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鳥追いの娘(江戸時代)
昔、時代劇(江戸時代)を見ていて不思議に思ったので質問させて頂きます。 鳥追いの娘が登場します。 美しく人気があるという設定でした。 評判をきいた人が、殿様に献上?しようとします。 殿様は、娘が美しいので気に入ります。 しかし、娘が鳥追いということをすぐに知り、逆上し、娘を殺害します。 そして、「鳥追いの娘なんぞを寄こしやがって」と激昂します。 ここで質問です。 鳥追いの娘は、道行く人からは人気があるのですが(現在でいう芸能人みたいなものですよね?)、 なぜ殿さまは、鳥追いであるということを嫌うのでしょうか?
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鳥追いというのは大道芸人です。大道芸人といっても実態は、乞食と同じです。何もしないで他人から金品を貰って生計を立てるのは、そのまま乞食でありますから、それではあんまりということで、表向き芸を見せると称して、表向きを取り繕っていただけの話なんです。つまり乞食の隠れ蓑が鳥追いってことです。被差別階級の中でも最下層の職業?というのか。時代劇のことですから、そこらへんは実態とかけ離れて美化されていたかも知れませんが、現代人が考えるような芸人ではありません。
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- Pinhole-09
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ありがとうございます。 人気者でありながら、蔑まされる身分・・悲しいですね。 とても参考になりました。
- trajaa
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「鳥追い」というとなんとなく、小鳥と戯れるようなイメージで微笑ましそうだが そもそもの由来は、田畑の作物を荒らす害鳥を追い払うのに鉦や太鼓を打ち鳴らしたことから始まり そういった器具を使って、村々の祭りや祝いの席で芸を披露する人々の呼び名ともなった で、そういった直接の生産活動(農業・林業・漁業)に従事しない(或いは出来ない)人々は、被差別階層出身である場合が多かった。 つまり、鳥追い->差別された階層という図式 殿様としては、美しいからという理由でその娘と懇ろになるのは不味いんだなぁ
お礼
ありがとうございます >そういった直接の生産活動(農業・林業・漁業)に従事しない(或いは出来ない)人々は、被差別階層出身である場合が多かった。 そうなのですね。 とても参考になりました。
お礼
ありがとうございます >表向き芸を見せると称して、表向きを取り繕っていただけの話なんです。 そうだったんですね。 鳥を追い払う、なんて、その畑にいるお百姓さん自身でもできそうに思えていたので、なぜそのようなことが生業となるのか不思議だったのです。 >そこらへんは実態とかけ離れて美化されていたかも知れませんが、 私がテレビで見たのもかなり昔なので、「道行く人から人気があった」のは記憶違いかもしれません。美人扱いはされていましたが・・ >現代人が考えるような芸人ではありません。 そうなのですね。芸人とは違うのですね。 とても参考になりました