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お城と家
城と家の違いを教えて下さい。 豪華で戦える家が城ですか?
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家は家ですな。これは説明不要でしょ? 城は、戦争のための体育館ですな。体育館は、スポーツをするための場所でしょ?お城は、戦争をするための場所。 だから元々はお城では暮らしていませんでした。今でも体育館で暮らす人はいないでしょ。 だけど時代が進むにつれて、お城の敷地内に住む家を建てるケースが出てきました。江戸城なんてのがそれで、いわゆる天守閣には誰も住んでなくて、その敷地内にあった御殿で将軍などが暮らしていました。 外国(ヨーロッパ)の場合は、12世紀くらいだったかな、確かそのへんくらいからボチボチ貴族や王様が城の中で暮らすようになって(どうもヨーロッパの場合は何かと物騒なので城の中で暮らさないと安心して眠れないって事情もあったようです)、時代が下るにつれて暗くて寒くてジメジメするお城を何かと快適にする工夫が進んだようです。 そして大砲が発展してくるとお城は戦争のための場所という意義が薄れてきて、王様や貴族の生活重視で城の形をした宮殿てのが作られることもありましたな。世界で一番有名なのがあのノイシュバンシュタイン城でしょう。ご存知ネズミーランドのお城のモデルになったお城です。あっちが元ネタなのでくれぐれも「わーシンデレラ城そっくりー」といわないように。
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- ithi
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zensyu さん、こんばんわ。 城というのは外敵から住居であると同時に自分たち家族を守るための防衛的観点の要素が入っています。家というか館・屋敷は城というよりは防衛的要素が少なく、住居としての要素が多くなります。 詳細は下記のURLを参照してください。 城塞 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8E%E5%A1%9E 城館 http://kotobank.jp/word/%E5%9F%8E%E9%A4%A8
お礼
なるほど ありがとうございます
>城と家の違いを教えて下さい。 日本の場合でしょうか、ヨーロッパや中国も含みますか? いずれにしても、言葉の問題として考えるか、構造や使用目的で考えるのかで違ってきます。 >豪華で戦える家が城ですか? 単純に割り切って、そうですとは言えません。 戦闘目的だけで作られたものは砦とよばれます。 万里の長城のように、砦のばかでかいものを城と呼ぶこともあります。 砦の場合には、日常生活に必要な施設は無いか、あるいは必要最小限のものしかありません。 ヨーロッパや中国では、市街地を巨大な塀でグルリと取り囲みました。 町全体が城です。 日本では、市街地は城外にありました。 敵軍が市街地に侵入するのを防ぐために、川や池、湖、海を利用しました。 平安京や平城京は中国の首都を模倣して作られましたが、決定的に違っていたのは、市街地を取り囲む城壁が作られなかったことです。 市街地との境界に門だけは作られました。 韓国の南大門にも、使われていた時代には左右に長大な城壁がありました。 ソウル市内にはこの城壁の跡が残っています。 この市街地の中央部分に王様が居住する構築物が作られました。 これの内部は豪華でした。 モスクワのクレムリンや北京の故宮が有名です この他に宮殿がつくられました。 ヴェルサイユ宮殿などが有名です。 宮殿には戦闘用の施設はありませんでした。 現在日本でお城を見に行くと、石垣の上にのった建物だけです。 使われていた時代には、現在平坦な空き地となっているところに沢山の建物が建っていました。 平坦な場所に建てられた建物で殿様が暮らしていました。 その他の建物は、役所の事務室として使われていました。 石垣の上の建物には、戦闘用の施設が施されていましたが、日常生活用の施設はありません。 平地の建物には、戦闘用の施設はありません。 殿様が暮らしていた建物は豪華でした。 これ等の建物群全体を城と呼んでいました。 現在は、石垣の上に乗った建物を遠くから眺めて城と言っています。 「くに」という漢字は、現在は国と書きますが、元々は國でした。 地域の域を四角く囲んだ字です。 古代の中国では「くに」は城壁の中の地域を意味していました。 城壁の外は、周辺の農耕地ぐらいに考えていました。 戦争になると、城外で暮らす人はスタコラ逃げれば命に別状はありませんでした。 城壁の内側で暮らす人は、文字通り國と運命をともにしました。命の保障はありません。 ヨーロッパは言語の違う民族同士の戦争が多かったことから、負ければ住民も殲滅されたり拉致されました。 城は住民を保護する重要な役割を荷っていました。 日本とは戦争のやり方が違うために、城の構造やレイアウトがまったく違ってしまいました。 どこまでを城と呼ぶのかで、ご質問への回答が変わってきます。 但し、ユーロッパの宮殿とは違いますのでご注意願います。
お礼
なるほど詳しい回答ありがとうございます またよろしくお願いします
- afv2021
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家は、人が住むための住居の事で、これは住んでいる人々の地域や環境で様々な形態がありますね。 モンゴルなどの遊牧民は、移動可能なテントのような組み立て式の住居で、放牧環境や季節ごとに移動しながら生活する為に適した家を持っていますし、日本では木造が主流ですが、欧米では石造の家が主流ですね。 一方、お城とは、塀や石垣、壁などで一定の範囲を囲み、外敵からの防衛を考慮した建造物です。いって見れば戦争における防御施設となるものの総称である場合も多いです。 日本で城は、城主であるお殿様の住まいを兼ねている場合が多いですが、海外では街を丸ごと城壁で囲った城塞都市と呼ばれる城もあります。 日本で現存するお城の多くは平地にある城ですが、本来は戦に際して防衛を目的に、小山や峠付近などに設けられた砦を山城と称していました。 海外でも通行の要衝となる地点に砦や要塞を築く事も多く、それが転じて城となる場合もあります。 また、海外で宮殿があるのは、城としての防衛機能は町全体を囲む形での城壁があるため、宮殿での防衛を主眼としていないからでしょう。もちろん、宮殿でも防衛機構や機能を有している事も多いです。 日本でも海外でも、戦争の続く戦乱・戦国期に建造された城や要塞、砦は、重要な拠点を防衛する事を目的に造られます。 そのため、平地ではなく街道沿いの小高い丘の上や峠などの通行の要衝に設置されます。 一方、戦争の少ない安定した時代に建造される城は、平地などに防衛機能を有しつつもその城の権力者の威勢を顕示する目的で造られる事が多いようです。 多くの民や諸外国に、その権勢を見せるための要素が高く、華美な装飾や優美な作りにより、実際の戦争での防衛機能が損なわれている場合もあるようです。 つまり戦乱期に作られるお城は質素で堅固な防衛主眼の強固なものである場合が多く、平時に作られるお城は華美で豪華なものであるといえるでしょう。 また、お城というと一個の建物のように思っている方もいるかもしれませんが、実際には城は複数の構造物の集合体であり、何階建てもある高い天守閣で生活しているわけではありません。 城壁の中には城主の住居となる奥屋敷があったり、城詰めの兵士のための住居となる兵舎があったりと、様々な建物や構造になっている場合が多いと思われます。 また、戦乱期の山城などは、生活には不便な場所にあることが多いですから、城主(お殿様も)も普段は街の中に屋敷をもっていて、そちらで生活している場合も多かったようです。
お礼
なるほど非常にわかりやすかったです またお願いします
お礼
なるほど 最高の回答です ありがとうございます