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積分

わからない問題があるのですが、 (1) 実数ζ<=0 をパラメータとする有理型関数 f(z) =exp(-iζz)/(1 + z2) ; z2∈ C を考える.実軸上の線分C1 = [-R;R] とRe^iθ (0<=θ<=π) で表される半円C2 からなる閉曲線に反時計回りの向きを入れた積分路をC とする.ただし,R > 1 は定数であるとき、 ∫f(z)dz = πexp(ζ) を示せ. (2)ζ<= 0 のとき ∫[-∞,∞]exp(-iζt)/(1 + t^2) dt =πexp(ζ) を示せ. (3) ζ > 0 のとき ∫[-∞,∞]exp(-iζt)(1 + t^2) dt を求めよ. という問題で、(1)は積分すればいいような気がしたのですが、わかりません。 どなたかよろしくおねがいします。

みんなの回答

  • rnakamra
  • ベストアンサー率59% (761/1282)
回答No.2

(3) これは ζ > 0 のとき ∫[-∞,∞]exp(-iζt)/(1 + t^2) dt を求めよ. の間違いですか。(元の式でも収束するが値は違います) この場合は積分経路C2の代わりにC3としてRe^(iθ) (θ:0→-π)をとり閉じた経路を作ります。 (1)と同様にこの積分はR>1において一定の値をとりその値はz=-iでの留数の-2πi倍になります。(この積分の向きが時計回りであるためマイナスがつきます) R→∞ とするとC3上の経路をとった積分は"0"に収束しますので実軸上の積分も収束するでしょう。 もし(3)の問題が ζ > 0 のとき ∫[-∞,∞]exp(-iζt)(1 + t^2) dt を求めよ. であれば、この被積分関数はいたるところで正則であるため、閉じた経路での積分は"0"になります。C3の経路での積分はR→∞で"0"に収束しますので実軸上での積分も"0"に収束します。

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.1

(1) C の内部に含まれる f(z) の極は、 exp が整関数であることから、z = i だけです。 ここでの留数が判れば、留数定理から C を周る閉路積分の値が解ります。 z = i は 1 位の極ですから、 留数は lim[z→i] (z-i)f(z) で求められます。 (2) 上記の積分で R→∞ の極限をとればよいです。 C のうち半円周部分の線上では、f(z) の値は z の -2 乗以上の速さで 0 に近付きます。 |exp(-iζz)| = exp(ζ|Im z|) が、 ζ ≦ 0 のために、|z|→∞ で非増大だからです。 これに半円周の弧長を掛けて |z|→∞ とすると 半円周部分の積分→0 が言えます。 よって、実軸上の積分=(1)の値 となるのです。 (3) ζ > 0 の場合は、|z|→∞ のとき |f(z)|→∞ が言えますから、 上と同様の議論によって、実軸上の積分=∞ が示せます。