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日本人の義務意識について
- 伝統的に、日本人の平均的な義務意識は強い一方で、自身の権利については鈍感である。
- 合意を実行する際には、誠実さと信頼が重要視されている。
- 契約においても、当事者の権利と義務が注目される。
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> 1.Traditionary duty-conscious , the average Japanese ,have been somewhat insensible of their own rights. おそらくコンマの付け方に誤りがあると思われます。それに、traditionary などという単語はありません (traditional という形容詞の副詞形の traditionally ならあります)。実際には、 → Traditionally duty-conscious, the average Japanese have been somewhat insensible of their own rights. という文だったのではないでしょうか。 まず、冒頭の部分を 「伝統的に、義務の意識」 という読み方で読んだところに間違いのもとがあります。Traditional と Traditionally の違いを認識していません。慣れればいい加減に見ても単語の並びから判断できたりしますが、学習者としては、1語1語をきちんと見るべきです。Traditionally という副詞は何かを修飾しています。それは何か。当たり前と思われるかもしれないけども、duty-conscious という形容詞を修飾しています。 duty は 「義務」 で conscious は 「意識する」 という意味だと分かれば、つなげて 「義務を意識する」 とか 「義務の意識の」 とかいう意味を思い浮かべて欲しいところで、Traditionally duty-conscious だと、「伝統的に義務の意識がある」 という意味までたどり着いて欲しいところです。 the average Japanese を 「日本人の平均は」 と解釈したとすれば、それはスーパー解釈です。average は形容詞で、Japanese は名詞だから、普通なら 「平均的な日本人」 という解釈に落ち着きます。 とはいえ、それだけ分かっても、全体としてはよく分からないかもしれない。問題は、ご指摘のとおり、冒頭の部分なのでしょう。 倒置などではなく、省略があると見ることができそうです。つまり、Being という、よく略される動詞が隠れていると見ることもできそうです。 Being traditionally duty-conscious (伝統的に義務の意識を持っている) こうした場合、冒頭の Being の存在意義がお分かりでしょうか? 分詞構文というやつでしょう。 それだけでは不十分で、前半である事実を述べて、後半では前半で述べたことにケチをつけるというか、「それにもかかわらず」 というニュアンスのことを述べている。 すると、その 「にもかかわらず」 も省略されているのではないか、という推理ができる。 Though being traditionally duty-conscious, ... しかし、本当は、もっと省略があるとみなせる。実は、 Though the Japanese are traditionally duty-conscious, ... という文であるのだが、the Japanese という語は、コンマの後ろで使うつもりでいたから、重複する。だから、頭の部分ではバッサリと省いてしまった。そして are → Being にしたのだが、それも略してすっきりさせたのが、お示しの英文というわけです。 文字で書くと分かりにくいかもしれないけど、これくらいのことは分かっていると、すんなりと英文を読めるようになられるのではないかと思います。 > 2.Importance is attached to sincerity and faith in fulfilling an agreement. 「重要性は、合意を実現させるという中で、信頼や、誠実さが付与される」 という訳は、実に惜しいです。is attached to ... は 「・・・に対して付与される」 という表現なので、 合意を実現させるという中で、信頼や、誠実さに重要さが付与される とすれば、かなりいい線いってたと思います。もう少し普通の日本語らしくすると、 合意を実現させるという中で、信頼や誠実さが重要とされる つまり、「信頼や誠実さ」 という要素に 「重要さ」 という要素がくっついている、ということです。英文を書き換えるなら、 In fulfilling an agreement, sincerity and faith is important. ということでしょう (この形の文なら分かりやすいでしょう)。 > 3.even in contracts rights and duties of the parties concerned were ~ the parties concerned は、「当事者」 と解するのが普通です。the parties which is concerned ということで which is が省略された形です (普通は the parties concerned と表現することが一般的なので、which is を入れることはまずないと思います)。 * 質問者の年齢や学年、性別すらも分からないで、とりあえず高校1、2年生くらいの男性ではないかという前提で回答を書いてみました。文字で書いて説明するのはむつかしいです。
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- sphenis
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♯2です。 1、の traditionary duty-conscious について私なりの考え方の補足です。 duty-consciousは形容詞かなと思ったのですが、traditionary(ちゃんと辞書に載っている単語です)が形容詞で、形容詞+形容詞というのは変ですので、duty-conscious people の people を省略しこの様に表記しているのかなと予測し先程の様に訳した次第です。 しかし、この様な場合普通は the が入ると思うのですが…。 (例:young people → the young)
お礼
ご回答ありがとうございます。文が省略されているのは本当に意味を計りかねてややこしいですね。 参考になりました。ありがとうございました。
- sphenis
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1、 traditionary duty-conscious で、 伝統的な義務自覚者→伝統的に義務を自覚している者 という感じの意味ではないでしょうか。 そして、それを the average Japanese に言い換えている、つまり、Traditionary duty-conscious と the average Japanese が同格ではないかと思います。 Traditionary duty-conscious , the average Japanese ,have been somewhat insensible of their own rights. 伝統的に義務を自覚している者である平均的な日本人は、自分達自身の権利には幾分鈍感であった。 →平均的な日本人は伝統的に義務を自覚しているが、自分達自身の権利には幾分鈍感であった。 2、 Importance is attached to sincerity and faith 重要性が真心と信頼に付加される→真心と信頼は重要である in fulfilling an agreement. 合意を実現させる中で 3、 concernedは過去分詞です。 people concerned で「関係者」という言い方がありますので、同じ使い方でしょう。 普通は名詞の前に付きますが、これは例外です。 1はちょっと自信無いですが…すみません。
お礼
ご回答ありがとうございます。丁寧に教えて下さって、本当にめちゃくちゃよくわかりました。 大感謝です。ありがとうございます。