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ビジネス日本語で使う「われわれ」と「私ども」
日本語を勉強中の中国人です。ビジネス日本語で使う「われわれ」と「私ども」について教えてください。両方「私たち」という意味でしょか。両方の違いは何でしょうか。 「私ども」は普通何と読むでしょうか。「わたくし」という意味を表すのも可能でしょうか。 「われわれ」は威張っていて、偉そうに聞こえるのでしょうか。どんなシチュエーションで使うのが適切なのでしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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一部、皆さん方と重複しますが回答してみます。 1.「われわれ」 a. 「私たち」の改まった言い方です。 「私たち」よりも、強い自己主張をする場合の表現です。 「私たちは正義の味方です」と言うよりも、 「われわれは正義の味方です」と言うほうが強そうに聞こえます。 ですが、家族内で、 「われわれは先ほど朝ごはんを済ませました」 とは、あまり言いません。 堅苦しすぎるので、 「私たちは先ほど朝ごはんを済ませました」 のように言うのが普通です。 b. このように、【強くて固い自己主張の表現】と言えるので、ビジネスの場面で使うと、結果的に尊大な印象を与える場合があります。 対外的に『強く会社の立場を主張する必要のある場合』には適しているかもしれません。 たとえば、相手に強く抗議する場合など。 2.「私ども」 a. 「私たち」の謙譲表現で、通常のビジネス場面に適しています。 「わたくしども」と読みます。 b. 「部門の責任者として、その件に関して会社から全権を任されている立場」であれば、「私ども=わたくし」という意味で使うことができます。 「わたくしの考え」であっても、「私どもの考えでは~」のように表現するほうが、「会社の考えでは~」という意味になるので、相手には理解しやすい表現と言えます。 このように、個人、複数を問わず、「会社に所属している社員という立場の人間」というニュアンスになります。 ◇ >両方「私たち」という意味でしょか。両方の違いは何でしょうか。 →。【どちらも】「私たち」という意味でしょか。【両者】の違いは何でしょうか。 : a. 間違いではありませんが、最初の「両方」は【両方とも】とするとリズム感が出て自然な文になります。 「とも」は、 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%A8%E3%82%82&dtype=0&dname=0na&stype=1&index=16284413448200&pagenum=1 の、3-(3) 複数を表す名詞に付いて、それが全部同じ状態であることを表す。「二人―学生だった」「男女―若かった」→共に です。 【どちらも】とすると、さらに自然になります。 b. 「両方」は「どちらも」「ふたつとも」という意味です。 2番目の「両方」は「両者」とする必要があります。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E4%B8%A1%E8%80%85&stype=1&dtype=0 「両者」も「両方」という意味ですが、「両方のそれぞれ」というニュアンスがあります。
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- hakobulu
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#6です。 >「正義の味方」はどういう意味でしょうか。全文の意味は「私たちは正義を代表している」という意味でしょうか。 : たとえば、スーパーマンとか仮面ライダーとか、正しい行ないをしている弱い人を助けて、悪人を懲らしめるような人間やヒーローのことです。 実際の人間に対して使う場合には、多少誇張された表現になるでしょう。 >「私ども」は「私たち」(We)の謙譲表現とおっしゃったでしょう。なぜまた「=わたくし」(I)とおっしゃったのでしょうか。次の辞書によりますと、(2)は一人称のへりくだった意味を表しているでしょうか。Weなのか、Iなのか、だんだんわからなくなりました。 「わたくしどもの責任です」は「わたしの責任です」それとも「わたしたちの責任です」という意味でしょうか。「私ども」という表現は「私たち」の謙譲表現ではなく、一人称のへりくだった「わたくし」という意味を表すことができるのでしょうか。もし可能であれば、「私ども」と「わたくし」の違いは何でしょうか。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 … [2] 一人称の代名詞に付いて、謙譲の意を添える。 わたくし―の責任です てまえ―の店では扱っておりません : a. 一人称には単数と複数がありますから、「私ども」は基本的には一人称複数(=私たち)、時には一人称単数(=会社から全権を委ねられている立場としての私)として使うこともできます。 「わたくし」は「(会社との関連がない立場としての)わたくし個人」という意味に限定されます。 b. 「わたくしどもの責任です」は、一般的には、 「わたしたち【社員複数】の責任です」という意味になります。 場合によっては、 「【会社から全権を任されている立場としての】わたしの責任です」という意味にもなります。 (EX 1) たとえば、ある会社の社員 B さんが作った契約書にミスが見つかったとしましょう。 それは B さん個人が作った契約書ですから、 「わたくしの責任です」と言うでしょう。 これは、 「わたくしが書き間違いました」 というようなニュアンスになります。 しかし、会社側の契約責任者という立場で 「わたくしどもの責任です」 ということもできます。 「【会社側という立場のわたくし】が顧客であるあなたに迷惑を掛けてしまいました」 というニュアンスになります。 (EX 2) お客さんのところに訪問した際、誤って花瓶を割ってしまったとしましょう。 この場合は、【会社側という立場のわたくし】というシチュエーションは適用できませんから、「わたくしどもの責任」と言うことはできません。 あくまで「わたくしの責任」です。 (EX 3) A さんがヒット商品を一人で開発したとします。 この場合でも、A さんは、 「これは私どもが開発した商品です」 と言います。 このように、「わたくしども」は、【会社側の人間】というニュアンスになり、通常は「私たち」という複数ですが、「わたくし」という単数を表現することもできます。 #7さんが上手にご説明になっているように、一人で商売をしている人が、「私どもでは、その商品は取り扱っておりません」などと言っても間違いにはなりません。 しかし、基本的には一人称複数、「私たち」の謙譲表現と覚えておかれると間違いはないでしょう。 不明点は、さらに補足なさってみてください。
お礼
再びありがとうございます。わかるようになりました。とても参考になりました。本当にありがとうございました。
- Ishiwara
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ANo.5です。 > 「私ども」という表現は「私たち」の謙譲表現ではなく、一人称のへりくだった > 「わたくし」という意味を表すことができるのでしょうか。 > もし可能であれば、「私ども」と「わたくし」の違いは何でしょうか。 「私ども」は、「私たち」の「格式表現」です。したがって「複数」であることは、発生以来変わっていません。 しかし、もともと謙譲表現であったかどうかは疑問です。(学問的に研究してる人でないと、明確に答えられないと思います。) それはともかく、現代では、ほとんどの人が「謙譲表現として使い、謙譲表現として受け取っている」という事実があります。 むしろ「複数」の意味のほうが薄れていると思います。その例として「たった1人で作業し、経営している個人商店」でも「私ども」を使っており、これをヘンだと感じる人はいないようです。ただし、この場合は「商店」という、ある程度の規模がバックに感じられるからヘンではないのです。1人で商品を携えて行商をして歩いている人が、訪問先で「私ども」と言ったら、言葉に敏感な人は、ヘンだと思うでしょう。しかし、ヘンだと思わない人もいるでしょうから、多くの日本人がそんなに深く考えないで、何となく使っている語ではないかと思います。 私は80年も日本語をしゃべっており、かつては日本語をやかましく論じる職業についていたのですが、今回、たいへん興味深く考えさせられました。
お礼
再びありがとうございます。大変参考になりました。日本語に大変興味を持っております。これからもよろしくお願いいたします。
- Ishiwara
- ベストアンサー率24% (462/1914)
> 「私ども」は普通何と読むでしょうか。 「わたくしども」が標準です。しかし、いくぶん略式で「わたしども」と言うことがあります(失礼というほどではない)。 > 「わたくし」という意味を表すのも可能でしょうか。 可能です。もともと「ども」は複数を示すのですが、個人商店などで「私どもは現金販売をしております」と言っても、まったく差し支えありません。個人商店でも複数の人が働くことが前提であり、むしろ「私は」のほうが奇妙です。 > 「われわれ」は威張っていて、偉そうに聞こえるのでしょうか。どんなシチュエーションで使うのが適切なのでしょうか。 偉そうに聞こえます。「われわれ○○党は、××党政権を打倒しなければなりません」「…この試合にぜひ勝ちたい」「…今期の売上を伸ばしたい」のように、元気を鼓舞する場合が多いようです。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
補足
>可能です。もともと「ども」は複数を示すのですが、個人商店などで「私どもは現金販売をしております」と言っても、まったく差し支えありません。個人商店でも複数の人が働くことが前提であり、むしろ「私は」のほうが奇妙です。 申し訳ありません。ここはやはり理解できません。「私ども」という表現は「私たち」の謙譲表現ではなく、一人称のへりくだった「わたくし」という意味を表すことができるのでしょうか。もし可能であれば、「私ども」と「わたくし」の違いは何でしょうか。
- codex_regius
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「私ども」は「わたくしども」と読みます。 「わたくし」の複数形で、私達、と同じ意味ですが、「私ども」というと謙譲のニュアンスが含まれます。 なので、お客様や取引先など外に向けて使われる言葉となります。 複数形の「私ども」で単数形の「わたくし」を意味するのはできないですね。 「私ども」=we、 「わたくし」=I と考えるとわかりやすいかと思います。 「我々」が偉そうに聞こえるのは、文語的で、固い表現だからでしょう。 文語というのは書き言葉です。 口語というのが話し言葉になります。 使い分けとしては、文章が常体の時には文語でもOK、敬体の時は口語がふさわしい、という判断になるかと思います。 常体とは文章の最後が「だ・である」で終わる文章スタイルです。 敬体とは「です・ます」で終わる文章スタイルということになりますね。 ビジネスの場合、お客様や取引先などに対しては敬体で話します。 敬体にふさわしい言葉は何かと考えると、判断が楽になるだろうと思います。 謙譲のニュアンスを含む「私ども」はふさわしい。 常体で使うことの多い文語的な「我々」はふさわしくない。 そういう判断になりますね。
お礼
ご丁寧に回答していただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
「私」は、ビジネスシーンでは常に「わたくし」と言います。「わたし」と言ったら、ちょっとカジュアルな感じになってしまいます。 「ども」は漢字の「共」のニュアンスで、複数を表しますので、「わたくしども」で「わたくし」を表すことはできません。「わたくしども」は複数で、「自分たち」という意味と、自分が所属している企業や団体を意味しますが、「わたくし」は自分のことでしかありません。 「われわれ」という言葉は、ビジネスシーンでは聞きませんねぇ。あるとしたら内輪での集まりなどで、上の立場の人が自分たち全体を表す時くらいでしょうか。 他の方もおっしゃってるように、労使交渉などのイメージが強いです。
お礼
ご親切に回答していただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- aokii
- ベストアンサー率23% (5210/22062)
われわれ:通常の言い方(ただし「われわれ」は威張っていて、偉そうに聞こえる) 私ども:私たちを、へりくだって相手に言う言い方で複数形(私は単数形) 「われわれ」は威張っていて、偉そうに聞こえるので、他社の人間に対してではなく、自社の人間に対して、何かを伝えるシチュエーションで使うのが適切でしょう。 ちなみに、自社の人間に対して、私ども、という言い方は、通常はありえません。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。とても参考になりました。本当にありがとうございました。
- RTO
- ベストアンサー率21% (1650/7787)
「われわれ」はほぼ死語です。 労働者が会社に団交で昇給を要求したりする際に使っていたのが最後ではないでしょうか。 現代ではデモで「われわれは中国の覇権主義に反対する!」のように標語的に使うとかがかろうじて当時の用法を残すくらいなもの。 強い意志を持つ語句ですので、あいまいな表現が好きな日本人には受けが悪いのでしょう。 ビジネス会話であれば「当社の」あるいは「弊社の」といった語句を使います。 ニュースなどではテロ組織の犯行声明の翻訳として使うくらいかしら。 「アルカイダは犯行声明として「われわれは徹底抗戦する」と米国大使館に・・・」
お礼
早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。「われわれ」の使い方はよくわかりました。質問文の添削にも感謝いたします。これから気をつけます。「私ども」についてまだ疑問を感じていますが、もう一度教えていただけないでしょうか。
補足
>「私たちは正義の味方です」と言うよりも、 「われわれは正義の味方です」と言うほうが強そうに聞こえます。 「正義の味方」はどういう意味でしょうか。全文の意味は「私たちは正義を代表している」という意味でしょうか。 >「部門の責任者として、その件に関して会社から全権を任されている立場」であれば、「私ども=わたくし」という意味で使うことができます。 「わたくしの考え」であっても、「私どもの考えでは~」のように表現するほうが、「会社の考えでは~」という意味になるので、相手には理解しやすい表現と言えます。 このように、個人、複数を問わず、「会社に所属している社員という立場の人間」というニュアンスになります。 上の文章は理解できません。「私ども」は「私たち」(We)の謙譲表現とおっしゃったでしょう。なぜまた「=わたくし」(I)とおっしゃったのでしょうか。次の辞書によりますと、(2)は一人称のへりくだった意味を表しているでしょうか。Weなのか、Iなのか、だんだんわからなくなりました。 「わたくしどもの責任です」は「わたしの責任です」それとも「わたしたちの責任です」という意味でしょうか。「私ども」という表現は「私たち」の謙譲表現ではなく、一人称のへりくだった「わたくし」という意味を表すことができるのでしょうか。もし可能であれば、「私ども」と「わたくし」の違いは何でしょうか。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%A9%E3%82%82&dtype=0&dname=0ss&stype=1&index=114267000000&pagenum=1 [2] 一人称の代名詞に付いて、謙譲の意を添える。 わたくし―の責任です てまえ―の店では扱っておりません