ANo.3の者です。
ご質問自体がそのようなことなんじゃないですか?
「しんら」と呼ばずに「しらぎ」と読むのは何故か?
ならまだ分かりますが。。。
ちなみに
新羅は「日本では「新羅」に「城」を付して「しらぎ」と呼ぶ」と
その筋の辞書にはあります。
信憑性があるのかないのか知りませんが
ウィキの方には奈良時代には「しらき」と清音だったとあります。
漢字の伝来の歴史に起因するものと思われます。
あまり詳しくはないのですが
一説によると
日本における漢字は
漢字自体は中国からやってきて
表音は朝鮮からわたってきたそうです。
なので
漢字と読みが合わない言葉はたくさんあるわけです。
あなたの例でいくと
キムイルソンは金日成ですよね。
このようなことが大昔に起こっていたわけです。
たとえば
国字なども漢字伝来の歴史の流れから派生した文字ですよね。
これは日本だけに限らず
漢字文化圏ないでも言える事で
たとえば朝鮮半島もかつては漢字を使っていたわけですよね。
それがハングルになっていくわけです。
ということはかつての朝鮮半島でも
本来の漢字の読みとあわないものもたくさんあったはずです。
それが伝わったのかもしれないし
そうでないかもしれない。
他の例をあげると
日本には新羅神社というものがありますが
「シラギ」「シンラ」どちらの読み方でも良いようです
新羅三郎という源氏の方がいたんですが
この方は
一般には「しんらさぶろう」です。
これですら
結局どちらが正しい読みなのかは分からないわけです。
個人的な話ですが
ひゃくさい ペクチェ しんら シルラ
これらの表記を全て見たことがあります。
現在もよく分かってないことが多いみたいです。
私自身は
「シルラ」に「新羅」という漢字を中国か朝鮮であてていて
それが日本に伝わったときは
日本で新羅のことをシラギと読んでいたので
ずれが生じたのではないかと考えるわけですが
私の話は嘘かもしれません。
百済についても同様で
いまいち分かっていないというのが
現在のところでしょう。
ただ日本語の音とずれている漢字はたくさんあるという認識でいいんじゃないですか?
お礼
丁寧な回答をありがとうございます。 わからない。 しかし、回答者様の個人的理解では「くだら」、「しらぎ」は日本側の名前である。という理解でよろしいでしょうか? 魅力的な説だと思います。
補足
「高校時代に使っていた山川出版社の『新版改訂・世界史用語集』 (1977年版)と『新版・日本史用語集』(1978年版)を見てみたら、世界史の 方は、 新羅シンラ(シラギ) “しらぎ”は日本名。(以下略) 百済ヒャクサイ(クダラ) “くだら”は日本名。(中略)663年の白村江ハクスキノエの戦いで、日本軍とともに完敗した。 とあり、云々」という記述を見つけました。お礼を書いた後で見つけましたので、補足欄で報告させていただきます。教科書に載っているのだから、正しいかどうかは別にして、『定説』なのだろうと思います。安易に質問せず、もっと調べてからにします。反省します。