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魚河岸の数えかたについて
落語「芝浜」で拾ってきた財布の金を数えるくだりがあります。棒手振りの魚屋が「ひとひと、ふたふた、みっちょ……」とかぞえますが、ひとつ(ひとひと)、ふたつ(ふたふた)ということなのか、または「ちゅうちゅうたこかいな」のように、2(に)4(し)と二つずつ数えるやり方なのでしょうか? どちらでもその時の都合でいいといえばいいのですが、どう解釈したらいいでしょうか。つらまないことですみませんが、わかる方教えて下さい。
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こんばんは 落語大好き男です。 名人といわれた三代目桂三木助の落語集「桂三木助集」(青蛙房 昭和47年)では両方やっています。 財布を拾った勝五郎が慌てて帰ってくるとまず女房が数える。これが「ちゅう、ちゅう、たこ、かい、な・・・・」。しかし手が震えてうまく数えられない。勝五郎が取上げて「ひとよひとよ、ひとよひとよ、ふたふたふたふたふた、みッちョみッちョ、みッちョみッちョ、よッちョよッちョ、よッちョよッちョ・・・おッかあ、四十二(しじゅうにりょう)あるぜ」と数える。 演者によって色々なやり方があるでしょう。それを聞き比べるのもおもしろいですね。確か先代の円楽さんも女房と勝五郎で数え方を変えていたように思います。 角川書店の「円朝全集」も持っているのですが「芝浜」は円朝の作としては疑問があるのだそうで掲載してありませんでした。