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日本語学の課題で困っている3つのこと
- 連体修飾節の具体的な意味とは何かをわかりやすく説明してください。
- 「~という」以外にも同格を導く語があるのか、またなぜ「という」を用いると同格になるのかを教えてください。
- 「~というか~」という語は同格の「という」とは関係がないのか教えてください。
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NO.1です。 丁寧なお礼、ありがとうございました。 なるほど、発表でしたか。早とちりでしたね。失礼致しました。 結構専門的な文献も読まれているようで、感心しました。 そのくらい読まれるなら、これらも読めるレベルかなと思い、追記で紹介させていただきます。 辞典・事典類を調べ終わったら、こういうのも探してみたらいかがでしょうか。 (わたしが読んだ本というわけではなく、連体修飾関係で検索したら引っかかった本なので、 無責任といえば無責任な発言ではありますが、ご了承ください) (1) 大島 資生 『日本語連体修飾節構造の研究』(ひつじ研究叢書 言語編、2010) タイトルだけみると、貴方のテーマに合っていそうな気がします。 ただ、新しい本なので、大学の図書館に入っているかどうか、時期的に微妙ですね。 図書館になければ、日本語学の先生がお持ちでないか訊ねてみてください。 あるいは、少し手間が掛かりますが、こういう研究者の本は、何本かの論文をあちこちの雑誌などに 書いて、それをまとめて一冊に……ということも多いので、収録されている(と思われる)論文を 探す、という手もあります。 CiNii(サイニイ)は使っていますか?(使っているようでしたら、以下は読み飛ばしてください) さまざまな論文が、何年にどの雑誌で発表されたかを調べることができる(論文によっては プレビューも見られる)便利なサイトです。 図書館での検索(OPAC、あるいはWebcat, WebcatPlusが、大学図書館だと多いでしょうか) とは違い、単行本ではなく論文ごとの検索をするというのが特徴です。 検索サイトで「CiNii」で検索すれば引っかかると思います。 あるいは、貴方の大学の図書館がサイトを作っていれば(最近は作っているところが 多いですよね)、リンクを貼ってくれているかもしれません。 (大学図書館から行ったほうが、使い勝手がいい部分もあるかも知れませんので、こちらがオススメ) このサイトで、論文の著者の名前、あるいは「連体修飾」「同格」などのキーワードで、 関係ありそうな論文を探してみると、意外な論文に出会えることも多いです。 使ったことがなかったら、検索するだけでもしてみたらいかがでしょう? あとは、お目当ての論文が載っている雑誌が、大学の図書館にあれば、めでたしめでたしです。 (時々、ものすごくマイナーな雑誌に載っている論文とかも出てきて驚くこともありますが、 読んだりまとめたりする時間を考えると、メジャーな雑誌の論文から調べるほうがいいですね) (2) 田窪行則編 『日本語の名詞修飾表現 : 言語学、日本語教育、機械翻訳の接点』(くろしお出版、1994) という本にも、連体修飾関連の論文が何本か収録されているようです。 この本自体は、「日本語シンポジウム「機械翻訳から見た日本語--名詞修飾表現をめぐって--」に 基づいた論文集」とのことなので、純粋に文法から論じているわけではなく、アプローチの仕方が 特殊なように思えるかもしれません。 ただ、連体修飾関係の論文がこれだけ集まっているのも珍しいように思うので、大学の図書館に 入っているようでしたら、パラパラとめくってみたらいかがでしょうか。参考になる論文もあるかも しれません(ないかもしれませんが)。 以下、タイトルだけ並べておきます。 「名詞修飾節の接続形式 : 内容節を中心に」 「連体修飾の「~タ」について」 「連体修飾節の構造特性と言語処理 : 日本語らしい表現の機械翻訳と応用技術」 「機械翻訳とその現状 : 名詞修飾表現を例として」 「連体修飾の諸問題」 「日本語教育の立場から見た日本語研究と機械翻訳」 頑張ってくださいね。
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- pananpe
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せっかくわからないこと(=自分の中での問題点)があるので、そこを中心に考えていったら、 貴方なりの面白いレポート(?)が書けそうな気がするのにな~、とは思うのですが。 【わからないこと(1)】について どんな本を探したのかわかりませんが、調べても「連体修飾節」そのもの説明が探せなかった (探しにくかった)のは、 おそらく、「連体修飾」という概念と、「節」という概念をそのまま足したものが、 「連体修飾節」なので、それを別個に説明すれば用が足りるため、「連体修飾節」としては 説明していないからかな、と推察します。 「連体修飾」は、体言(名詞)を修飾(詳しく説明)することですよね。 「節」は、文を構成する要素のうち、述語動詞を備えている語の集まり。 (「節」については、もう少しややこしいような気はするのですが、 簡単に言うとこんな感じでしょうか) なので、「連体修飾節」は、「連体修飾をする節」ですから、 名詞を修飾する要素で、特に述語動詞を備えている部分、という具合でどうでしょう? 例文をあげると、 「公園で野球をしている少年は、わたしの弟です」の、「公園で野球をしている」の部分、 「昨日見た映画はつまらなかった」の「昨日見た」の部分が、 それぞれ連体修飾節に当たります。 【わからないこと(2)】について 「という」以外にも、同格を表す言葉はありますよ。 ぱっと思いつくのは、同格の「の」です。 たとえば「友達の安藤君」の場合、友達=安藤君になるので、こういう場合。 他にも、「友達である安藤君」といっても同じ意味になるので、この場合の「である」も同格でしょうか。 基本的に同格を導くのは、助詞であることが多いと思うので、文法書の助詞の項目などで、 「同格」を調べてみたら、他にも出て来るのではないかと思います。 ところで、既に目を通しているようでしたら蛇足ですが、『言語学大辞典』(特に6巻「術語編」)は 引いてみました? 【わからないこと(1)】にも関係があるかもしれませんが、文法用語やその使い方などで不明な点が あるようでしたら、まずは言語学関連、あるいは日本語学関連の事典を引いてみることから始めるのも いいのではないかと思います。 (大学図書館だったら、多くの場合は参考図書の棚に並べられていると思います) 各項目には参考図書が書いてあることも多いので、その意味でも取っ掛かりとしては使いやすいです。 なお、なぜ「という」を用いれば同格を導くことができるのか、というのは、質問の意図も含めて、 よくわかりません。歴史的な変遷の話? 文法的な解釈の話? どちらにしろ、わたしにはちょっと手に負えない問題です。 今なんとなく思いついたことですが、たとえば「新井という選手」だったら、 「新井という(名前の)選手」という意味(あるいは省略形ともいえるかもしれない)になるので、 上記にあげた同格の助詞「の」が意味的に内包されているから、 「という」だけで同格になるのかな?? 【わからないこと(3)】について 「というか」は、たとえば「安藤君は、僕にとって友達というか親友だ」における 「というか」でしょうか。 この場合だと、「友達というよりむしろ親友」 (いわば、「友達(という言い方の適切さ)」<「親友(という言い方の適切さ)」 という表現のように思います。 したがって、「友達」=「親友」になるはずの同格表現とは異なる使い方を 「というか」は含んでいるように思うのですが、いかがでしょう? もちろん、語釈的には「と+いう」と、「と+いう+か」なので、関係なくはないと思いますが。 以上、言語学とは関係のない人が思いついたことを書いてみたので、参考程度にしてみてください。 鵜呑みにしないで、専門家の書いたものをきちんと調べて、自分で考えてみることをお勧めします。 大学の授業の課題って、先行研究を調べる手段や、自分で考える過程が大切で、そういった方法を 自分のものにするための訓練のようなものだと思います。 本当は、こういう場で質問するより、そのつもりで模索してみるのが、いいのではないかと思いますよ。
お礼
ありがとうございます! 読んでみた文献は『研究資料日本文法 (4)独立句・修飾句編 副詞・連体詞・接続詞・感動詞』と『品詞別日本文法講座 連体詞 副詞』です。この2冊のほかにも読んでみましたが、連体修飾節に関係するものは殆どありませんでした。『言語学大辞典』ですね!さっそく借りてきます。 追伸 私の説明不足でしたが、課題と言うのはレポートではなく発表のことです。大人数の前での発表なので適当なことを言うわけにもいかず…困った上での質問でした。真面目に答えてくれてありがとうございます、本当に助かりました。
お礼
ありがとうございました。 おかげでしっかりとした発表をすることができました!