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ナイキストの安定判別
現在、古典制御の勉強をしている学生です。 ナイキストの安定判別法を勉強して、理論を一通り理解(?)でき、演習問題も解けるようになりました。 ただ、どうしても、ナイキストの安定判別法について数式・理論は理解できても"イメージ"ができません。 「伝達関数」、「周波数応答」、「ボード線図」、「一次遅れ」、などは、数式・理論に加えて、イメージでも理解しやすく、頭にスッと入ってきました。 しかし「ナイキスト線図」だけはイメージがまったくできません。 たとえば、「閉ループ伝達関数の極がs平面の左半面に存在する場合、ベクトル軌跡が(-1,j0)点をその左側にみれば安定、右側にみれば不安定」とありますが、 何をいってるのかは理解できました。しかし、「なぜ左側に見れば安定なの?」「なぜ右側だったら不安定なの?」「左側、右側からなぜ安定性がわかるのか」がイメージできません。 ナイキスト安定判別のイメージ(概念?)について、どなたか詳しく教えていただけないでしょうか? もしくは、わかりやすいサイトがあれば教えていただけないでしょうか?
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- matoato
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開ループ伝達関数(閉ループではない)のベクトル軌跡が(-1,j0)点をその右側にみる場合、軌跡と横軸との交点を(-k,j0)点とするとk>1になります。 このとき、開ループ伝達関数は-kになります。 よって開ループ伝達関数にsinθを入力すると、その出力は-k sinθになります。 それをフィードバックすると、開ループ伝達関数への入力に-(-k sinθ)=k sinθが足されるので、(1+k)sinθが入力されることになります。 その出力は-k倍されるので、-k(1+k)sinθとなります。 それをまたフィードバックすると出力は、-k(1+k(1+k))sinθとなります。 つまり、フィードバックするたびに出力の振幅は、k, k+k*k, k+k*k+k*k*k,…となるのです。 k*k*k*…が∞にならないためには、k≦1でなければなりませんね。 ところがはじめに書いたように、(-1,j0)点をその右側にみる場合、k>1なので出力は∞(不安定)になるのです。
- kbtkny
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マイクをスピーカに向けたときにハウリングが起こる事があります。 この状況が、(-1,j)の左側にある状況です。 マイクとスピーカの間にある音やスピーカのから発せられる雑音が、 マイク→増幅→スピーカ→マイク....を繰り返した結果その系の持つ 共振しやすい周波数で発振してしまったものがハウリングです。 発振の条件は、大雑把に言えば (1)入力した信号よりも大きな信号が帰ってくる事 (2)入力信号と反射信号の位相がそろっている事 (1)を満足させる条件は、ベクトルの絶対値が1よりも大きい事で (2)を満足させる条件は、帰ってきた信号が(0,0)よりも(-1,j0)側 にあることとなります。よって、(1)(2)の条件を満たすのが(-1,j) の左側となります。 また、ナイキスト線図は、ボーデ線図の位相と振幅を複素平面に表したものなので そちらから攻めるのも手かと考えます。ゲイン余裕が(1)の条件、位相余裕が(2)の条件 にあたります。(発振しているので余裕ではなく、発振の為のゲイン条件、位相条件かな?) 参考まで
- m0r1_2006
- ベストアンサー率36% (169/464)
複素関数論の偏角の原理だから そっちを調べてみたら.