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「~ないとも聞きますから」という表現の意味
皆さんこんにちは、 日本語を自分で勉強している私は、日本語話者にとって簡単な質問があるんですが。 「~学校を出ていないと就職できないとも聞きますから~」という文の「できないとも聞きますから」という部分の意味がよく分かりません。意味は何ですか? 手伝ってくれてどうもありがとうございます! エティエンヌ
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「~学校を出ていないと就職できないとも聞きますから~」 この場合の「も」は「~もまた」という意味。 直訳すると、『「~学校を出ていないと就職できない」ということもまた聞きますから~』という意味になります。 『「~学校を出ていないと就職できない」という以外のこと』を前提にしています。 「わたしも行く」というのが、「わたし以外の人が行く」ことを前提にしているのと同じです。 『「~学校を出ていないと就職できない」という以外のこと』を前提にしない場合は、 「~学校を出ていないと就職できないと聞きますから~」という文になります。 これは、 『「~学校を出ていないと就職できない」と聞いたこと』に確信を持っている場合の文です。 一方、 『「~学校を出ていないと就職できない」と聞いたこと』に確信を持っていない場合には、 『「~学校を出ていないと就職できない」という以外のこと』も存在する可能性を暗黙的に示す必要があります。 そのため、 『「~学校を出ていないと就職できない」という以外のこと』を前提にして、 「~学校を出ていないと就職できないとも聞きますから~」と表現するわけです。 つまり、この文を意訳すると、 「(確信を持って聞いたわけではありませんが、)~学校を出ていないと就職できないということもまた聞きますから~」 という意味になります。 「学校を出ていないと就職できないということ」に関して、断定を回避した表現とお考えになると良いでしょう。
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- ゆのじ(@u-jk49)
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学校など出なくても、就職は出来る。 下らぬ学校へ通うことで喪失する大切なものがあることに気付かなければならない。 今日的には、所謂、勉強とか、学校ほど無意味なものはない。 真理の理解に欠ける悪文は避けて通るべし。 就職するのではなく、あらゆる若者は、起業を第一の目標とすべし。
補足
回答してくれてありがとう。まず、悪いことを言ったら、わざとじゃなかった。多分、私にとって、「学校」と「就職」の正確の意味はちょっと不明だろう。もちろん、「学校」を出なくても就職はできる。私が前言わなかったのは(簡潔のために)あの文は、長い文章に載っている。その文章を書いた人は、大学の卒業が必要な仕事をしたがっているので、その場合、「学校」(大学?)を出ていないと「就職」(希望の仕事)できない。一般化するつもりじゃなかったけど、まだ日本語が下手な私は、伝えたかったことがよく伝えれなかったみたい。ですから、本当にごめんなさい。
- ga111
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おっと、手ごわいですね。専門家ではないので、個人的意見です。 >あの文の意味は「学校を出ていないと就職できないということは、聞いたことがあります」ですか? 厳密には、ノーです。学校を出ていないと就職できない(A)とすると、 1)Aということは 聞いたことがあります。 2)Aということも 聞いたことがあります。 は違います。 学校を出ていなくても就職できることがある(B)とすると、Bという意見が一般にはちゃんと存在します。 1)ではAに関する情報しか取り扱っていない。 2)ではAということも、(Bということも)聞いたことがあります。ということで、より厳密です。(Bということも)は省略された感じがあります。 たぶん以下の用法です。 係助詞 も>類似した事物の提示や並列、列挙や添加、程度、感動、強調、不定称の語について全面的な否定及び肯定などを示す。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A9%E8%A9%9E A、B、C、D 、E君がいて、A、B、C、君がしつこかったら、A君には、君もしつこいな。を使います。君はしつこいな、では類似した事物の提示や並列の意味が抜けます。も は英語のTooですね、たぶん。
補足
回答してくれてありがとう。ああそうですね。あの「も」は、「逆のことも聞いたことがある」ということを述べる役割ですか。ありがとう!
- TANUHACHI
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こんにちは。この質問には3つの問題点があります。 (1)文章が完結していないことに気付いていない、 (2)文章の構造を理解できていない、 (3)文法を理解できていない、の3つです。 3つはそれぞれに独立してはいますが密接に関わってもいますので、繰り返しになる部分があることを御寛恕ください。では順番に見ていきます。 【文章として完結していない】 この文章は未完結の形です。文章には必ず「主語と述語の組み合わせ」があって、書き手や話し手の意思を相手に伝えることができます。 少なくともこの文章を一読して「おや?」との違和感を僕は感じました。「~学校を出ていないと就職できないとも聞きますから~」という文となっていますが、これは文章ではなく「文章の要素」でしかありません。もしこれが文章であるというならば、主語・述語それぞれを明示することができるはずです。ところが「~は・~が」に相当する部分がありません。「~である・~だ・~です」はそれを受ける形とはいえますが、文章の骨格としては「~は………である」との形にはなっていません。 しかしながら、これを補正する手段があります。それが次の【文章の構造】の問題です。 【文章の構造】 この文章が1つの文章であるか、それとも2つ以上の文章を合成したものであるか、質問者はお解りでしょうか。 途中にある「から」は後ほど説明する「文法としての助詞」それも「接続助詞」です。一般的には「接続詞」として理解しても支障はありません。 そして「接続」の機能を果たしているのですから、言葉や文章として「AとB」になっているはずです。 Aは「~学校を出ていないと就職できないとも聞きます」 Bは「~」以後、文末の読点まで けれどもこのBが明確に記されていないことによって「文章として完結していない」と先程のお話をさせていただいた形になります。 でもそれでは質問者の問に対しての回答にはなりませんので、文章を一先ずは組み立ててみます。 「世間的にあるいは一般的に、学校を出ていないと就職できないとも聞きますから、私は学校を卒業せねばなりません」。こうすれば文章の「主語・述語の関係」を明らかにすることもできます。主語は「私」であり 、述語は「卒業せねばなりません」です。そして「学校を卒業するための目的」が「世間的にあるいは一般的に、学校を出ていないと就職できないとも聞いている」との事実に起因することにある、との説明がなされています。 でもちょっと待って下さい。これだけが「この文章が意図する」ものでしょうか。それを次の【文法】の問題でお話しします。 【日本語文法から見たこの文章の問題点】 文中にある「から」は先程もお話しした「接続助詞」です。同じ役割を果たすものとして他には「~ので」「~ため」があります(このうち「ため」は為として名詞に分類されます)。「~ので」は一般的に「~なので」などの形で使われ、「~から」も「~だから」の形で使われます(例文にある「ですから」は文体としての「です・ます調」の語尾に「から」が付いた形です。言い換えれば「聞いているから」ともなります)。 そして質問者が困惑している部分は「とも」にあると推察できます。 結論からいえば、この「とも」は2つの助詞を合わせたものです。助詞の中にある「並立助詞」と呼ばれるグループの「と」に「係助詞」と呼ばれるグループの「も」が付いた形、つまり「と+も」と説明できます。 並立ですから、英語のandを想起していただければ解りやすいでしょう。例文に即していえば「世間的あるいは一般的には学校を出ていることが就職の要件である」との1つの事実を述べ、それに対し「一方では、必ずしもそうでなければならない」との理由が成り立っている事実もあることを文章には表さない形で説明しています(ニュアンスとしての表現)。この「形に表れないニュァンス」の役割をはたすのが「も」です。 そしてこの「と+も」ではなく「とも」として1つの単語として理解したならばどうかとの問題が派生します。「とも」は助詞の中の「終助詞」のグループに属し、活用語の「終止形」に付いて強調します。「そうであるとも言える」などの用例を作ります。これが「そうであるとも言い切れない」などの場合は「必ずしも」などの限定条件を伴う。これは一見「否定形」に見えますが、実際には「一度、事実を認めた上での疑問や反論」を示してもいる。 もしもう少し詳しい話をお聴きになりたければ、例文に挙げている文章ではなく、「主語・述語」が明記されている文章全体をお示し下さい。独学で学んでいるからといっても「テキスト」があるはずですから、そこにはキチンとした文章が記されているはずです。そうでなければ、怪しげでいいかげんな日本語学校が適当に手抜きで作ったモノとしかいえません。質問者は自らのお手許に最低限3冊の国語辞典を用意して「語彙」と「文法」を弁きぅょすることが必要です。 エティエンヌさんがもしフランスの方であるならば、幼い頃からフランス語の文法を徹底して教え込まれた経験があるはずです。 【質問者の趣旨は何か】 他の回答者様に対する補足として「学校を出ていないと就職できないということはまるで当たり前のことですね。ですから、どうして筆者は「『学校を出ていないと就職できない』と聞いたことがある」という情報を書き足したか分かりません。 結局、「学校を出ていないと就職できないとも聞きますから」の代わりに、「学校を出ていないと就職できないと言われていますから」とか、「学校を出ていないと就職できない(らしい/そう)ですから」などが使えますか?」 なるほど、質問者が混乱している原因は「学校を出ていないと就職できないということはまるで当たり前のこと」であるとの事実のみが正しいと考えている部分にあります。ここで示されている「学校」が学校教育の何れの課程を指しているのかによっても事実は変わってきます。これは「学歴によって制限がある」とのことを説明しているだけの話です。これは質問者を含めての一般的認識 その一方には「その学校課程を終えていなくとも就業できる仕事も現実にある」と「2つの現実が並存している」ことも確かです。だから「も」が果たしている意味は大きくなります。
補足
すごく詳しく回答してありがとう。日本語がまだ下手な私は、まだ回答の全て読めなくてごめんなさい。でも、分かったのは、例文は不完全です。簡潔のために省略した。ここに、完全な文を書く:「でも今は学力で将来が決まる時代だし、学校を出ていないと就職できないとも聞きますから、そんなことばかり考えていてはだめだと思う」。役に立つように!後で、回答を全て読んでみる。ありがとう!
- hashioogi
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私は文法には精通していませんが、「とも」は複数のことを並べる場合もあるのではないかと思います。 例えば、「今政治が危機的な状況にある。でも新人の政治家にはチャンスともいえる」の場合 一つの状況に対して、危機的だという見方を紹介して、もう一つチャンスという見方を紹介しています。 ご質問の文の場合も前の方で何か説明していて、それに付け加える形で「…とも聞きますから」という状況ではないでしょうか?
お礼
新しい見方を足してくれてありがとうございました!
- PAZUPAZUWAN
- ベストアンサー率0% (0/1)
「できない と も 聞きます から」 ですよね。 「できない」 と言うことを 「聞くこともあります」 、「だから」 ⇒できないと言うことを聞くこともあります、だから ⇒聞くことがあります、できないと言うことを、だから でいかがでしょうか。
お礼
ありがとうございました!
- ga111
- ベストアンサー率26% (247/916)
学校を出ていないと就職できないということを、(たまに)聞きます(ので) 学校を出ていないと就職できないということも、私は聞くことがあります(ので) 「も」は助詞だそうです。 助詞「も」は「他者の存在を暗示する」とされるが,次の(1)から(4)のような用法は特定の他者の想定が意味を持た. ないため,あるいは特定の他者の想定が難しいために周辺的とされる。(1)君もしつこいな。(2)お前も大きくなったな。 http://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/fu844/home2/Ronso/RonsyuA/Vol10-7/A1007_0213.pdf
補足
面白い見方を足してくれてありがとう!よく分かったなら、説明してくれたのは、その「も」という助詞の役割は「他者の存在の暗示」ですね。したがって、あの文の意味は「学校を出ていないと就職できないということは、聞いたことがあります」ですか? でも、まだよく分からないことがあります。「学校を出ていないと就職できない」ということはまるで当たり前のことですね。ですから、どうして筆者は「『学校を出ていないと就職できない』と聞いたことがある」という情報を書き足したか分かりません。 結局、「学校を出ていないと就職できないとも聞きますから」の代わりに、「学校を出ていないと就職できないと言われていますから」とか、「学校を出ていないと就職できない(らしい/そう)ですから」などが使えますか? どうもありがとう!
お礼
新しい見方を足してくれてありがとうございました!