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「~と思いきや~」の「き」「や」は
「~と思いきや~」という表現ですが、最近、テレビなどでよく耳にします。 この「き」と「や」は文法的にどういうものでしょうか? 「き」・・・過去の助動詞 「や」・・・疑問の助詞 でいいのでしょうか? もしそうなら使い方が少しへんだなって思うのですが、 はたしてどういうものでしょうか? よろしくお願いします。
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- M_Sato
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No.1です。 もともとは「思ひきや雪踏みわけて君を見むとは」(古今和歌集)のように「思っただろうか、いや決して思わなかった」という意味の使い方をしたようです。 それが現代では「晴天だと思いきや、土砂降りの雨だった」のように「と思ったが、いや違った、意外にも」という意味で使われるようになっています。 歴史的な言葉の成立過程からいって「や」は「反語の助詞」なのです。
- key00001
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> 逆接になるのですか? > ということは、「や」は逆接の助詞でいいのですか? 「反語は逆説でいいのですか?」と言われても、良いとは言えないですね。 反語は反語です。 反語とは、「〇〇か? いや、そうではない」と言う意味です。 質問者さんが、「や」を疑問と解釈したのは、「〇〇か?」の部分かと思いますが、それだけでは反語「や」の解釈としては間違いで、逆接的な「いや、そうではない」を伴います。 一方、現代語では、あまり反語表現は用いませんので、現代語訳では、反語の主旨ある逆接表現にしました。 違う言い方をしますと、「思いきや」などの形で、反語表現は現在も残存していますが、それに対するご質問なので、反語を用いない現代語的な表現をしたとご理解ください。
お礼
>、「思いきや」などの形で、反語表現は現在も残存していますが、それに対するご質問なので、反語を用いない現代語的な表現をしたとご理解ください。 ありがとうございます。 そうなのですね。「反語」であると。分かりました、ありがとうございます。 質問しておきながら、質問の内容とは違うことを私の頭で考えてしまい、そこで止めればいいのに、それに対してどんどん質問が出てきて、頭の中がとりとめもない状況に、スパゲティ状態になっております。 疑問・・・(この疑問の意が強くなって)・・・> 反語になる 反語・・・(この反語の意が強くなって)・・・> 詠嘆になる こう考えたら(仮定ですが)反語は疑問の延長上にある? とか もちろん古文の「~思ひきや」から出てきていることは明らかだと思うのですが、 「や」が文中で使用されれば○○の意、文末で使用されれば○○の用法などと考えることはできるのだろうか? と、 そして、「き」は過去の助動詞だと思うのですが、直前のことも「き」で表現するものだろうか? とか。 ま、これはこれで、違う質問たてるべきであることはよく分かります。 ありがとうございました
- key00001
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「き」・・・過去の助動詞 〇 「や」・・・疑問の助詞 x ⇒ 反語 現代語で言いますと「~と思ったが」「~と思っていたが」(過去形+逆接)に相当するかと思います。 もし「や」が疑問でしたら、「私は~と思っていたの?」などは、変ですけどね。 現代語の表現が「へん」と思われませんでしたら、それを古語的言い回しにしただけなので、「へん」と思わないであげて下さい。
お礼
「や」は疑問でなく、反語だなのですね? 反語だけど現代語では、 >現代語で言いますと「~と思ったが」「~と思っていたが」(過去形+逆接)に相当するかと思います。 逆接になるのですか? ということは、「や」は逆接の助詞でいいのですか? 「や」に逆接の意味があるのですね?
- M_Sato
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「思いきや」は文語表現で、「思ふ」の連用形「思ひ」に過去助動詞「き」と反語助詞「や」がついた語で、現在では「思いきや」でまとまった連語として使われます。 過去助動詞「き」は活用語の連用形につき、「今から、過去にあった事を思い起す(回想する)意」を表します。 反語助詞「や」は「…か、いや…ない」といった意味を表します。 したがって「と思いきや」で「…と思ったが、意外にも」ということを表現するのに使われます。 〔用例〕 ・当選だと思いきや、次点だった ・楽勝と思いきや、案外の苦戦だった ・虎口を脱したと思いきや、追っ手はすぐうしろにいた ・すぐ現れると思いきや、いつまでも出て来ない
お礼
ありがとうございます。 反語なのですね? で、反語には >「と思いきや」で「…と思ったが、意外にも」ということを表現するのに使われます。 というような使用法もあるのですか。これも反語ですかね。
お礼
ありがとうございます。 なるほど >「と思ったが、いや違った、意外にも」という意味で使われるようになっています。 という用法でしたか。 >歴史的な言葉の成立過程からいって「や」は「反語の助詞」なのです。 「歴史的な言葉の成立過程から」って、難しいですね、万葉集や古事記・日本書紀あたりですか?