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百済観音
倉西裕子著「国宝・百済観音は誰なのか?」を読みました。 疑問に思ったことを質問します。 著者は百済観音には実在したモデルがいたといいますが、 この時代に人を模して仏像を造った例はありますか? その場合、呪詛を怖れたりしなかったのでしょうか。 よろしくお願いします。
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- PopoAmin
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回答No.1
私はその本を読んでおりませんので詳しいことは分りませんが 仏像の顔を生きている人間の顔に似せれ作ったという伝説は 時折見られます。 法隆寺の聖観世音は聖徳太子の顔に似せて作られたと言いますし 東大寺の大仏は皇后光明子に似せられたと聞きます。 また中国でも龍門石仏の廬舎那仏は武則天に似せられたと言われます。 仏像の顔に生きている人の顔を入れるというのは勿体ないことの ようですが、当時の人にとって仏像は大変ありがたい存在で 霊力のあるものに感じられたことでしょう。 ですから呪詛に使われるというよりも逆に呪詛を防ぐ効果があると いった風に取られていたのかもしれません。
補足
「東大寺の盧舎那仏は光明子に似せて作られた」というお話は、初めて聞きました。 情報のソースをお教えください。 法隆寺の聖観世音は聖徳太子がお亡くなりになった後の作だと記憶しています。 言葉足らずですみません。 実在の人物が存命中に、その人に似せて作った仏像はあるのか、を知りたいと思っています。