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株の役割について
↓を質問した勉強中の初心者です(^^; http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1664169 経済における株の役割が良く分かりません。皆様のイメージを教えてください。 <債権> 貸す人 :余剰資金を貸す代わりに利息をもらえる。 借りる人:自己資金以上の投資が出来る。資金を貯める時間をカットできる。 経済:動かないお金が、動くお金にかわる。 <不動産><為替> 説明省略 <株> ??? 株発行時や堀江さんの様なケースや配当金は理解できるのですが、大半は株の売買による差益と手数料益と思うんです。株の上げ下げで、企業に明確なメリットが出て来る訳でもなくどちらかというと蚊帳の外の感さえあります。なんとなく絵画やコレクター品のオークションイメージなのです。 いったい、株というものは経済にとってどういう役割でどういう風に役立っているのでしょうか?
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- cubics
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あなたがなかなか理解できない理由は、よくわかります。 株式本来の仕組みを考えようとして、実例にあたろうとすると、そこは実社会の複雑で特殊な例にぶち当たるからです。特に日本の株式会社は、本来の株式公開というよりも、株式公開という体裁を整えているだけで、持ち合いなどで、株主に配当で報いるという姿勢がほとんどありません。 投資、投機、会社経営、株式市場の問題、少なくともきちんと焦点を絞らなければ、何も理解できないでしょう。 オークションのイメージと言っても、投機的に値上がりしそうな株を買って、高値で売り払うというのと、有望な株を買って、育成に手助けするという投資とでは、株を買うことについては同じでも、意図は違います。 株を買って、高くなったら売る場合、株を買うことで株価が上がる、企業の信用が増す、経営にプラスになる、業績が上がる、配当が増す(株主の利益)&株価が上がる(企業価値、さらに上がる)、というのが、ごく簡単に投資の観点での上手くいくサイクルですね。 ここで売らなくても、さらに持ち続けるでしょうけど。^^;) マネーゲームについては、おいおい勉強されることですね。 ところで、50年でとんとんの話、減価償却するわけでもなし、つねに市場価値(公開株であれば)があるわけだから、配当益プラス売却差益の総額で価値は決まりますね。 電電公社の加入権のように、ほとんど価値がなくなると、そりゃ、買いたくはないですね。 それから、株式市場は、拡大する新規産業が参入しては、役目を終えた産業は退出を強いられるところですから、利益を生まなくなった企業には、本来無用の場所ですね。「安定期」というのは、まだ利益を生む現役の企業であるということです。
- yyamagu
- ベストアンサー率40% (21/52)
>・・・と書きながらなんとなく分かってきた気がします。これから会社が成長していき配当金もそれに比例して増えるのであれば、儲かるし出資の権利を買う人も増えそうですね(^^; そうですね。 確かに100万円使って1年に2万円しか稼げず、それを全額配当するような会社には100万円で買う価値はないでしょう。 しかし、理想的には稼ぎの大半を内部留保して次の期の事業に利用するものです。理屈の上では、この内部留保の一部も株主のものです。ですから、配当や当初の出資金だけを見ていても会社の価値を判断することは出来ません。 まずはPER,PBR,ROEといった基本的な指標の読み方を勉強されることをお勧めします。
お礼
100万で2万円のくだりは、例の細野真宏さん本に「配当利回り2%がひとつの指標」とあったので「この辺が相場なのかな?」と思い例にしました。(ミーハーですみません(^^;) たしかに「内部留保金も株主のものになる」のであれば、成長している企業や儲かっている企業を買う行為は理解できます。 PER,PBR,ROEについて調べてみます。ありがとうございました。
- uu0v0uu
- ベストアンサー率31% (17/54)
> 誇張して言うと「ある時払いの催促なし、無期限」の借金ですよね・・・ それはご認識を改めた方がよろしいかと思います。 全然誇張になってなくてその通りですし、 そもそも借金ではありません、返済の必要がないのですから。 株式を発行することと引き替えに受けた資本、 もらったものなんです。 ではなぜそんなものにお金を出す人がいるのか、 それは会社が出資者に対して報いる努力をする、と期待するからです。 例えば、税金とか複利とか難しいことは一切抜きにして、 コンスタントに成長して毎年10%の配当をくれる会社があったとします。 その会社の株をもってれば黙ってても10年で倍ですよ。 元本が紙切れになることを考慮しても20年で倍、今時そんなおいしい貯金はないでしょう。 そうしたらみんな欲しがって買い注文が集まり株価が上昇、 株価が上昇すれば相対的に配当の率は下がり、 適当なところで落ち着く、それが今の株価です。 その他の問題として、議決権やら、株価の上昇が企業にどんな利益があるか、等いろいろありますが、追い追い勉強してください。
お礼
10%なら納得です。 でも実際は1~2%の気がします。それでも買ったときの株価以上で売れれば、いまどきまずまずの利息なんですが「そもそも1~2%のものが何で売れるの?」となりました。 ただ勉強不足の感が多々あるようです。内部留保の点も知りませんでしたし、もう少し勉強してみます。 ありがとうございました。
- houroujinsei
- ベストアンサー率29% (7/24)
いや、良い質問ですねえ。質問の趣旨はよくわかります。 こう考えてください。株とは、その株式会社の成長に自分を賭けるんだ、と。 でも役員・従業員にならない限り、賭けられませんよね。だから自分の分身である自分の資金に有限で賭けてもらうんです。それを体現したのが株式です。人類の叡智の結晶です。 そういう意味ではまさしくオークションイメージで間違いないと思います。たしかに株の上げ下げだけでは企業に明確なメリットはありません。 わたしは、経済における株の役割は、成長に賭ける投資家(お金持ちのことです)の争い、もしくは景気判断の単なる一指標と位置付けています。
お礼
自分の思っていたことに近く、とても受け入れやすかったです。 教えていただいた事の本質を理解できるよう勉強してみます。 ありがとうございました。
補足
ご回答いただいた話が、まさに私の今のイメージと思います。 ただこれだと、きれいすぎて活発な売り買いがされている原因にならない気がするのです。 やっぱ根源はお金儲けじゃないとおかしいかと・・・(汚い心ですみません) 実際、株価は頻繁に値動きをしますので差益で金儲けも可能ですが、そもそも「なぜ株は、頻繁に売り買いされるほどの魅力があるの?」との疑問にぶちあたりました。 卵が先か?鶏が先か?がありますが、株の場合は人の造ったものですから「株に魅力があったから頻繁に売り買いされるようになった」のはずです。 恥ずかしくて黙ってましたが、いま自分が思ってる理由は下記です(^^; 1)株の仕組みが出来たことは、産業が拡大中で株本来のメリットで十分利益があった。 2)安定期に入り、本来のメリットだけでは採算がとれないが、インフレ連動&流動性があるとの特徴から、支持を受けている。 ※内部留保の所を知らないときの考えです。(ここについては勉強中)
- yyamagu
- ベストアンサー率40% (21/52)
>株そのものの商品価値(配当金、株主優待、経営参画)って株価に全然みあってない気がします。 なぜそう思うのですか? おそらくこの辺に誤解があるように思えるので補足をお願いします。つまり、一部の過剰に期待されている銘柄しか見ていないとか、指標の読み方を誤っているとか。
補足
あくまで私のイメージです。 1)鈴木さんの会社に100万出資すると毎年2万の配当と株主優待と経営報告&発言権が得られます。(会社がつぶれるまでずっと) 2)これだと配当金収入でとんとんになるのに50年かかるけど、配当を受ける権利をいつでも他人に売っていいので、100万以上で売れれば配当分儲かるよ。 (疑問) 「50年でとんとんになる配当金しかもらえない出資の権利」なんで売れるの? ・・・と書きながらなんとなく分かってきた気がします。これから会社が成長していき配当金もそれに比例して増えるのであれば、儲かるし出資の権利を買う人も増えそうですね(^^;
- cubics
- ベストアンサー率41% (1748/4171)
>誇張して言うと「ある時払いの催促なし、無期限」の借金ですよね・・・ >いくら転売できるといっても、こんな債権だれも買いたがらないと思うんですよ・・・ 逆に言えば、そういう業績の悪い会社の無配の株は誰も買いませんね。 株価が安くなって当然です。 (もちろん別の目的で売り買いはされるかもしれません) >株そのものの商品価値(配当金、株主優待、経営参画)って株価に全然みあってない気がします。 本来、これが借金に対する利息のように株主の利益になるべきものです。 >株が非常に流動性が高い理由が分からないんです・・・ >そこまでみんなが欲しがる価値が株そのものには無いと思うからです。 株式の場合、お金を貸しても、いつでも他人が肩代わりして返してくれるんですね。それが株式市場です。 お金を貸したら、返ってくるか不安ですが、他人が肩代わりしてくれれば、気楽ですね。 貸した相手の経営が危ないと判断した場合、株式は即座に売れるかもしれないけれど、借金は契約に縛られますね。もちろん、いよいよ危ないと株も安くなったり、売れなくなったりしますが。 市場での株取引と、発行する株式会社の問題は、区別して考える必要があると思います。 >「株価が上がりそうだから早めに買っとく」は理解できるのですが と、 >投資家の観点でなく、もっと違った観点での株を知りたいと思ってます。 は、整理されていないように感じます。 株式の本来の役割と、それを実現する仕組み(市場)、さらに市場経済のもとでのマネーゲーム、国ごとの商慣習など、ひとつひとつ考えていけば、わかりやすいでしょう。
お礼
何度もありがとうございます。 「契約に縛られない」ってところが「なるほどなるほど」でした もちょっと勉強してみます。
- cubics
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ごく簡単に言えば、非常に流動性を高くした債権と同じでは? あなたが質問に書かれた債権と同じことですね。 違うのは、所有者が証券市場で自由に売買できること。 債権も売買されますが、証券の方が、はるかに流動性が高いですね。 証券市場にだけ目を向けていると、株式本来の役目は見えにくいかもしれません。 >大半は株の売買による差益と手数料益と思うんです。 これが、まさに投資家の観点です。というか証券業者?
お礼
株が非常に流動性が高い理由が分からないんです・・・ そこまでみんなが欲しがる価値が株そのものには無いと思うからです。 投資家の観点でなく、もっと違った観点での株を知りたいと思ってます。 ありがとうございました。
補足
株も債権とすると イ)元金は返済しなくて可 ロ)利子(配当金)は、儲けたときで可。 誇張して言うと「ある時払いの催促なし、無期限」の借金ですよね・・・ いくら転売できるといっても、こんな債権だれも買いたがらないと思うんですよ・・・ 「株価が上がりそうだから早めに買っとく」は理解できるのですが、株そのものの商品価値(配当金、株主優待、経営参画)って株価に全然みあってない気がします。 この辺で分からなくなってます(^^;
お礼
何度もお付き合いいただきありがとうございました。 分からないなりに、感覚が身についてきた気がします。 せっかくの機会ですのでもう少し勉強をしてみます。 ありがとうございました。
補足
また勉強中のみで、どこにポイントをつけるのが良いか分かりません。 ポイントなしで締める事をお許しください。 ありがとうございました。