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【古文】 「なげかまし」 の活用
世の中をなになげかまし山ざくら花見るほどの心なりせば (後拾遺104) この「なげかまし」 ですが、「嘆かふ」 が活用したものでしょうか? 解説をお願いします。
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補足を読ませていただきました。用例としては下のようなものがありました。 推量 ゆきくれて木の下陰を宿とせば花やこよひの主ならまし (日が暮れて、桜の木を下を今宵の宿とするならば、桜の花が主となるのであろうか(主としてもてなしてくれるのであろうか) 海外に出張中なので他に適当な用例が手元にありません。参考のURLをご覧になってください。 http://yslibrary.cool.ne.jp/haroajapa009016.htm なお、「嘆かふ」 は四段動詞「嘆く」の未然形「嘆か」に、反復・継続の助動詞「ふ」の付いたものですが、活用は四段型なので、「嘆かは―嘆かひ―嘆かふ―嘆かふー嘆かへ―(嘆かへ)」となります。
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- fumkum
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回答No.1
四段動詞「嘆く」の未然形「なげか」+反実仮想・推量の助動詞の終止形「まし」で、疑問・反語の意味の副詞「なに」に呼応して、「何を嘆くのだろうか」、「なにゆえに嘆くのか」の意味ではないかと思います。 間違えていたらごめんなさい。参考まで。
質問者
補足
なるほど。 「まし」 の部分が、反実仮想・推量の助動詞の終止形ということで、つじつま(?)が合うと思います。 もしよろしければ、「~まし」の例文を1~2挙げていただけないでしょうか?
お礼
fumkum様、ブラボーです。 「うれしからまし」という例で、そういった表現を遠い昔習ったことを思い出しました。 海外ご出張でお忙しい中、丁寧にお答え頂きありがとうございます。 (私は海外に居住しています。)