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解析学の問題教えて下さい!
(問) μ(A)<∞ f∈Μ(A)として{fn}は、A上でfに概収束かつ一様積分可能とする。 (1) lim∫|fn - f|dμ(n->∞) 特に lim∫fn dμ = ∫f dμ (2) K = sup{∫|fn |dμ:n=1,2‥}<∞ 全て積分範囲は Aである (1)(2)を示せ この問題で (1)は、何とか解けましたが (2)がどう考えても わかりません ∫|fn|dμ ≦∫|fn - f| dμ+ ∫|f|dμ を使うらしいのですがよくわかりません 教えてもらえないでしょうか? お願いします!
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- ramayana
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「有限の範囲なら何故そうなる(最大値が存在する)んですか?」 当たりまえのことを質問されても・・・。説明が難しいです。何個か数字が並んでいたら、その中に最大値があるというのが、そんなに不思議ですか。 「∫|f|dμは、何故∞を取らないのでしょうか」 これは、今までの議論をすべてひっくり返す質問ですね。∫|f|dμ<∞を証明するのが難しいわけでないですが、下手をすると積分の定義にまで遡ることになりそうです。教科書をもう一度読まれるのがいいのではないでしょうか。
- ramayana
- ベストアンサー率75% (215/285)
(1) 「max{1≦n≦m}∫|fn- f|dμが何故max{m<n}∫|fn -f| より小さいのか」 そんなことは言っていません。 一般に X、A、Bを実数として、A > B なら max{X, A} ≧ max{X, B} です。 今回のケースでは、n>m なる nで ∫|fn - f|dμ が1より小さくなるようにmを定めたのですから、 sup[n>m]∫|fn - f|dμ ≦ 1 です。そこで X = max[1≦n≦m] ∫|fn - f|dμ A = sup[n>m]∫|fn - f|dμ B = 1 と置けば、 max{ max[1≦n≦m] ∫|fn - f|dμ, sup[n>m]∫|fn - f|dμ} ≧ max{ max[1≦n≦m] ∫|fn - f|dμ, 1} となります。 (2) 「max{1≦n≦m}∫|fn- f|dμの方は、∞をとる可能性があるのではないでしょうか」 ∞をとる可能性はありません。必ず有限の量です。なぜなら、nは、1以上m以下という有限個の範囲でしか動かないからです。 (3) 「supは、分配法則みたいに使えるのですか」 一般に次のことが言えます: Fn、Gn(n = 1, 2, …)を、それぞれnによって定まる量とします。 このとき sup[n=1,2,…](Fn+Gn) ≦ sup[n=1,2,…] Fn + sup[n=1,2,…] Gn が成立します。分配法則よりむしろ、絶対値の三角不等式に似ていますね。
お礼
遅くなって申し訳ありません!! 本当にありがとうございます! ほぼ理解してきましたが (2) 「max{1≦n≦m}∫|fn- f|dμの方は、∞をとる可能性があるのではないでしょうか」 ∞をとる可能性はありません。必ず有限の量です。なぜなら、nは、1以上m以下という有限個の範囲でしか動かないからです。 これが分からないのですが、有限の範囲なら何故そうなるんですか? あと ∫|f|dμは何故を取らないのでしょうか? 本当に申し訳ありません!!
補足
申し訳ありません 質問間違えました ∫|f|dμは、 何故∞を取らないのでしょうか? 本当にすみません!
- ramayana
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(1) 「∫|fn|dμ≦∫|fn - f|dμ+ ∫|f|dμ … 何故こうなるか」 A = fn - f B = f とすると、 |A+B|≦|A|+|B| で、A+B = fn なので、 |fn| ≦ |fn-f| + |f| となり、両辺の積分をとって ∫|fn|dμ≦∫|fn - f|dμ+ ∫|f|dμ を得ます。 (2) 「sup∫|f|dμは、どうなったのでしょうか」 supというのは、「nが自然数全体を動くときの上限」という意味で使っています。sup∫|f|dμ を書き下すと、次のようになります。 sup∫|f|dμ = sup{∫|f|dμ:n=1,2,…} ところが、∫|f|dμ は、nに無関係な量ですから、実は {∫|f|dμ:n=1,2,…} = {∫|f|dμ} (たった1つの要素からなる集合!!) です。よって sup{∫|f|dμ:n=1,2,…} = sup{∫|f|dμ} = ∫|f|dμ となります。
お礼
凄く分かりやすかったです!! 本当にありがとうございます! 何度も質問ばかりで申し訳ないのですが、 No 6の回答で sup[n≧1]∫|fn - f|dμ = max( max[1≦n≦m] ∫|fn - f|dμ, sup[n>m]∫|fn - f|dμ) ≦ max( max[1≦n≦m] ∫|fn - f|dμ,1) < ∞ と買いてますが max{1≦n≦m}∫|fn- f|dμ が何故 max{m<n}∫|fn -f| より 小さいのか 分かりません! max{1≦n≦m}∫|fn- f|dμ の方は、∞をとる可能性があるのではないでしょうか? あとsupは、分配法則みたいに使えるのですか? 何度もすみません!
- ramayana
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ああ、記号を省略していたのが誤解の源だったようですね。 ANo.3からANo.7まで、とくに説明なくsupと書いていたのは、「nがすべての自然数を動くときの上限」というつもりでした。 例えば、sup ∫|fn|dμと書いていたのは、sup{∫|fn|dμ:n=1,2,3,…}のつもりです。 また、sup[ ]のような書き方で、[ ]の中にnが動く範囲を示したものもあります。 例えば、ANo.6でsup[n>m]∫|fn - f|dμという式を書きましたが、これは、「nがmより大きい自然数全体を動くときの上限」、すなわち、sup{∫|fn - f|dμ:n=m,m+1,m+3,…} を表しています。 同様に、ANo.6でmax[1≦n≦m] ∫|fn - f|dμという式を書きましたが、これは、集合{∫|fn - f|dμ:n = 1,2,…,m}の最大値を表したつもりです。
お礼
分かりやすく回答して頂きありがとうございます! 何度も申し訳ないのですが No4の回答で 今 sup∫|fn|dμ<∞ を示そうとして, ∫|fn|dμ ≦∫|fn - f|dμ + ∫|f|dμ (申し訳ありませんが、何故こうなるかもわかりませんか?) であるから 両辺supをとって sup{∫|fn - f|dμ+ ∫|f|dμ} を考える sup|fn - f|<∞ というのは、分かりましたが sup∫|f|dμは、 どうなったのでしょうか? 何度も質問して 本当に申し訳ありません!!
- ramayana
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「∫|fn|dμ<∞ を示すだけでは、sup ∫|fn|dμ<∞ を言えた事には、ならないのですか?」 ならないですね。 例えば、関数列 {fn} が ∫|fn|dμ = n となるようなものだったとします。この場合、個々のnについては∫|fn|dμ<∞ですけど、sup ∫|fn|dμ=∞ です。
お礼
ちょっと分からないのですが supは、上界の最小値ですが その∫|fn|dμがnという値に決まってるならば 個々がnと決まってるならば supもnにならないのでしょうか? そこがいまいちわかりません…… 本当にすみません!
補足
No6の回答で max{1≦n≦m}∫|fn- f|dμ が何故 max{m<n}∫|fn -f| より 小さいのか 分かりません! 疑問ばかりで誠に申し訳ありません……
- ramayana
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もう少し簡潔な証明を思いつきました。 lim∫|fn - f|dμ=0 より、あるmが存在して、n>mなるすべてのnに対して ∫|fn - f|dμ < 1 となります。よって、 sup[n≧1]∫|fn - f|dμ = max( max[1≦n≦m] ∫|fn - f|dμ, sup[n>m]∫|fn - f|dμ) ≦ max( max[1≦n≦m] ∫|fn - f|dμ,1) < ∞ となります。
お礼
何度も回答ありがとうございます! 遅れて誠にすいません! 少し聞きたいのですが この問題で sup{∫|fn|dμ}<∞ を示すとき ∫|fn|dμ<∞ を示すだけでは、 sup ∫|fn|dμ<∞を言えた事には、ならないのですか?
補足
何度も回答ありがとうございます! 遅れて誠にすいません! 少し聞きたいのですが この問題で sup{∫|fn|dμ}<∞ を示すとき ∫|fn|dμ<∞ を示すだけでは、 sup ∫|fn|dμ<∞を言えた事には、ならないのですか?
- ramayana
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「lim∫|fn - f|dμ=0より何故sup{∫|fn -f|dμ}<∞なのですか?」 ANo.3と同じ論法になります。lim∫|fn - f|dμ= 0より弱い次の前提で十分です。 [1] lim∫|fn - f|dμ< ∞ まず、個々の固定されたnに対して [2] ∫|fn -f|dμ < ∞ となるのは、よろしいでしょうか?これは、{fn}が一様可積分であって、かつμ(A) < ∞ であることから導かれます(本当は「一様」でなくてもよい)。 もし、結論に反して [3] sup{∫|fn -f|dμ}= ∞ だったと仮定しましょう。すると、[2]と[3]により ∫|fn -f|dμ > 1 となるnがあるはずです。そのnをn_1とします。次に、同じく[2]と[3]により ∫|fn - f|dμ > ∫|fn_1 - f|dμ + 1 n > n_1 となるnがあるはずです。そのnをn_2とします。次に、同じく[3]により ∫|fn - f|dμ > ∫|fn_2 - f|dμ + 1 n > n_2 となるnがあるはずです。そのnをn_3とします。 同じことを繰り返して、n_4, n_5, … を選んでいくことができます。すると、各kに対して ∫|fn_k - f|dμ > k ですから、 lim[k→∞]∫|fn_k - f|dμ = ∞ です。 すなわち、{fn}の無限部分列{fn_k}で、∫|fn_k - f|dμが無限大に発散するものが存在したことになります。これは、[1]に矛盾します。この矛盾は、[3]を仮定したことに起因するものです。したがって、[3]が否定されなければなりません。すなわち、 sup{∫|fn -f|dμ}< ∞ です。
- ramayana
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「∫|fn|dμ≦ ∫|fn - f|dμ + ∫|f|dμ を使っての証明は、出来ないでしょうか?」 たいして変わり映えしませんが、次のはどうでしょうか。 ∫|fn|dμ≦ ∫|fn - f|dμ + ∫|f|dμ ⇒ sup∫|fn|dμ≦ sup∫|fn - f|dμ + ∫|f|dμ (両辺のnに関する上限をとった) ⇒ sup∫|fn|dμ≦ ∞ (lim[n→∞]∫|fn - f|dμ=0 よりsup∫|fn - f|dμ<∞なので)
お礼
lim∫|fn - f|dμ=0 より 何故sup{∫|fn -f|dμ}<∞ なのですか? 本当にすみません!
- ramayana
- ベストアンサー率75% (215/285)
∫|f|dμ < ∞ は、仮定されていると思っていいのでしょうね。また、(1)で lim∫fn dμ= ∫f dμ が証明済みということなので、f, fnの代わりに|f|, |fn|を置いても同じことが言えます。よって、 [1] lim[n→∞]∫|fn|dμ = ∫|f|dμ < 0 が分かっているものとします。 固定されたnに対して、「一様積分可能(一様可積分?)」とμ(A)<∞の仮定により、 ∫|fn|dμ< ∞ です。したがって、もし [2] sup{∫|fn |dμ:n=1,2‥}= ∞ なら、{fn}の無限部分列 fn_1, fn_2, … が存在して、 lim[k→∞]∫|fn_k|dμ = ∞ とならなければなりません。よって、元の関数列{fn}の積分については、その上極限が無限大にならなければなりません: lim_sup[n→∞]∫|fn |dμ = ∞ これは、[1]と矛盾します。よって、この矛盾の出発点になった[2]が、否定されることになります。
お礼
回答ありがとうございます! (1)をうまく使いやっていくのですね! これも理解出来そうなのですが ∫|fn|dμ ≦ ∫|fn - f|dμ + ∫|f|dμ を使っての証明は、出来ないでしょうか? 何度も本当に申し訳ありません!!
- alice_44
- ベストアンサー率44% (2109/4759)
普通は、「一様可積分」って和訳するんだよ。
補足
普通は、一様可積分と言うんですね! ありがとうございます! 問題分かりませんか?
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お礼
何故最大の値をとるのかでなく 何故∞を取らないのかが分からないです.
補足
間違えました! 有限の範囲ならば何故∞を取らないのかが分かりません! 本当にすみません!