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「語用論」と「意味論」と「構文論」の違いは?

何となく論理学という学問に興味を持って、書籍を購入して みたのですが、早速、入口で躓いてしまいました。 具体的には、語用論、意味論、構文論といった用語の 違いが解りませんでした。 厳密な定義よりは、むしろイメージとして、どのような 感じなのかを教えていただけるとありがたいです。 よろしくお願いします。

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回答No.2

これは今から80年ほど前にモリスという人が考えた区別です。 彼は記号論を次の三つの部門に分けました。 構文論:記号と記号の関係を扱う 意味論:記号とその気が差すものとの関係を扱う 語用論:記号とそれを遣う人との関係を扱う なんだかよく分かりませんね。例を挙げましょう。 構文論は、いわゆる文法です。英語の文法とか、古文の文法とかやりましたよね? あれです。this と is と a pen の関係を考えるんです。 あるいは「こそ」が来たら、文末は已然形だとか。 数学にもありますよ。3と2と5と+と=を組み合わせて、3+2=5を作るとか。 ま、論理学の構文論はちょっと違いますけど、基本はそういうことです。 意味論は、たとえば、 +とか-ってどういうことだろう、 0とは? 「たら」「れば」という仮定って、どういう意味だろう、 なんてことを考えます。 語用論は、何でそういう意味になるんだろう、ということを考えます。たとえば、 「来ていただけますか?」は疑問文なのに、どうして「依頼」になるんだろう?、とか、 何時か聞いたら、「今、笑っていいともが始まったとこ」といわれた。なぜこが答えになるんだろう、とか、そういうことです。

pacioli
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 具体例も示していただき、大変感謝しております。 非常にイメージしやすかったです。 しっかし、生産性のないことを考えるもんですねぇ…哲学って。 改めて、ありがとうございました m(_ _)m

その他の回答 (1)

  • bokeyu
  • ベストアンサー率37% (15/40)
回答No.1

ものすごく単純に言うと、記号のはたらく過程について、その基本的な構造をとらえようとする場合に、 1、話し手としての主観 2、表現されている対象 3、記号 といった具合に三つの要素を取り出して区別してみる。 そのとき、それぞれに対応して、 記号を使う使用者にかかわる問題についての学を語用論。 記号とこれが意味する対象にかかわる問題についての学を意味論。 記号間の構文上の正しさにかかわる問題についての学を構文論。 と区別する。

pacioli
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 要素に分解して、組み合わせて考えるのがポイントなんですね。 解りやすいご回答ありがとうございました。