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「くしゅんとする」の意味
日本語を勉強中の中国人です。下記の文にある「くしゅんとする」の意味を教えてください。辞書で調べても見つかりませんでした。 「くしゅんとしてても うまくなりません」 また、質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただければ有難く思います。よろしくお願いいたします。
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No.2です。早速のお返事を有難うございます。補足質問にお答えします。 ご質問1: <くしゅんとしてても うまくなりません> 1.確かに誤植ではなさそうですね。 2.他の行にある、「あたまわるいからなあ」「練習するしかないなあ」の「なあ」の使い方を見ると、この詩ではいたるところに、「幼稚語」が使われているようです。この「くしゅん」は「くすん」の幼稚語の用法だと推察します。 3.主人公の「ぼく」が何歳なのか推察しかねますが、かなり自分を「幼稚化」して表現しているようです。2箇所の「なあ」は、その現れです。 4.「くすん」というのは人が泣く時の擬音語の一種です。大袈裟に泣く時は「えーんえーん」、静かに泣く時は「しくしく」、べそをかいて泣く時は「くすんくすん」と擬音語を使い分けます。 ここではべそをかいて泣く時の「くすんくすん」を使った表現です。 5.では、何故「くしゅん」になっているのかというと、「くすん」の幼稚語として使われているからです。 例: ぼく→ぼくしゃん(幼稚語) します→しましゅ(幼稚語) ぼくです→ぼくでしゅ(幼稚語) 漫画などではよく使われる語法です。昔からある有名な漫画「サザエさん」に出てくる小さな男の子「たらちゃん」が使う特徴的な言葉で、「たらちゃん語」とも言われています。 6.ここでは「くしゅんとする」<「くすんとする」のことで、意味は「くよくよする」という意味で使われているようです。 「くよくよしててもうまくなりません」を幼稚語で言い換えたのが 「くしゅんとしててもうまくなりません」ということです。 ご質問2: <上記の原文のような文の並び方はよくあるのでしょうか。句点か読点か自分で判断しなければならないので、私はちょっと読みづらいと思います。> この並びはおっしゃる通り読みづらい並び方です。 1.まず句読点がありません。これは、「、点」「。まる」を省くことで、幼い主人公の心のつぶやきを、「だらだら」ととりとめもなく述べたニュアンスを意図的に出そうとする試みだと思われます。 子供の言葉には、明確な区切りがなく、自分でもどこで区切っていいのかわからないで話すことがあります。 2.また、「・・・・・・」の個所が普通の文法では考えられないところ、「文頭」にあるのも特殊です。通常は、「~なあ」という感嘆詞のあとについて、「~なあ・・・・・・」と感嘆の後の「間」を示す表現方法です。 この詩のように、「なあ」の後につけないで、段落を変えて文頭からいきなり「・・・・・・」で始まるのは、やはり、幼い主人公の、とりとめのない整然としない心の動きを、わざと文のリズムを変えることで表しているものと思われます。 3.つまり、「そうだ、~しよう」と決心するまでに、「・・・・・・」と空白の時間を演出することで、子供の微妙な心の動きを表現しようとしているのでしょう。 4.詩全体が、幼い思考になっていますから、読み手もまた「幼い子供」になりきって読まないと、読みづらく、なかなかリアルなイメージが伝わってこないでしょう。 以上ご参考までに。
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- azuki24
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「くしゅん」は『広辞苑』『大辞林』『大辞泉』に載っていませんね。 ちょっと悲しいとか、がっかりしたようすなどを表す形容詞です。 感動詞的な用法もあります。少女マンガのせりふなどにしばしば出てきます。 『日本俗語大辞典』(米川明彦編、東京堂出版) くしゅん [感動詞] 自分に関して少し悲しいこと、残念なことがあったときに発することば。若い女子のことば。 ◇『現代用語の基礎知識 1986年版』 若者用語 「くしゅん なげきや悲しみの発声。『出費は痛い。くしゅん』」
お礼
いつもお世話になっております。また私の質問に答えに来ていただきありがとうございます。以前とんでもないひどい言葉を発してしまったこと、心よりお詫びいたします。本当に申し訳ありませんでした。 「くしゅん」はやはりあるんですね。いろいろな辞書で調べてくださり心より感謝いたします。大変参考になりました。ありがとうございました。
- Parismadam
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こんにちは。1/25のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。 ご質問文は誤植ではないでしょうか。この文は意味が通じません。 恐らく 「しゅんとしてても うまくなりません」 のことだと思われます。 1.「しゅんとする」とは、がっかりする様子を表した擬態語です。 2.意味は、「がっかりする」「気を落とす」「元気をなくす」「落ち込む」の意味で用いられます。 3.ここでは「落ち込んでいるだけでは上達しない。気を取り直してまた頑張りましょう」というようなことを言っているのだと思います。 4.ちなみに「くしゅん」は通常「クシュン」とカタカナ表記し、くしゃみをした時の擬音語として表されます。 また、この擬音語を使って「くしゅんとする」という動詞化する用法はありません。「クシュンとくしゃみをする」なら可能です。 以上ご参考までに。
補足
いつもお世話になっております。早速のご回答ありがとうございます。えっ、これは誤植ですか。日本の本はしっかりできているイメージですが。 工藤直子の「ねこはしる」(1989年3月6日初版発行、2002年6月6日第12刷発行)を読んでいます。確かに「しゅんとする」なら文意が通じるようになりました。念のため、原文を貼っておきます。原文の並び方は、六列の句読点なしの、ただスペースで区切る縦書きです。もう一度確認お願いします。 (ぼく あたまわるいからなあ みんなの じゃまにならないよう ひとりで練習するしかないなあ ……そうだ きょうから自習しよう くしゅんとしてても うまくなりません そうだそうだ がんばりましょう) もう一つお伺いしてよろしいでしょうか。ご存知でなければ無視してもかまいません。上記の原文のような文の並び方はよくあるのでしょうか。句点か読点か自分で判断しなければならないので、私はちょっと読みづらいと思います。 以上の二つの件についてもう一度回答していただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
- x1va
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「くしゅん」とはくしゃみの擬音です。 つまりくしゃみをするということです。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。くしゃみの擬音ですか。でも、どうも前後の文意が通じなくなるような気がします。ありがとうございました。
お礼
再びご丁寧に回答していただき有難うございます。幼稚語の説明は非常に参考になりました。「べそをかく」は私にとって新しい表現です。覚えます。擬態語と擬音語は日本語の特別な語彙で外国人にとって難しいと思いますが、こういうような表現を一つずつ覚えたいです。文の並び方についての疑問もすっきりいたしました。詳しく説明していただいて本当にありがとうございました。