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どういう意味?
「賢しき仁立ち」 さかしきじんだち?と読むのでしょうか? また、どういう意味か分かりません。教えて下さい。
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ひとたち、面白いですね。 ひと、というのは日本語です。これに人という中国語(漢字)を当てて、人をヒトと読むようになっています。仁にもヒトという意味があるので、これにもヒトという日本語を当てたのでしょう。 これは例えば、みるという日本語に、見る、観る、診るなど、複数の異なる漢字を当てているのと同じです。 たち、太知、万葉仮名で草書体になったものから平仮名ができたのだったかな。片仮名は平安期にはその字形がほぼ決まっていたのに対し、平仮名のほうは明治に小学校の教科書をつくるまでは、アという字にどの平仮名を使うというのは決まっていなかったのです。今では使われない平仮名を変体仮名として区別していますが、それ以前はどの字を平仮名として使用するかは書き手の自由でした。 これを知らずに、昔の人は酷い当て字を使ってたなどという人も居るのですが・・ こういったのが、本来の日本語教育の初歩なのでしょうが、まったく教えられていないのですよね。 愛と書いてloveと読めば、全く日本語は無いようでいて、立派に日本語なのです。
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前後の文章が判りませんが原本には「・・・賢しきに たち・・・」と書かれていたのではないのでしょうか 変体仮名の「に」は仁を崩して草書書きにしたものが使われるすので、仁と読み違えたのではないのでしょうか。 古文書の解読では良くあることです。 当て字等をお知りになりたければ 当て字の辞典 東京堂出版 という小型の辞書があります。 変体仮名や草書の読みをお知りになりたければ くずし字解読辞典 児玉幸多編 東京堂出版 というのがあります
お礼
御礼が遅くなりすみません。 辞書も色々とあるのですね。何で調べたらいいのかもわからなかったので、参考になりました。 ありがとうございました。
- 178-tall
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>仁は人の意味もあるみたいなのですが、こんなにも違う誤字ってあるんですかね? 「誤字」ではなく、当て字。 ご‐じん 【御仁】 人を敬っていう語。おかた。現在では、ひやかしの気持ちを含んで用いることもある。「尊敬すべき―」「これは珍しい―が現れたな」 地名にも「大仁 (おおひと) 」などあり。
お礼
御礼が遅くなりすみません。 確かに、文の中では冷やかしと言うかあてつけのような使い方をされています。前文がしでかしたことを怒っているのに「賢しき仁立ち」はおかしいなと思っていました。 ありがとうございます。皆さんのおかげで、徐々に意味がつながってきました。
- utakataXEX
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私が知らないだけかもしれませんが「仁立ち」は「人たち」の書き間違いではないでしょうか? であれば、万葉集の 「古の七の『賢しき人たち』も欲りせしものは酒にしあるらし」 を指していると思われます。 意味は「昔の七賢人も(やっぱり)酒が欲しかったらしいよ」。
補足
ありがとうございます。古文書に書かれているものを記した文書を読んでいるのですが、こういうのは当て字と考えたらいいのでしょうか? また、どうやって調べたらいいのでしょうか? 分かれば教えて下さい。
- 178-tall
- ベストアンサー率43% (762/1732)
「さかしきひとたち」らしいです。 参照 URL の >-たち 【達】接尾語 なのでは?
お礼
ありがとうございました。仁は人の意味もあるみたいなのですが、こんなにも違う誤字ってあるんですかね?
お礼
御礼が遅くなりすみません。 書き手の自由という事は色んな当て字があるという事ですね。ますます解読しづらいです。歴史も苦手で背後関係もわからないため、少しずつ勉強していくしかないですね。 おっしゃる通り、文字の歴史も古文(学校)などで教えてもらえるといいのかも知れません。理解できると興味も広がりますね。なるほどです。ありがとうございました。