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経常収支
我が国の1990年代前半までの資金循環を主体別にみると、家計が唯一の安定した資金余剰主体であって、、家計の貯蓄は、資金不足主体である企業および政府の投資に利用させるとともに、海外部門の資金不足(国際収支では、日本の( A )の黒字にほぼ相当する)にあてられるという構図であった。 (A)は経常収支なのですが、何故なのかよく分かりません。てっきり、投資収支だと思いました。できれば、説明と経常収支の何収支か教えてください。ちなみに、投資収支は資本の流入が+で流出が-だということは理解しました。
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- at9_am
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回答No.1
恒等的に Y = C + I + G + (X-M) ...(1) が成り立ちます。ここでY:GDP、C:民間消費、I:投資、G:政府消費、(X-M):経常収支です。この式は、要するにGDPが何に使われたかを表しています。 さらに、 Y = C + S + T ...(2) が成り立ちます。所得は、消費されるか、税金でもって行かれて、残りが貯蓄になることを示しています。 (1)式と(2)式からYを消すと、 (S-I) = (G-T) + (X-M) ...(3) という式が導出できます。この式は、家計貯蓄から投資をひいたものが、政府のプライマリーバランスと貿易の経常収支に等しいことを示しています。 > 投資収支は資本の流入が+で流出が- 投資収支が黒字(+)ということは経常収支は赤字(-)ということです。したがって、(3)式に即して言うと (+) = (+) + (-) となるので、政府のプライマリーバランスを海外部門も支えている構造になるので、間違いです。