締切済み ガウスの法則、時間変動 2012/10/11 18:57 ガウスの法則が時間変動に適応出来ているのは何故なのでしょうか。 大学の講義での問題です。 みんなの回答 (2) 専門家の回答 みんなの回答 noname#221368 2012/10/12 22:30 回答No.2 憶測なんですが、その出題の意図は、電気力や磁力(電磁場)は近接作用である事をわかってくれ、というものではないでしょうか?。近接作用に対しては微分形の法則(ガウスの法則)がふさわしく、遠隔作用にに対しては積分形の法則(クーロンの法則)が便利です。・・・で、時間は?となるわけですが・・・。 静電場に限ればクーロンの法則から、ガウスの法則と電場が保存場である事、 ε0・divE=ρ (1) (ε0:真空の誘電率,E:電場,ρ:電荷密度) rotE=0 (2) を導けます。逆に(1),(2)を単位電荷に適用すれば、クーロンの法則が出てくるので、(1),(2)のペアとクーロンの法則を同等と考えてもそんなに間違いではありません。微分形にするか積分形を用いるかは、数学的趣味の話になります。ただしこれは、「静電場に限れば」です。 電荷が時間変動を起こす場合、時間変動の影響は有限の速度で伝播するので、厳密にはクーロンの法則は成り立ちません(それが電磁場です)。 電荷が時間変動しても、もしクーロンの法則が成り立つなら、 E(x+r,t)=1/(2πε0)×q(x,t)/r^2 (3) になります。ここでq(x,t)は位置xにある時間tに依存する電荷です。x+rはxからr離れた地点を表し、rの角度成分は省略しました。(3)を見ればわかるように、クーロンの法則は遠隔作用です。xの地点の変動の影響が、r離れた場所へ、一瞬でとどくからです。さらに(3)は、時間変動の結果だけを与えて、変動の伝播機構を全て隠している(ブラックボックス)という意味において、積分法則です。変動がx+rに達するまでの、変動の伝播機構の積算結果だけを述べているからです。 電場(電磁場)を近接作用と認めても、もちろん積分法則は可能ですが、素直ではありません。遅延ポテンシャルなどを用いた複雑極まりない式になり、とても法則とは呼びたくありません。伝播機構そのものを、近接作用のカラクリを直接扱わないからです。次式はたんなるイメージですが(もちろん嘘)、ざっくり書けば、 E(x+r,t+T)=1/(2πε0)×q(x,t)/r^2 (4) みたいな式になります。(4)の左辺のTは、xにおける変動が地点x+rに伝わるまでの遅延時間です。 電場(電磁場)を近接作用と認めるなら、変動の伝達機構そのものを扱うべきです。それは無限小距離にある2つの地点間で成り立つ、微分法則であるべきです。 ε0・divE(x,t)=ρ(x,t) (5) rotE(x,t)=0 (6) (5),(6)は、無限小距離にある2つの地点の間の話なので、電場の発生源が時間変動を起こしたところで、その場のその瞬間の状況を述べてただけであり、rやTは不要です。もちろん(5),(6)だって仮定であり、最後は実験で検証するべきものではありますが、(4)のような形よりは、遥かに時間変動に適応しやすいと思えませんか?。近接作用(伝達機構)そのものを扱かおうとしたからです。 自分も砂川先生の本は読みました。そこには確かに、(5),(6)を基本法則として認める(仮定する)と書いてあります。でも全体の趣旨は、近接作用か遠隔作用か?というところに、けっこうなページをさいている気がします。 というのは、電磁現象を、近接作用と捉えるか遠隔作用と捉えるかは、電磁気学の発展史においてけっこう根深い話だからです。近接作用の考えは、場の概念を導き、電磁気学は近代物理における最初の場の理論と認められます。こういう風に考えると、(4)の類と(5),(6)のどっちを選択するかは、とても数学的趣味では済ませられなくなると思います(積分法則をとるか、微分法則をより基本的と考えるか)。 もっとも講義した先生が、その点に関してどれくらい本気かはわかりません(^^)。たんに問題意識を提起しただけかも知れませんよね?(^^)。 ただこういう事は、ときどき思い返しても悪くないと思うんです。電磁気学は数式も多く、初見ではけっこう難しい数学も使うので、いつのまにか物理的背景を忘れ、計算職人になったりするので。それはそれで必要なんですが・・・(^^;)。 広告を見て全文表示する ログインすると、全ての回答が全文表示されます。 通報する ありがとう 0 ereserve67 ベストアンサー率58% (417/708) 2012/10/11 20:34 回答No.1 電磁気学の講義では,静電場から入って数学的な定理とからめて微分形のGaussの法則 divE(x)=ρ_e(x)/ε_0 に到達します.これを時間変化する電磁場でも成り立つとする. divE(x,t)=ρ_e(x,t)/ε_0 これは基本法則だから原理みたいなもの,私は大学のときは確かそう理解していました. ここに砂川先生の電磁気学の本がありますがそこにも「基本法則とする」としてあります. あえて理由を言えば,自然がそうなっているからではありませんか.Maxwellの方程式を出発点として電磁現象の実験事実を説明できればそれは正しいとする. 広告を見て全文表示する ログインすると、全ての回答が全文表示されます。 通報する ありがとう 0 カテゴリ 学問・教育自然科学物理学 関連するQ&A 電気磁気学-ガウスの法則 次の問題を教えてください。 無限に広い平面に面電荷密度度σの電荷が存在する。平面からaだけ離れた点における電場E(Eはベクトル表示です)をガウスの法則を用いて求めよ。 です。基礎問題ながら全然わかりません。(1/ε0)∫ρ(r)dVを用いるんでしょうか。どうやってやるんでしょうか。 また、この問題だけにかかわらず、ガウスの法則の公式はいろいろありますが、公式の適応の仕方(選び方)や、こういう問題のとき方とアドバイスください。 ガウスの法則 物理の問題で、 半径aの球状物体に電荷Qを与えたところ、電荷が一様に分布した。 球の中心からの位置rでの電場と電位を求めよ。 っていう問題が出たのですが、これはどのように考えればいいのでしょうか? 球状物体が導体の場合は、 ガウスの法則から、円の表面積4πa^2に電場をかけたものが電荷/誘電率になる。 という方法でできるはわかるのですが、 この問題ではガウスの法則はどのように適用したらいいのでしょうか? ガウスの法則 ガウスの法則の積分形の物理的ってなんですか? 天文学のお話。日本ではどのように考えられていた? OKWAVE コラム 万有引力とガウスの法則 一様な密度の球体の内外に働く万有引力は球体を質点と考えたのと同値であることを示せ、という問題がよくあります。このとき普通は3次元で積分するのですがガウスの法則を使えばほとんど自明です。テストなどでガウスの法則でもいいのでしょうか。問題作成者の趣旨からは外れている気がするのですが。 球体内部は立体角で示し、球体外部はガウスの法則なら少しはましだと思いますが。 ガウスの法則 円筒領域の表面の閉曲面で磁束密度に関するガウスの法則(積分系)が成り立つことを示せ。という問題なのですが、∫B・nds=0(B,nはベクトル)という公式に当てはめればよいのでしょうが、どのように求めればよいのでしょうか? 周回積分の計算の仕方もいまいち理解できないので良ければ教えてください。 ガウスの法則に関する問題 ガウスの法則の適用に関する問題について質問です。 原点を中心とする同心の半径a,2aの導体球核があり、 それぞれが電荷量Qで帯電している。 導体の中心からの距離をrと置いた時に 1、ガウスの法則を用いて電界をrの関数で求める 2、またその時の原点の電位 3、導体球核を導線で繋いだとき、それぞれの導体球核に 帯電する電荷量 以上のことについて知りたいです。 1は、rで場合分けをするのではないかと思うのですが それ以降のガウスの法則の適用方法がわからないです。 2週間ほど悩んでいるのですが解決できません。 どなたかよろしくお願いします。 ガウスの法則 ガウスの法則の典型的な問題で、 無限にのびる直線に一様に分布している電荷の電場の 大きさを求める問題です。 まず、円筒形を考え、上面と底面は電場が対称性から打ち消しあう、 斜め方向も同じように打ち消しあう、 ここまでは理解できます。 問題は、残った直線に垂直な放射方向、これらも360度方向に 出ているので打ち消しあって、結局、電場はすべて0ではないでしょうか? なぜ、これだけ残るか教えて下さい。 ガウスの法則の考え方について 表題について、電界の場合を考えるとε0∫↑E↑ds=全電荷 (↑はベクトルという意味)となりますよね。※1真空上において ※∫は下にS付きます。 例えば、円球の中心にQ(c)を置いた場合、円球の周りを閉曲面で囲い、閉曲面の微小面積を垂直に貫く電界を考えると、ガウスの法則はε0・∫E・ds/cosθ=Qとなり、cosθは1となるので(4πr^2)・E・ε0=Qとなり電界はE=Q/ε0(4πr^2)と求めることができます。 今回お聞きしたいのは、電束密度D、電流密度Jの場合のガウスの法則の考え方なのですが、電束密度D、電流密度Jの場合も↑D、↑JはQから出ており、閉曲面を垂直に貫くと考えてもいいのでしょうか。 つまり、電界の場合と同じ考え方なのですが。 また、ガウスの法則の右辺も電界の場合同様に閉曲面の中の全電荷でいいのでしょうか。 よろしくお願いいたします。 電気磁気学-ガウスの法則(2) 度々すみません。次の問題(ガウスの法則)をお教えください。 無限に長い直線上に線電荷密度λの電荷が存在する。直線からrだけ離れた点における電場Eをガウスの法則を用いて求めよ。 この問題の場合、線電荷密度が与えられているので、2Πrl×E=1/ε0 λl を使うのですか。 また、公式をどう使って答えを導き出せばよいですか。教えてください。 ガウスの法則 正の点電荷qが孤立しておかれている。 この電荷からaだけ離れたところでの電場の大きさがEaであった。 ガウスの法則を使って電荷qの値をEaを使って表せ。 どう考えればいいでしょうか?また、解答も教えていただけると助かります。 ガウスの法則の意味 ガウスの法則の微分形と積分形の物理的な意味を 説明してください ガウスの法則について ガウスの法則についてです。 任意の閉曲面とその内部にある総量Qの任意の電荷分布に対し ∫E・ndS=Q/ε がなりたつ。 この公式(?)の中にある一番最初の∫ってどういう意味ですか?お願いします。 日本史の転換点?:赤穂浪士、池田屋事件、禁門の変に見る武士の忠義と正義 OKWAVE コラム ガウスの法則 密度ρ(r)=ρ。exp(-kr)で電荷が分布しているとき、ガウスの法則を用いて任意の点ベクトルrでの電場ベクトルE(r)を求めよ。とあるのですがさっぱりです。解法の糸口をおしえてください。] ガウスの法則 問) 半径が a と b の二つの同心の球殻がある(厚さは無視できる). 外の球殻は正の電荷+Q, 内側の球は負の電荷-Qをもつ. (+-Qは総電荷であり電荷密度ではない) 1.(r>a)での電界E(r)をガウスの法則を用いて求めよ. 2.(b<r<a)での電界E(r)をガウスの法則を用いて求めよ. という問題があります. 自分なりの答えを下に書きます. 1.(r>a)では+-が打ち消しあうので E(r) = 0. 2.(b<r<a)では 電場の強さは |E(r)| = Q/(4πεr^{2}) で方向は球の法線ベクトルの反対方向. 上のような答えになると思うのですが あってますか? 答えがないので困っています. テスト勉強でガウスの法則についての問題で分からなくて困ってます… テスト勉強でガウスの法則についての問題で分からなくて困ってます… どなたか解答お願いします;; (1)無限に広い平面に、一様な面密度σで電荷が分布している。面から距離r離れた点における電場をガウスの法則を使って求めよ (2)半径Rの輪に、一様な面密度λで電荷が分布している。中心軸上で円盤から距離r離れた点Pにおける電場をガウスの法則を使って求めよ です>< どなたかお願いします… 電磁気学 ガウスの法則 「ガウスの法則」の問題に関する質問です。 [問題]半径aの無限長円柱表面に面電荷密度ρ_s[c/m^2]の電荷が分布している。円柱の内外での電界をガウスの法則から求めよ。 何冊かの書籍を参照しましたが、線状や球状の電荷に関する記述がほとんどで、全く歯がたちません。 解き方・考え方を教えてください。 ちなみに最終的な解は、E = 0 (ρ< a) 、E = { (ρ_s ・a) / (ε_0 ・ρ) } a_ρ [V/m] (a <ρ) ※ E、0、a_ρはベクトル になるようです。 万有引力とガウスの法則の関係について 「地球が中空の球殻だとすると、人間は球殻の内壁に立てるか」 という問題についてですが、その回答が 『万有引力もガウスの法則に従うので、球殻の内部では万有引力は0である。したがって、宇宙船の中のような状態になる』 とありました。言っていることはなんとなくわかるのですが、万有引力とガウスの法則の関係性がよく理解できていないせいか、いまいちピンときません。このことについてもう少しわかりやすく教えていただけないでしょうか。よろしくおねがいします。 ガウスの法則を使ったある演習問題 ある半径(a,b)の異なる二つの金属筒があり、この二つの筒に対して、電位差Vを与えた時、単位長さ当たりの電荷σはいくらか? という問題があるのですが、その回答で、まずa<r<bを満たすrを設定し電場Eを考えるのですが、ガウスの法則から E=Q/εS と、ここまではいいのですが、 = σ/ε・2πr と変形するのですが、ここが分かりません。2πrは、S(面積)なのでいいのですが、なぜQを単位長さあたりの電荷σに置き換えられるのでしょうか?ガウスの法則のQが総電荷のQ(ですよね?)なら、この置き換えはおかしいのでは?」と思ったのですが…。 よろしくお願いします。 電磁気学 ガウスの法則 (その2) 「ガウスの法則」の問題(その2)に関する質問です。 [問題]半径aの円柱内部に総量Qの電荷が一様な体積電荷密度ρ_v[C/m^3]で分布している。円柱の内外での電界をガウスの法則から求めよ。 何冊かの書籍を参照しましたが、線状や球状の電荷に関する記述がほとんどで、全く歯がたちません。 解き方・考え方を教えてください。 ちなみに最終的な解は、E = { (ρ_v ・a^2) / (2ε_0・ρ) } a_ρ [V/m] (a < ρ) 、E = { (ρ_v ・ρ) / (2ε_0) } a_ρ [V/m] (ρ< a) ※ E、a_ρはベクトル になるようです。 質問 物理 大学 ガウスの法則 ガウスの法則を使って電場を求める問題で (半径aの球を囲む半径R(>a)の球殻) 内側に、+Qの電荷をもつ半径aの球、 外側に、-Qの電荷をもつ半径R(厚さは無視できる)の球殻 のようになっているときの電場E(r)を ガウスの法則を使って求める解説をお願いします。 注目のQ&A 「You」や「I」が入った曲といえば? Part2 結婚について考えていない大学生の彼氏について 関東の方に聞きたいです 大阪万博について 駅の清涼飲料水自販機 不倫の慰謝料の請求について 新型コロナウイルスがもたらした功績について教えて 旧姓を使う理由。 回復メディアの保存方法 好きな人を諦める方法 小諸市(長野県)在住でスキーやスノボをする方の用具 カテゴリ 学問・教育 自然科学 理科(小学校・中学校)化学物理学科学生物学地学天文学・宇宙科学環境学・生態学その他(自然科学) カテゴリ一覧を見る OKWAVE コラム 突然のトラブル?プリンター・メール・LINE編 携帯料金を賢く見直す!格安SIMと端末選びのポイントは? 友達って必要?友情って何だろう 大震災時の現実とは?私たちができる備え 「結婚相談所は恥ずかしい」は時代遅れ!負け組の誤解と出会いの掴み方 あなたにピッタリな商品が見つかる! OKWAVE セレクト コスメ化粧品 化粧水・クレンジングなど 健康食品・サプリ コンブチャなど バス用品 入浴剤・アミノ酸シャンプーなど スマホアプリ マッチングアプリなど ヘアケア 白髪染めヘアカラーなど インターネット回線 プロバイダ、光回線など