企業のサイドビジネスに金融先物商品を扱ったらどうか
あるインターネット新聞で下記のような投稿をしたのですが、どなた
からもコメントがありませんでした。
いろいろな御意見をお聞きできればと思い、こちらにもアップさせて
いただきます。
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(前略)
もともと「日経先物225」という商品はあったようですが、225miniの登場によって個人投資家も取組みやすくなったようです。最低約10万円未満の保証金でチャレンジ出来るようになりました。細かい説明は省くとして、日経平均が100円上がれば1万円の利益。100円下がれば1万円の損(売りから入れば、上昇で損、下落で利益ということになりますが)。
暴落時に、「その内に戻る、上がる」と高をくくっていると、更に下落し、何度追証(おいしょう)を受けたことか。その度に自分の欲をコントロールできない自分自身の浅ましさ、愚かさを嘆いたことでしょう。
しかし、それでもまだまだ何度も何度も再チャレンジを繰り返します。「半分以下になってしまうと悔しくて、自分自身に腹が立つ」という経験をこの2年で何度もしてますが、「破産するわけではない」という額でやっているので、人生を失敗するまでには至っていません。
そういう甘さが今後も同じ失敗を繰り返すかもしれませんが、曲がりなりにも、それなりに経験値は上がっているように思っています。
さて、個人で取組むのは自己責任ですから、基本的にはなんの問題もないと思います。では企業として、法人として取り組むとしたらどうなのでしょう。もちろん、それは通常の株式投資や投資信託との関わりというものではなく、日経先物やFXに法人として取り組む場合です。
もちろん、素人がプロと戦って勝てる程、株の世界は甘くありません。これはあらゆる世界で同じことが言えるでしょう。しかし、素人でも地道に素直に研鑽を積むことで、プロまではいかなくともセミプロレベルにはなれるものでしょう。
先物225miniの場合、10万円の保証金なら1,000万円の運用と同じです。100万円の保証金なら1億円の運用と同じです。100円上がれば1万円の利益。100円下がれば1万円の損。(ここでは手数料は除外して語っています)要は手持ち資金を100倍にして運営できるという理解を私はしています。日経先物225miniではなく日経先物225であれば1000倍ということになります。もちろん、最低保証金が数十万円になりますが。
汗水たらして稼いだカネでないものは身につかないと言います。果たしてそうでしょうか。金融事業として、会社の余剰資金の一部を使って、日経先物225のようなものに堂々と取り組んで収益を上げる努力をしてもいいのではないでしょうか。
500万円の事業予算を確保したとして、運用上は100倍の5億円。5億円をベースに年間10%の運用益を確保するとすれば5,000万円。正に500万円の10倍。金融事業として500万円の予算で5,000万円の粗利を確保。50万円なら500万円。5,000万円なら5億円。
全くもって妄想、甘さ、幼稚と笑われるのでしょうか。ファンドマネージャーならもっと桁違いの額を動かし、桁違いの成果を上げているのでしょう。ただ、失敗して破滅している人もいるのでしょう、だからお止めなさい、なのでしょうか。
事業では本業が大切です。それ自体を私は全く否定しません。しかし、事業は業界ごとに利益率が異なり、業界の違いによる粗利率の相違にどうしようもない矛盾を私は感じることもあります。
事業は常に勝ち組と負け組みがあります。本業を支える別な事業部門として、企業内に「金融事業部」というものが大方の企業で存在するようになっても良いのではないでしょうか。
諸々の企業が、半額になっても決して自社が破綻しないような額で金融事業として、経営者自らが、あるいは、専門の担当者、あるいは兼任で適切な人材を配置し、株式の世界、先物の世界、いわゆるデリバティブ(金融先物商品)の世界にチャレンジしてみたらどうでしょうか。企業収益の向上を、本業と同じように真摯に取組むような、それが全く異端視されないような、そういう世の中になってもいいのではないか。私は真剣にそう感じています。
皆様はこのような考え方をどのように思われるでしょうか。