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連体修飾における「内の関係」と「外の関係」について
連体修飾節は、修飾節と被修飾語との関係によって、「内の関係」と「外の関係」の二つのパターンに分けられると言われますが、この二種類について、どう弁別すれば良いのかわかりません。 (1)その代議士が新聞に書かれた批判は手厳しいものだった。 (2)その代議士は、職務上知りえた秘密を漏らしているのではないかという批判を受けた。 (3)その代議士は、特定業者に便宜を図った批判を真摯に受け止めて辞職した。 上記の三つの文を比べて、修飾節と被修飾語「批判」は、内の関係か外の関係か、さらにどのように意味が違うか、教えてください。 よろしくお願いします。
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批判に対する連体修飾節は課題文(1)、(2)、(3)それぞれ (1)その代議士が新聞に書かれた批判 (2)職務上知りえた秘密を漏らしているのではないかという批判 (3)特定業者に便宜を図った(という)批判 です。 このうち、 (1) は「その代議士が新聞に批判を書かれた。」 と言うように被修飾句の「批判」を、格助詞を使って修飾節の中に取り込んで文章が作れます。このような関係を「ウチの関係」と言います。 (2)、(3)は被修飾句「批判」を、格助詞を使って修飾節の中に取り込んで文章が作れません。この場合を「ソトの関係」と言います。 一般に「ソトの関係」の被修飾句には次のようなものが使われることが多い。 (1) 「うわさ、評判、伝言、こと、事件、経験、仕事」などの「という」を用いることができる発話や思考の内容 彼が結婚するという噂を聞いた。 (2) 「声、音、におい、痛み、絵、写真」などの感覚や知覚の内容説明 隣室で笑う声が聞こえた。 (3) 「原因、理由、結果」などを意味する名詞 一生懸命勉強した結果大学に合格した。 「ウチの関係」の被修飾句、修飾節は無限に作れますから説明は省略します。
お礼
詳しく教えて頂きましてとても勉強になりました。 本当にありがとうございました。