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「承る」でできたよく使う日本語の文

 日本語を勉強中の中国人です。「承る」(うけたまわる)という日本語は長くてなかなか覚えられません。この単語でなされた文の中では、よく使う文(できれば、話し言葉と書き言葉両方)を教えていただけないでしょうか。文で覚えたほうが楽かと思います。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.2

「承る」は、上位者から命令などを「受け」「いただく」という意味で元来は「受け賜る」です。 辞書から引用すると、下記の4つの意味を表わします。 http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E6%89%BF%E3%82%8B&stype=1&dtype=0 1 「受ける」の謙譲語。謹んで受ける。お受けする。「大役を―・る」 社長:「Aさん、今度の展示会の責任者、君にやってもらうからね」 A さん:「はい、たしかに承りました」→「責任者というご指名を謹んでお受けします」という意味。 2 「聞く」の謙譲語。謹んで聞く。拝聴する。「ありがたいお話を―・りました」 (ア)取引先や目上の人などが外国旅行の土産話や、興味深い話題などを話してくれた時。    A さん:「とても興味深く承りました」「大変貴重なお話を承りました」。 (イ)顧客から提案などの電話があった時、応対の最後に。    A さん:「ご意見は承りました。後日、社内で検討させていただきます」。 →「あなたのお話を謹んでお聞きしました」という意味。 3 「伝え聞く」の謙譲語。「―・るところによりますと」 目上の人に対して、 Aさん:「承るところによりますと、日本の北海道で列車事故が相次いでいるそうです。幸い死者は出ていないようですが・・・」 Aさん:「向かいの空地にマンションが立つらしい、というお話は承っております」 →情報として伝え聞いた話ですが・・・、というニュアンス。 4 引き受ける意の謙譲語。謹んでお引き受けする。「御用命―・る」 顧客:「○○を10個、注文します」 Aさん:「ありがとうございます。たしかに承りました」→「あなたの注文を謹んでお引き受けしました」という意味。 ビジネスで主に使うのは、1・2・4だと思います。 1と4は、『あなたの(注文という意味も含めて)要求を謹んでお受けしました』という意味。 2は、『あなたのお話を謹んでお聞きました』という意味。 この二つが基本とお考えになって良いと思います。 「理解しました」というニュアンスを出したい場合には、『承知しました』『承知いたしました』を使います。 上記1・4で言い換えが可能です。 ただし、「たしかに承知(いた)しました」のような使い方はしません。 あくまで「承知(いた)しました」のように単独文(慣用句)として使います。 すっきりした表現ですが、2のように「理解しました」というニュアンスが存在しないシチュエーションで使うことはできません。 また、1・4の場合に限ってですが、『かしこまりました(畏まりました)』という表現もよく使われます。 「相手を怖れるほど敬いつつ受ける」というニュアンスになるので、最上級の敬語になります。 これも単独文として使います。(「はい、承知しました」「はい、かしこまりました」のような表現は可です) ただし、先述しましたように、「かしこまりました」は上記1・4『あなたの(注文という意味も含めて)要求を謹んでお受けしました』という意味だけで使います。 1の社長:「Aさん、今度の展示会の責任者、君にやってもらうからね」 4の顧客:「○○を10個、注文します」 などに対しては「かしこまりました」と答えるのが最上級の敬語表現になりますが、2・3のように、【相手からの要求や注文の要素】が含まれていない場合には使えません。 多様なシチュエーションがあり、文脈によっても微妙に異なりますので一概には言えませんが、基本的には、 1.顧客など、最上級の敬意を払うべき相手からの(注文も含めた)要求を受ける場合には『かしこまりました』。 2.全ての場合で、「理解しました」という意図を伝えたいときには『承知(いた)しました』。 3.「謹んで聞く。拝聴する」「伝え聞く」という意味に特化する場合は『承る』。 のようにお考えになるとよろしいかと思います。   

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。大変わかりやすいです。繰り返して読んで覚えます。いい勉強になりました。

その他の回答 (2)

  • Nebusoku3
  • ベストアンサー率38% (1464/3823)
回答No.3

>「承る」(うけたまわる)の話し言葉と書き言葉両方について。。。。。 普通に話すのであれば  ●確かに 承りました。  この件、確かに 承りました。 の様に使います。  → 確かに お聞きしました。(これが本来の意味。「承る」が、いいにくければ、これを使うと良いかも。。。)  → 確かに 拝聴致しました。 (意味は同じだがかなり堅い表現。あまり使わない。)  → 確かに お受けしました。(注意: 申し入れを、引き受けました の意味が入っているので同じようには使えない) >「承る」(うけたまわる)という日本語は長くてなかなか覚えられません。 この言葉は日本人でも簡単には使いこなせません。 でも電話のところに メモ を置いてその都度使うようにするといつの間にか楽に言える様になります。 会社に入った新人社員でも同じ様にしている所があります。 やってみては如何でしょうか? >この単語でなされた文の中では、よく使う文(できれば、話し言葉と書き言葉両方)を教えていただけないでしょうか。 ご質問の文章にはわかりにくい場所があります。 下に案を書いてみます。 ●この単語 を使用した、文章の中で、よく使う文(できれば、話し言葉と書き言葉両方)を教えていただけないでしょうか。 ご質問の意味はこの様な内容でしょうか?

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご丁寧に教えていただきありがとうございます。貴重なアドバイスも承りました。質問文までもご意見をくださり、感謝いたします。いろいろとても参考になりました。がんばります。

  • yoichi001
  • ベストアンサー率32% (328/1007)
回答No.1

「承る」は、「受ける」という言葉の「謙譲語」になります。 「謙譲語」があまり、日常会話では使われないので、「承る」もあまり日常会話には登場しません。 言葉の意味としては「受ける」と同じだと考えたら良いと思います。 「承る」は最近では主に、ビジネス用語みたいになってるかもしれませんね、 書き言葉の例文としては 「お客様からのご注文を承る」 話し言葉の時は 「お客様のご注文を承りました。」 というように、送り仮名の「る」が「り」になる場合が多いかな? 「謙譲語」というものを既に勉強済みなら、「受ける」の謙譲語であるという事さえ分かっていれば、使い方に困る事は無いと思います。 「謙譲語」の意味が分からない場合は、「受ける」という言葉を、相手への対応に合わせて変化させたものと考えてはどうでしょう。 日本は「お客様は神様です」って言葉があるように、取引においての力関係では「客」の方が「上」の立場になる場合が多いです。その為、ビジネス用語として 「客からの注文を受ける」 という言い方は、好まれません。お客様に対して失礼にあたると考える場合が多く、そこで登場するのが 「お客様からのご注文を承る」 という「承る」を使った文になります。 もちろんビジネス以外でも、相手の立場が上の時は使えるんですが、最近では殆ど、「ご注文を承る」というビジネス用語としてしか使われてない気がします。 >この単語でなされた文の中では、 この単語が使われている文で、 の方が自然な文章だと思います。

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。覚えておきます。大変参考になりました。

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