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「美しいですから」と言えても「美しいだから」とは言えない理由
日本語学習者に「形容詞+だから」とは言えないという理由を文法的にどのように説明したらよいか、教えてください。「です」は「だ」の丁寧語で置き換えができると日本語学習の本に書いてあるので、「寒いですから」と言えても「寒いだから」と言えないことを、どう説明したらよいでしょう。ちなみに私は語学教育関係者ではありません。 「寒いからストーブをつけた」と言う時に、、 ○寒いから ×寒いだから ○寒いですから 「今は夏だから暑い」と言う時には、 ○夏だから ○夏ですから と両方言える。 ちなみに形容動詞の時にも ○きれいだから、、大変だから ○きれいですから、、大変ですから、、 両方言える。 ふだん考えずに使っている言葉も、、質問されていざ説明するとなると難しいです。
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補足にお答えします。 以前にお答えした、理由、原因を示す「から」と 今回の補足する、 理由、原因を示す「のに」は 少し違います。 1、「のに」は、 動詞、形容詞(「~い」で終わる)、形容動詞(「~な」で終わる) に付きます。 2、「なのに」は、 名詞に付きます。 ご質問の「寒い」は1、になります。 『「さむい」これは「~い」だから「のに」をつけて「さむいのに」と言いましょう。』 と説明します。 参考までに、2、ですが、「日曜日なのに」「夕食なのに」などです。 1つ注意事項があります。 「のに」「なのに」を定着させると同時に、「ので」も必要です。 「ので」と「から」は、原因、理由を示す助詞です。 例) 遅い時間に寝た「から、」今日は眠い。 遅い時間に寝た「ので、」今日は眠い。 早い時間に寝た「のに、」今日は眠い。 上記の例文のように、「のに」「ので」が過去形に付くときは、 1、動詞には 「た」 2、形容詞には(「~い」で終わる) 「~かった」 3、形容動詞には(「~な」で終わる)「~だった」 4、名詞には 「+だった」 に付きます。 1、食べた「のに。」食べた「ので。」 2、寒かった「のに。」寒かった「ので。」 3、きれいだった「のに。」きれいだった「ので。」 4、日曜日だった「のに。」日曜日だった「ので。」 となります。
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- what_is_new
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理由を示す「から」の場合。 1、「から」は、形容詞、終止形につきます。 終止形語尾が「~い」(口語体)で終わるもの。 2、「だから」は、名詞と形容動詞につきます。 名詞の前では「~な」の形になるもの。 終止形語尾は「だ」です。 ご質問の単語ですが、 「寒い」 これは1、になります。 『「さむい」と「い」で終わるから その後に「から」をつけてください。』 と説明します。 「夏」 これは 2、になります。 『「なつ」という 形が変わらない単語だから、「だから」をつけてください。』 と説明します。 「きれい」 これは2、になります。 『「きれい」は「~な」とついて「きれいな」になる。 「~な」とつくのは「だから」とつけてください。』 と説明します。 簡単に書きましたが、もっと例外な単語もあります。
- wolv
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> ○寒いから > ×寒いだから > ○寒いですから これは本当ですか? 「寒いから暖房強くしますよ.」 「寒いですから暖房強くしますよ.」 下の例はかなり違和感があります. (でも「寒いですね.」は使うかな.) 本来「形容詞+です」はという使い方はしない. ただし,丁寧な表現にしたい場合に他に適当な表現がないので, 人によっては使う場合もある. 「寒いだから」にしたところで, 丁寧語の意味合いが追加されるわけではないので, 本来の「寒いから」を使う. といったところではないでしょうか. 補足: 「寒いのです.」転じて「寒いんです.」等々, 「形容詞+の+だ・です」は文法的には正しいです. 蛇足?: あらら,「正しいです」は文法的には間違っている気がしますが, 普通に使ってしまいました. そのつもりで見ると「正しいです.」も確かに違和感があり, 「正しい」「正しいはずです.」「正しいと思います.」 「正しいと思っています.」「間違っていません.」「あっています.」 などとするべきのように思います. 支離滅裂でごめんなさい. まとめ. 「形容詞+だ・です」は文法的には間違い. 丁寧さを付け加えたいときに,「形容詞+です」を使う人が増えてきた.
お礼
回答していただいてどうもありがとうございました。本来は「形容詞+です」はという使い方はしない、、と言うことも、今回初めて知りました。とても参考になりました。
- poor_Quark
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柳田国男著「国語の将来」によると、日本語は形容詞の数が不足していて、その不便を埋め合わせるのが形容動詞の役割だそうです。形容動詞は「名詞の形をした語幹」+語尾によって構成されており、正確には「体言」+「助動詞」という分析をする人もいて、その柔軟性の高さから品詞として認めないという立場があるくらいです。 さて、 ○きれいだから、、大変だから ○きれいですから、、大変ですから という二通りの表現に違和感がないのは、形容動詞の語幹が名詞の形をしているためだと思われます。つまり「名詞」+「ですから」も「名詞」+「だから」も両方許されますので、問題ない表現であるとされるわけです。同じように、 ○夏だから 名詞+断定の助動詞の終止形+接続助詞 ○夏ですから 名詞+丁寧の助動詞の終止形+接続助詞 という表現も全く自然です。 ○寒いから ×寒いだから ○寒いですから ですが、「寒いから」に関しては「用言」の終止形+「接続助詞」の『から』という組み立てでいいと思います。 「寒いだから」ですが、「形容詞」の連体形+「断定の助動詞『だ』」はそもそも標準語としては許されていません。 3番目の「寒いです」を「形容詞」+「丁寧の助動詞『です』」と分解すれば、これは戦前までは正規の国語表現としては認められなかった使い方なんだそうです。井上ひさし著「日本語相談」によると、昭和27年の国語審議会で「平明・簡素な形として認めてよい」との建議がでて、初めて公的に認知された表現であり、「寒いです」という表現自体にまだ違和感を感じる人も多いとか。それでも多くの人が日常的につかっている普通の表現になりつつあると感じます。
補足
早速のご回答ありがとうございます。ご指摘のように、形容詞+です も少し違和感を持っていました。年輩の人の会話に聞く、、お寒うございますから、、美味しゅうございます、、の方が自然に感じられますね。1952年に認められた表現と言うことで、、今時のら抜き言葉のようなものだったのでしょうか。どうもありがとうございました。
- baihu
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普通に使われている言葉なのですが、どうも「寒いです」や「美しいです」といった“形容詞”+“です”は据わりが悪く感じます。本来の用法ではないのではないかと思います。また、そのように説明している文献をどこかで読んだような気がします。 かと言って「寒うございます」や「美しゅうございます」では、あまりに現代日本語的でないので(^^;、使わないわけにはいかないのですが。
うつくしい、きたない、くらい、 狭い、かなしい、全て送り仮名の"い"がつく。 ここにある綺麗も夏もその単語だけで、成り立っている。 綺麗いではない。きれいという単語がいかにも美しいの"い"と同じように受け取られるから誤解を招くのであって、きれい、は綺麗と独立している。綺麗いは、綺麗な、となる。送り仮名の"い"がつくものは、全て"だから"は使えない、と説明したらいかがでしょうか。"な"がつけられるものは、得意、しびあ、大変、神妙、朴訥、神秘的、特別などが思いつきましたが、すべてだからをつける事ができます。な、をつけて形容する単語は、"だから"と"だ"で一旦断定してあげて、からをつけるのではないでしょうか。 文法的ではない回答ですが、いかがでしょうか。
- mucosa
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私が思いますに、そういったニュアンス的な事は、覚えるしかないと思いますよ。 答えになってなくてすみません。私は今海外にいますが、どうしても外人にはわかるのに、説明出来ない言い回しってやっぱりあります。なかには、先生がこうじゃないか、と説明してくれても、それに当てはまらない場合もやっぱりでてくるのです。 寒い、を使う時には、”だから”と、”ですから”が当てはまって、ほかの言葉の場合にはあてはまらない、そう覚えてください。で、いいんじゃないですか??いろいろ私もよく理屈を考えましたが、実際喋る時は、この単語が形容詞だから・・なんて考えている暇ないですから。覚えたセリフを喋っているのが現状ですね。習い始めはいろいろグラマーも学びましたし、それも助けになりました。でも、yellowloveさんがおっしゃっているような微妙なニュアンスは、そのまま覚えてください、次元の問題だと思われますよ・・。yellowloveさんが重々おわかりになっていることでしたら、すみません。
お礼
とてもわかりやすく答えていただいて参考になります。「寒いのに」「寒いなのに」の、のに、なのに、も同じように考えればよろしいでしょうか。どうもありがとうございました。