• ベストアンサー

最近の口語表現について

「明後日は試合ですが、私は行かなかったりします」 というような表現を目にします。 この文章には、文法上問題が有るような気がするのですが どこがどう悪いのかが分かりません。 質問 そもそも「行かなかったりします」は品詞で分けると どのように分解でき、どのような問題がある(又はない) のでしょうか? 問題があるのであれば、「たり」を用いた表現では どのような文に修正すれば問題ないのでしょか? 疑問1 ・行かなかったりしますの「行かなかった」は過去をあらわすのか ・であれば、未来の事を過去形で発言することが問題なのか 疑問2 ・「たり」は副助詞としての使い方となるのか ・であれば、明後日の試合という限定されたことに対して 「たり」という複数の状態を示唆する表現が問題なのか などいろいろ考えて見るのですが、国語はあまり詳しく ありませんので、正確なことが分かりません。 よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • caizi
  • ベストアンサー率100% (3/3)
回答No.5

No.4です。 「たり」の使い方について、「○○なんて思ったりします」は「明後日は試合ですが、私は行かなかったりします」より強いて言えばましな気がします。 もし前者が「○○なんて思ったり思わなかったり…」といった確信の持てない曖昧な気持ちを示唆しているとすれば、前回述べた「たり」の用法2に該当すると思われるからです。 しかし実際は、「思います」と言い切るよりソフトな表現として、好んで使われているのではないでしょうか。 だとすると、結局「行かなかったりします」同様、用法は誤りであるが、話し言葉では常用される婉曲表現と言えます。 或いはtuukouninさんの御感想のように、ソフトを通り越して、不誠実な、後で言い訳をしやすくするための言い方とも取れますね。 やはり、基本的には「たり」は仰る通り、複数の行動や同じ(一連の)行動の繰り返し(飛んだり跳ねたり、寝たり起きたりetc.)などを示唆する場合に用いられるべき語ですので、会議など公の場や明確な意思を要求される場面では、たとえ柔らかい言い回しのつもりでも上記のような文で使用するのは不適切でしょう。 まして、いい加減な人だと思われる可能性があるのなら尚更ですね。 ところで、前回の「たり」の用法2の例文「学校では勉強したりクラブ活動をしたりします」ですが、勉強とクラブ活動を交互に行うのではなく、勉強したりクラブ活動をしたり遊んだりお喋りしたり…と様々な行動を示唆しているとも考えられるので、用法1の方が合っていそうです^^;

tuukounin
質問者

お礼

非常に丁寧に解説をしていただきまして、ありがとうございました。 面倒な追記にもお付き合いしていただけた事に感謝いたします。 おかげで理解できたような気がします。 本当にありがとうございました

その他の回答 (5)

回答No.6

割り込み,ごめんなさい。 >この「○○たりします」というのは長い時間帯の中で複数の行動や同じ行動の繰り返しなどを示唆する場合に用いられると思ってもよろしいでしょうか? ●「~たり(する)」というのは(No.3さんの言われるように)何をするかという行動の例示だと思います。 ・出演者それぞれが歌ったり踊ったりする。 ・会の参加者はみな飲んだり食べたりおしゃべりしたりして時間一杯楽しみました。 ・深刻な話題なのに講師はときどき冗談を言ったりして座を和ませました。 ・あのまじめな人がダジャレを言ったりしたのを聞いて驚きました。 繰り返す場合もあるでしょうが,繰り返さないかもしれません。 「行かなかったりする」のは,本来なら行くのが当たり前だが,そのような外れた行動をとるのだとアピールしているのでしょう。 「思ったりする」のは,多数の考えとは(おそらく)違うことを自分は思う といっているのかもしれません。 >つまり、明後日の試合などと特定した場合や、自分の意思を明確に伝えなければならないときには不適切でな表現方法であるという事でよろしいのでしょうか? ●はっきり言えばそうなります。 ご質問の例のような表現は,自分の意思でそう決めたのにもかかわらず,表現を客観化して(他人事のような言い方をして),今はやりの「あいまい,ぼかし」表現をしているもの考えられます。

tuukounin
質問者

お礼

ありがとうございました。 参考になりました。

  • caizi
  • ベストアンサー率100% (3/3)
回答No.4

まず品詞で分けると、「行か(動詞・未然形)なかっ(助動詞・連用形)たり(接続助詞)し(動詞・連用形)ます(助動詞・終止形)」となります。 又「たり」は、 1.ある動作を例示し他の場合を暗示する時  例:No.3さんが書かれた「休みの日は映画を見たりします」 2.その動作、事象が交互に行われることを表す時  例:同じく「学校では勉強したりクラブ活動をしたりします」 に使います。 以上のことから、「明後日は試合ですが、私は行かなかったりします」は、文の形式としては間違いではないが「たり」という言葉の用法が不適切であると考えられます。 従って、文の趣旨を全く変えずに「たり」を用いて表現するのは不可能でしょう。 ただ、この文をストレートに言うと「明後日は試合ですが、私は行きません」となり、かなりきつく聞こえてしまいます。 しかし、「行かなかったりします」と言えば少し変てこな感じはするが語調は幾分和らぐようにも思います。 何かおかしいけれど何となく使われているのは、そんな言葉の角を丸める効果があるからかも知れませんね。

tuukounin
質問者

補足

もう少しお聞きしてもよいでしょうか? 最近よく「○○なんて思ったりします」という文章を見ます。 私自身、実は会議などでもよく耳にするのですが 思ったりするからどうなの? と言いたくなってしまうのです。 No4さんをはじめ、他の方のご回答にありますように、この「○○たりします」というのは長い時間帯の中で複数の行動や同じ行動の繰り返しなどを示唆する場合に用いられると思ってもよろしいでしょうか? つまり、明後日の試合などと特定した場合や、自分の意思を明確に伝えなければならないときには不適切でな表現方法であるという事でよろしいのでしょうか?

  • shangyan
  • ベストアンサー率41% (117/284)
回答No.3

問題は、「~たりする」は、習慣的なものや一般的なものを表すのが普通なのに、「明後日」しようとすることに使っているからです。「~たりする」はいろんなことをしているなかで何個かの例だけをあげるものです。 「休みの日は映画を見たりします」 「学校では勉強したりクラブ活動をしたりします」 と使われるのが普通ですね。 例文は、意味が変わりますが、「彼の試合を見に行ったり行かなかったりします」といったものなら大丈夫ですね。 「明後日は試合ですが、私は行かないつもりです」「行きません」としか言えないでしょう。 「~たりして」「~たりするかも」という形なら未来でも使えますが、自分で自分の予定を知らないのは変ですから、「私」よりも他人の行動になるでしょうね。「明後日、試合だけど、彼、来なかったりして」など。

tuukounin
質問者

補足

「行かなかったりします」というと、行くとも、行かないとも言っていないような気がしていたのです。 つまり、本当は行く気がないので「行かなかったりします」と言っておきながら、気分が変わって試合に行ったとしても、「行かないとは言っていない」という言い訳が出来るような、あやふやな文章な気がするのです。

  • hakkoichiu
  • ベストアンサー率21% (250/1139)
回答No.2

誤用の一言です。 文法に言及するまでも無く、 行くなら「行く」、 行かないなら「行かない」 と はっきり言って誤解を避けるべきでしょう。

tuukounin
質問者

お礼

ありがとうございました。 私も不誠実な文章だなと思っていたものですから・・・

回答No.1

う~ん、 こういう口語というか、 日常会話の中での表現は、 文法や用法をわざと崩して使うことがあるので、 外国の方には難しいかも(^^;   さて、それでは解説を・・・ 「明後日は試合ですが、私は行かなかったりします」 という言葉ですが、 通常の文章に直すと、 「明後日は試合があるのですが、 事情があって私は行けないのです」 という感じになります。 意訳ですので、若干の違いはありますけどね。         なんでこういう言い方をするかというと、 「事情がある」という事を、 直接言わずに、 「行かなかったりする」 という表現をすることにより、 深刻な事情ではないという事を匂わせて、 相手に「どうして?」と聞きやすくさせるためです。   また、おどけた言い方ですので、 仲間同士での「話のネタ」を振るときにも使います。    あまり上手く説明できませんでしたけど、 理解していただけましたでしょうか?            

tuukounin
質問者

お礼

ありがとうございました。 私は当初、自分の意志は「行かない」と決めていても、それが言いにくいから、「行くことが前提だけど、ひょっとしたら行かないかもしれない」という表現にしているかと思っていたのですが、 「行かなかったりします」という文章だと、「行かない」という事が前提になっているのですね。