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微分方程式の級数解と導関数の求め方
- 微分方程式 (d^2 y)/(dx^2) - y = 0 の級数解について、級数展開の式と導関数の求め方を説明します。
- 質問文章では、級数展開の式 y(x) = x^c * Σ[i=0,∞] a[i] * x^i を使用して導関数を求めています。
- 質問者の疑問点は、導関数 (d^2 y)/(dx^2) = x^c * Σ[i=0,∞] (c+i)(c+i-1)a[i] * x^(i-2) の箇所についてです。質問者は Σ[i=2,∞] であっているのではないかと疑問を持っており、理解を求めています。
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>y(x) = x^c * Σ[i=0,∞] a[i] * x^i=Σ[i=0,∞] a[i] * x^(c+i) >dy/dx={Σ[i=0,∞] a[i] * x^(c+i) }'=Σ[i=0,∞] a[i] * {x^(c+i)}' >=Σ[i=1,∞] (c+i) * a[i] * x^(c+i-1)←ここがちがいます =Σ[i=0,∞] (c+i) * a[i] * x^(c+i-1)←正しくは なぜi=1としてはいけないかと言うとi=0のときc+i=cでこれ0とは限らず,残ります.c=0ならc+i=i=0となり残らないのでi=1としてよいのですが,cがあるため勝手にi=1にしてはいけません. したがって, >(d^2 y)/(dx^2)= x^c * Σ[i=2,∞] (c+i)(c+i-1) * a[i] * x^(i-2) とはならず, d^2y/dx^2=Σ[i=0,∞] (c+i) * a[i] * {x^(c+i-1)}' =Σ[i=0,∞] (c+i) (c+i-1)* a[i] * x^(c+i-2) となります. このような間違いはΣをはずすとよくわかります. f(x)=Σ[i=0,∞]x^i を項別微分すると f'(x)=Σ[i=1,∞]ix^(i-1) となります.これをΣをはずしてみると f(x)=1+x+x^2+x^3+・・・ を項別微分すると,i=0の項x^0=1が消え, f'(x)=1+2x+3x^2+・・・ となります.次に f(x)=x^cΣ[i=0,∞]x^i=Σ[i=0,∞]x^(c+i) =x^c+x^(c+1)+x^(c+2)+・・・ を項別微分すると f'(x)=cx^(c-1)+(c+1)x^c+(c+2)x^(c+1)+・・・ =Σ[i=0,∞](c+i)x^(c+i-1) となって消える項はありません.
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- MarcoRossiItaly
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>Σ[i=1,∞] になるのは、0次(定数)の部分がどんな数字だろうが微分すると0になって 消えて無くなってしまうからですよね?そして今まで1次だった係数が0次の 係数に成り下がる・・・こんなイメージで良いでしょうか? はい、そうですね。良いと思います。微分するごとに項数が減っていくわけですね。 ただ、Σ[i=0,∞] のままにしておいても別に問題ありません。理由は、次のとおり。 dy/dx = Σ[i=1,∞]i・a[i]・x^(i-1) = 0・a0・x^(0-1) + Σ[i=1,∞]i・a[i]・x^(i-1) = Σ[i=0,∞]i・a[i]・x^(i-1) もっと言えば、その計算の次の行で「Σ[i=0,∞] (i+1) * a[i+1] * x^i」と書かれていますが、i = -1 と書いてあったって間違いではありません。 >・・・というように Σ[i=2,∞] になりませんか? それとも私の計算が間違っていますか? この場合は、残念ながら、質問者さんの間違いのようです。 Σ の前に x^c が掛けてあるので、最低次数が何乗なのかは、変数としてしか分かりません。y(x) の 最低次数の項とは、x^c × a0 × x^0 = a0・x^c だから、最低次数は c です。つまり 2 回の微分をするごとに項数が減っているのかどうかは、c に具体的な値を与えない限り、不明と言うことです。したがって勝手に i の値を増やす(項数を減らす)わけにはいきません。 上の計算で説明したとおり、微分するごとに項数が減るような c であったとしても、i の数は増やさないで(項数を減らさないままの形で)式を書くこともできます。ゼロをかけてしまえば、x^(-2) でも x^(-1000) でもゼロになってしまうわけで、項数は何個でも増やすことができるからです。
お礼
ありがとうございます。 そうですね、 dy/dx = Σ[i=1,∞]i・a[i]・x^(i-1) = 0・a0・x^(0-1) + Σ[i=1,∞]i・a[i]・x^(i-1) = Σ[i=0,∞]i・a[i]・x^(i-1) の部分が重要だと思います。x^cが前に付いた場合だと、この 0・a0・x^(0-1) の部分がどうなるのか想像できませんでした。 >もっと言えば、その計算の次の行で「Σ[i=0,∞] (i+1) * a[i+1] * x^i」と書かれていますが、i = -1 と書いてあったって間違いではありません。 なるほど、a[i+1]なのでi=-1だとa[0]ですね。 >つまり 2 回の微分をするごとに項数が減っているのかどうかは、c に具体的な値を与えない限り、不明と言うことです。したがって勝手に i の値を増やす(項数を減らす)わけにはいきません。 ここの部分の説明は、正直、ある程度まで理解できたんですけど、cが幾つならどうなるのか想像できませんでした。ただ、No.4さんの回答を読んでからやっと理解できました。回答を支持しておきます。 ありがとうございました。
- yyssaa
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y(x)=x^c*Σ[i=0,∞]a[i]*x^i y'(x)={cx^(c-1)}*Σ[i=0,∞]a[i]*x^i +x^c*{Σ[i=1,∞]ia[i]*x^(i-1)} ={cx^(c-1)}*Σ[i=0,∞]a[i]*x^i+x^(c-1)*Σ[i=1,∞]ia[i]*x^i =x^(c-1)*{Σ[i=0,∞]c*a[i]*x^i+Σ[i=0,∞]ia[i]*x^i} =x^(c-1)*Σ[i=0,∞](c+i)*a[i]*x^i y''=(c-1)x^(c-2)*Σ[i=0,∞](c+i)*a[i]*x^i +x^(c-1)*Σ[i=0,∞]i*(c+i)*a[i]*x^(i-1) =(c-1)x^(c-2)*Σ[i=0,∞](c+i)*a[i]*x^i +x^(c-2)*Σ[i=0,∞]i*(c+i)*a[i]*x^i =x^(c-2)*{(c-1)*Σ[i=0,∞](c+i)*a[i]*x^i +Σ[i=0,∞]i*(c+i)*a[i]*x^i} =x^(c-2)*{Σ[i=0,∞](c-1)*(c+i)*a[i]*x^i +Σ[i=0,∞]i*(c+i)*a[i]*x^i} =x^(c-2)*Σ[i=0,∞]{(c-1)*(c+i)+i*(c+i)}*a[i]*x^i =x^(c-2)*Σ[i=0,∞](c+i)*{(c-1)+i}*a[i]*x^i =x^(c-2)*Σ[i=0,∞](c+i)*(c+i-1)*a[i]*x^i =x^c*Σ[i=0,∞](c+i)*(c+i-1)*a[i]*x^(i-2) で間違い無し。 Σ[i=1,∞]ia[i]*x^i=Σ[i=0,∞]ia[i]*x^i に注意されたい。展開すれば歴然でしょう。
お礼
ありがとうございます。 私も最初はその方法で解こうと思ったんですけど、途中で複雑になって辞めてしまいました。 それと、皆様の回答を読むまでは、二回目の微分の y''=(c-1)x^(c-2)*Σ[i=0,∞](c+i)*a[i]*x^i +x^(c-1)*Σ[i=0,∞]i*(c+i)*a[i]*x^(i-1) …の部分でΣ[i=0,∞]でいいのか判断がつきませんでした。 でも今は分かるようになりました。 ありがとうございました。
- info22_
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>・・・というように Σ[i=2,∞] になりませんか? なりません。 >それとも私の計算が間違っていますか?そうだとしたら正しい説明を教えてください。 間違っています。 以下のようにx^cをΣの中に入れてから、単純に2回微分すれば、簡単に結果の式が導けるかと思います。 y(x) = x^c * Σ[i=0,∞] a[i] * x^i =Σ[i=0,∞] a[i] * x^(c+i) dy/dx = Σ[i=0,∞] a[i] * {x^(c+i) }' = Σ[i=0,∞] (c+i)a[i] * x^(c+i-1) (d^2 y)/(dx^2) = Σ[i=0,∞] (c+i) * a[i] * {x^(c+i-1) }' = Σ[i=0,∞] (c+i)(c+i-1) * a[i] * x^(c+i-2) = x^c * Σ[i=0,∞] (c+i)(c+i-1) * a[i] * x^(i-2) 但し、c≧2とします。
お礼
ありがとうございます。 実はその「単純に2回微分すれば」の部分が疑問だったんですよね。皆様の回答を読むまでは(何故かよく分からないけどとりあえず)i=0 → i=1 → i=2にしないといけないと思っていました。 ありがとうございました。
補足
回答者の皆様、しばらくお待ち下さい。m(__)m
お礼
ありがとうございます。 >なぜi=1としてはいけないかと言うとi=0のときc+i=cでこれ0とは限らず,残ります.c=0ならc+i=i=0となり残らないのでi=1としてよいのですが,cがあるため勝手にi=1にしてはいけません. > f(x)=x^cΣ[i=0,∞]x^i=Σ[i=0,∞]x^(c+i) > =x^c+x^(c+1)+x^(c+2)+・・・ > を項別微分すると > f'(x)=cx^(c-1)+(c+1)x^c+(c+2)x^(c+1)+・・・ > =Σ[i=0,∞](c+i)x^(c+i-1) > となって消える項はありません. …これでやっと理解できました。 つまり、本の最初の記述は「たまたま」0次の項が0になるのでi=1にしても差し支えない、という理由でi=1にしていたわけですね。別に0の部分を気にしなければ、i=0のままでもよかったんですね(この部分はNo.3さんの回答を読み返して分かりました)。 しかし今回は、仰る通り、c=0という特別な場合でもない限り、0次の項にcが残るのでi=1には出来ないということですね。スッキリしました。 ありがとうございました。