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「I」が多すぎる文章
サマセット・モームのThe Summing Upを読んでいるのですが 文中にやたら「I」が出て来ます。イギリスの普通の人の文章も こんなにIをたくさん入れるもんなんでしょうか? それともモームが特異なのでしょうか? http://quod.lib.umich.edu/cache/a/c/s/acs3885.0001.001/00000020.tif100.gif
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日本語では主語を言わなくてもいいことが多いのですが、英語は必ず主語が必要です。そのため、平易な口調で自分語り(考えや出来事等々)をすると、どうしてもI(アイ)が多くなります。 論文などの硬い書き言葉(Formal Writingなどと呼ばれている)では、一人称(I, we)や二人称(you)を避ける傾向があり、Iの代りにthe author(筆者)と書いたり、受動態を多用します。話し言葉とかけ離れたものになり、読みにくいものになりがちです。 モームの癖ということはあるかと思いますが、読みやすい文章にはおおむねIが多い傾向になると考えて、差し支えないと思います。 P.S. ちなみに、英会話に上達するコツとして教わったんですが、言いたいことが英語ですぐ思い浮かばなくても、とりあえずIと言ってしまうというものがあります。確かに、とりあえずIを言ってみると、続く言葉がなんとかひねり出せることが多いようです。Iは割と便利な言葉かもしれません。
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- Him-hymn
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その程度のIの数が多いとは思えません。お示しのページなども14回か15回ぐらい Iが出てくる程度ですよね。小説とかなら、当たり前ぐらいに思います。自分のことを言っている文脈ではIを主語にすることが多くなるのは当然です。日本語は主語を言わなくてはいけない言語ではありません(私は日本語には主語がないという立場をとりますが)ので。全然違います。 そればかりか、my, meだのもやたらと多いですね。さらに、3人称単数の男性についての場面になればhe, his, him, himselfなどどんどん出てくることになります。そういうものです。 今、もっとやさしい英語の本を見ていますが、1ページに20回以上Iがあるページも発見。1ページの語数もモームのより少ない本でです。 以上、ご参考になればと思います。
お礼
主語を必要とする英語の文法構造からして、 自伝や回想になるとIが多くなってしまうのですね。 しかし、Iが多い文章は、日本人には自己主張が強いように見えて 辟易します。
- princelilac
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一人称小説と言います。イギリス文学では他に、チャールズ・ディケンズの「大いなる遺産」が一人称小説です。設定として、作者も登場人物の一人で、自分が体験した出来事を自分で語るという形式で書かれています。 日本では「我輩は猫である」などがその形式で書かれていますし、自分の実体験を基に書いた私小説は日本独特のもののようです。日本ではおなじみの形式ですが、元々の発祥は欧米の文学作品でしょう。
お礼
Summing Upはモームの自伝なので どうしてもIが多くなってしまうのかも しれませんね。 回答ありがとうございました
お礼
普段、わたしが接する英語はニュース記事がメインなので 小説やエッセイなどに比べて、Iが少なかったのかもしれません。 回答ありがとうございました。