-6) がもし実数でなかったら、そもそも大小比較ができません。すなわち、 (1) これらが実数になる場合に限って、式 2<k-√(k^2+k-6) と 式 k+√(k^2+k-6)<-1 が意味を持ちます。 ところで、 (2) これらが実数でない場合には、f(x)はどんなxについても正、つまりB=Rだということだから、(barA) ⊂ Bです。 だから、「((k^2+k-6 ≧ 0かつ(2<k-√(k^2+k-6) または k+√(k^2+k-6)<-1)を満たすk)、または(k^2+k-6 < 0を満たすk)」が求められている。 以上をまとめて式で書けば、求められているのは集合 { k | k^2+k-6 ≧ 0 ⇒ (2<k-√(k^2+k-6) ∨ k+√(k^2+k-6)<-1)} です。(⇒は「ならば」、∨は「または」です。) 場合分けして考えるんなら、 (i) k^2+k-6 < 0 のとき (ii) k^2+k-6 ≧ 0 かつ 2<k-√(k^2+k-6) のとき (iii) k^2+k-6 ≧ 0 かつ k+√(k^2+k-6)<-1のとき と分けるかな。
補足
とても丁寧に説明していただきありがとうございます。 おっしゃるとおり、2≦k-√(k^2+k-6), k+√(k^2+k-6)≦-1ではなく正しくは2<k-√(k^2+k-6), k+√(k^2+k-6)<-1ですね。 これらの2つの不等式2<k-√(k^2+k-6)•••(1), k+√(k^2+k-6)<-1の解き方について質問ですが、(1)の場合√(k^2+k-6)<k-2とし、不等号の向きが変わる事を考慮してk-2>0とk-2<0 の場合に分けて両辺を2乗して解けばいいのでしょうか??