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日本神話の世界設定を教えてください

色々なサイトを覗いて自分でこうかな?と思っているのを書いてみるので、 間違っているところを教えていただけたら嬉しいです。 天:神様が7人いる所 ↓ 島:天のうちの2人が国を産む?ために降りてきた所 ↓ 葦原:今のこの世界?(日本?) ↓ 黄泉:死んだら行く所。葦原とは坂で繋がっている こんな理解なのですが、世界は4つであってますか? 他にもあったら教えてください。 あとお互いの世界の行き来って無理な設定なのでしょうか。 人物は置いておいて、とりあえず場所の設定を知りたいのです。 よろしくお願いします。

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  • fujic-1990
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回答No.1

 稗田阿礼ほかの口伝者の言葉を組み立てたものが神話ですので、理論的にいろいろ矛盾が出ています。古事記と日本書紀でさえ、違うことが書いてあります。  したがって、何を書いても「それは違う」という反論が出てきそうだということをあらかじめお断りします。  お書きの「天」というのは、混沌時代(まだ天と地上が厳密には分かれていなかった時代)の、いわば「疎」の部分ですよね。  「島」というのは、「天の瓊矛」で青海原(密な部分)を引っかき回して持ち上げた時に垂れた滴でできたところですよね?  イザナギ・イザナミ二柱の神がそこで国土を産みますが、「プロポーズの声は男からかけるべし」なります。  散乱していたホコリが地面に落ちて地は固まり、空が澄んで晴れ渡るように、疎の部分と密の部分が分かれ、「高天原」と「地上」に分かれるうちに、消滅してしまったようです。  完全に両者が分離し、固定化された現在は、お書きの「天」はないはずです。    高天原は天照大神ほか、八百万の神々がいる場所です。  「葦原」は、この世界のことではなくて、日本の島々のことです。正式には、大八洲豊葦原瑞穂国。  神々が、自分の子孫に支配させるべきところはないかと地上を見下ろしたとき、一面に葦が生えて豊かな稔りを約束してくれそうな所があったのだそうです。  ・・・ この世、世界は「地上」と書いてなかったですかね、記憶があいまいですが。  「黄泉」とこの世は、坂・・・ 洞窟内の坂ですね。ウェイトは坂よりも、光の届かない暗い洞窟内であることにあります。  島根県に黄泉の国につながる洞窟というのがあったと記憶しています(もちろん、実際には行き止まりです)  高天原と大八洲豊葦原瑞穂国は行き来できます。  天孫つまり、天皇家の祖先は高天原から降臨して来ました。それを助けるために、例えば天の岩戸の岩扉を開けた「天手力男命」らも一緒に降臨しています。  今も、皇族の男子は5歳?の時に、碁盤(天)から飛び降りる儀式をおやりです。(将棋盤は戦場。碁盤は宇宙で、中心に天元という点が打たれてあります)  素戔嗚尊は、この世と高天原を何度か往復しています。姉である天照大神をいじめたりして、日食をおこしたりしています。  したがって、現在の日本には、天孫族が降臨した際に連れてきた神々と、もともといた神々がひしめいていることになります。  ゆえに、いまは、高天原-大八洲豊葦原瑞穂国-黄泉の国 の3種です。  ちなみに、日本=大八洲豊葦原瑞穂国は、高天原と黄泉国の間にありますので、「中つ国」ともいい、すなわち「中国」でもあります。  天気予報で「中国地方は雨」とかいう場合の「中国」とは、その意味です。島根に黄泉の国への洞窟がありますので。

noname#211724
質問者

お礼

大変参考になりました。 わかりやすく説明してくださってありがとうございます。