• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:熱力学(ルジャンドル変換)について)

熱力学(ルジャンドル変換)の導き方について

このQ&Aのポイント
  • エントロピーを(1/T,V,n)、(1/T,V,n)にルジャンドル変換すると(∂E/∂β)βμ,V=-(∂E/∂n)β,V(∂n/∂βμ)β,V+(∂E/∂β)n,Vβ=1/Tという式が導けるはずなのですが、導き方がわかりません。
  • エントロピーを上記の通りにルジャンドル変換するとdS=-Ed(β)+pβdV-βμdn dS=-Ed(β)+pβdV+nd(βμ)になるのですが私にはだからどうした?という感じでこれからどうしたらいいのか全く分かりません。
  • ちなみにマクスウェルの関係式を使って導こうとしたのですがうまくいきませんでした。導き方の方向性だけでも、何か思いついた方がいらっしゃいましたらアドバイスお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.2

siegmund です. > 式の一行目から二行目からの変換の意味を理解できません。 ヤコビアンの定義は (A1)  ∂(x,y)/∂(u,v) = (∂x/∂u)_v (∂y/∂v)_u - (∂x/∂v)_u (∂y/∂u)_v です. 今は,x = E, y= ξ, u = β,v = ξ になっています. そうすると,(A1)の右辺第2項はゼロです. なぜなら,(∂x/∂u)_v が (∂ξ/∂β)_ξ になっていますが, ξ固定なので (∂ξ/∂β)_ξ = 0 だからです. 一方,第1項の方は,(∂y/∂v)_u が (∂ξ/∂ξ)_βになっていますが, これは当然1です. したがって, (A2)  ∂(E,ξ)/∂(β,ξ) = (∂E/∂β)_ξ というわけです. 同じξをいわばダミーとして入れているところがミソです. (1)の2行目から3行目はヤコビアンの性質です. ∂(β,n) は単独の量ではないのですが, 分母分子に∂(β,n) を掛けていいように見えるところが記号の魔術です. 前の回答で > (∂E/∂β)_ξ はξ一定の定積比熱,(∂E/∂β)_n は粒子数一定の定積比熱, > という意味をもっています. と書きましたが, T でなくてβで微分していますから,比熱に -T^2 を掛けた量ですね. ちょっと手が滑りました.

yfsft061
質問者

お礼

分かりやすい説明大変ありがとうございました。 これからも勉学に励みます

その他の回答 (1)

  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.1

この種の変換はヤコビアンを使うのが最も見通しが良いと思います. V はずっと一定なので,簡単のため省きます. また,βμ=ξと書くことにします. 添字は _ξ などで表します.つまり,(∂E/∂β)_ξ はξ固定の偏微分. (1)  (∂E/∂β)_ξ     = ∂(E,ξ)/∂(β,ξ)     = {∂(E,ξ)/∂(β,n)} / {∂(β,ξ)/∂(β,n)} 分母のヤコビアンは (2)  (∂ξ/∂n)_β で,分子の方は (3)  (∂E/∂β)_n (∂ξ/∂n)_β - (∂E/∂n)_β (∂ξ/∂β)_n です. したがって, (4)  (1) = (∂E/∂β)_n - (∂E/∂n)_β (∂ξ/∂β)_n (∂n/∂ξ)_β で,これは示したい式に他なりません. (∂E/∂β)_ξ はξ一定の定積比熱,(∂E/∂β)_n は粒子数一定の定積比熱, という意味をもっています. なお,yfsft061 さんはルジャンドル変換を ちょっと誤解されているのではないかと思います. L の自然な独立変数が x,y であって (5)  dL = X dx + Y dy という形の全微分表式(Pfaffian)であるとき(X,Y は x,y の関数), 独立変数と L との同時変換 (6)  L → M = L -Xx をルジャンドル変換と言います. すぐにわかるように (7)  dM = -x dX + Y dy です(独立変数が x から X になった). yfsft061 さんは (8)  dS = βdE + pβdV - βμdn にルジャンドル変換を施したのだと思いますが, 変換した後はもはや S ではなく,(6)の M に相当するものになります. 今は (9)  S → S - βE としたことになっています. ヘルムホルツ自由エネルギーが F = E - TS = E - (S/β) ですから (9)は -βF です(マシュー関数という名前がついています). したがって,yfsft061 さんのルジャンドル変換の第1式は (10)  d(-βF) = - E dβ + pβdV - βμdn と書かないといけません. 同様に,第2のルジャンドル変換は (11)  -βF → -βF + βμn = -β(F-G) = βpV ですから (12)  d(βpV) = -E dβ + pβ dV + n d(βμ) が正しい表式です.

yfsft061
質問者

お礼

丁寧な説明大変ありがとうございました。 しかしながら私は数学にあまり詳しくないので 式の一行目から二行目からの変換の意味を理解できません。 偏微分とはヤコビ行列で表せるのでしょうか?

関連するQ&A