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三角形ABC(角A=60°)
a^2=b^2+c^2-bc を満たす自然数a,b,cを見つけたいのですが、どうすればよいでしょうか。 無限にあるのでしょうか?それすら分かりません。 (a,b.c)=(2,2,2)とかなら自力で代入して見つけられましたが、そんなやり方はおつむが足りないのは重々承知ですw 現在理工系大学学部3年なのでどのようなアプローチでも結構です。 どうかご教示ください。 よろしくお願いします。
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使う式は同じです。 4a=K+3b^2/K 4c=2b-K+3b^2/K 普通はKを動かしてみていくようです。でもそれだと系統的に求めていくのが難しくなります。 (あちこちのサイトに載っているピタゴラス数の表についても同じです。 任意の奇数bを与えてa^2=b^2+c^2 を満たす(a,b,c)を求めることができるという形にはなっていません。ばらばらに数字の組が出てきているという形の表になっています。) この問題でもbを動かしていくという形で見ていく方が整理しやすいと思います。 でもピタゴラス数よりも複雑です。bを与えた時の(a,b,c)の組の数はピタゴラス数よりも多いです。 項が1つ多くなったことによって組み合わせの自由度が増えたからでしょう。 ・「既約な数字の組」を考えるという条件をつけます。 a=b=cに対応する数字の組は(1,1,1)になります。 a,b,cが全て偶数の場合もこの条件から除かれてしまいます。 aは常に奇数です。b、cのうち少なくとも1つは奇数です。 bを奇数とします。b、cについて対称ですからbだけについて考えればいいです。 (ピタゴラス数の表がばらばらな印象のものになっているのは「既約」という条件を付けていないからです。) ・(a,b,c)が1つ求まったとします。b>cであれば、d=b-cとした(a,b,d)も解です。したがって(a,d,b)も解です。b<cの場合はd=c-bで(a,d,c)が解になります。 ・b=2m+1(m≧1)とします。 (i)K=1 4a=3m(m+1)+1、c=a+m (ii)K=3 a=m(m+1)+1 c=m(m+2) ※(i)、(ii)で求めたもの、それらをdに変換したもの(i)'、(ii)'を合わせると4系統です。 それらの中に同じ組み合わせが出てくることがあります。 ※(ii)は3b^2/Kの式の3と約することができるということから決まった数字の組です。 bの約数が3を持つ場合に対応するものではありません。したがってピタゴラス数では出てこないものです。 K≧5の場合はbの約数によってきまります。 bを奇数の積 b=pq (p>q≧1 p、qは約数を持たない)と書くことができれば、 このp、qに対してK=p^2、K=q^2がきまります。次に出てくるのはb=15の場合でK=9です。 (K=1,2,3、・・・という方法が整理するのに向いていないというのが分かります。) 1≦m≦10について一覧を載せておきます。 m (i)(b,c,a) (i)' (ii)(b,c,a) (ii)' 1 (3、8、7) (5,8,7) 2 (5、21、19)(16,21,19) (5,8,7) (3,8,7) 3 (7,40,37)(33,40,37) (7,15,13)(8,15,13) 4 (9,65,61)(56,65,61) (9,24,21)(15,24,21) 5 (11,96,91)(85,96,91) (11,35,31)(24,35,31) 6 (13、133,127)(120,133,127) (13,48,43)(35,48,43) 7 (15,176,169)(161,176,169) (15,63,57)(48,63,57) 8 (17,224、217)(207,224,217) (17,80,73)(63,80,73) 9 (19,280,271)(261,280,271) (19,99,91)(80,99,91) 10(21,341,331)(320,341,331) (21,120,111)(109,120,111) 7 b=15=5×3 K=9 (15,24,21) K=25(15,8,13) (どちらも上の表の中に出ています。) 10 b=21=7×3 K=9 (21,45,39)・・・上の表の中にはありません。 K=49 (21,5,19)・・・上の表の中に既に出ています。 これで1≦m≦10についての全てです。 (もしかしたら計算ミスがあるかもしれません。電卓での計算です。)
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- htms42
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#3です。 #3に示した一覧の最初に m=0として(1,1,1)を書いておくのを抜かしてしまいました。 改めて 表の部分だけ書いておきます。 b=2m+1 0≦m≦10 の範囲での(b,c,a)一覧 (b、cを入れ替えたものも解です。それは書いていません。) m (i)(b,c,a) (i)' (ii)(b,c,a) (ii)' 0 (1,1,1) 1 (3、8、7) (5,8,7) 2 (5、21、19)(16,21,19) (5,8,7) (3,8,7) 3 (7,40,37)(33,40,37) (7,15,13)(8,15,13) 4 (9,65,61)(56,65,61) (9,24,21)(15,24,21) 5 (11,96,91)(85,96,91) (11,35,31)(24,35,31) 6 (13、133,127)(120,133,127) (13,48,43)(35,48,43) 7 (15,176,169)(161,176,169) (15,63,57)(48,63,57) 8 (17,224、217)(207,224,217) (17,80,73)(63,80,73) 9 (19,280,271)(261,280,271) (19,99,91)(80,99,91) 10(21,341,331)(320,341,331) (21,120,111)(109,120,111) 7 b=15=5×3 K=9 (15,24,21) K=25 (15,8,13) (どちらも上の表の中に出ています。) 10 b=21=7×3 K=9 (21,45,39)・・・上の表の中にはありません。 K=49 (21,5,19)・・・上の表の中に出ています。 これで1≦m≦10についての全てです。 この表からも分かりますが全ての奇数のbに対して解が存在します。 bが1から21までの奇数を動く間にaはとびとびに1から331まで動きます。 #4 >a=1,2,3、・・・と順番に計算して行く これはいい方法ではありません。
- ramayana
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ANo.1さんが示されている通り、 4a^2=3b^2+(2c-b)^2 なので、 b ≦ (2/3^0.5)a < 1.2a です。したがって、aを1,2,3,...と動かしていくとき、それぞれのaに対して可能性があるbの値は有限個です。よって、これらを順に試していけば、すべての解が得られます。
- info22_
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a=b=c=n (nは全ての自然数) これだけでも無限にあります。 余弦第二定理からcosA=1/2つまり∠A=60°と決まります。 a^2=(b-c)^2+bc b=cなら a^2=b^2 ∴a=b=c(正三角形) と決まります。 正三角形であれば、a,b,cは任意の自然数であれば良いと言えます。 b≠cなら b,cについて対称なのでb>cとして求め、bとcを入れ替えたものも解とすれば良い。 b-c=k(kは自然数)とおくと b=c+k…(◆) a^2=k^2+c(c+k)=k^2+c^2+ck…(■) kをパラメータとしてa,cが自然数になる組を調べていく方法で(a,b,c)をグラフ的に一寸と調べてみただけでも(■)と(◆)を満たす自然数組が見つかる。この場合もおそらく無限にあると推察される。計算機でプログラムで調べれば沢山の組が直ぐ見つかるだろうね。 一寸調べてみた満たす組の例 (a,b,c)=(7,3,8),(7,8,3),(19,16,21),(19,21,16),(14,10,16),(14,16,10),(13,8,15),(13,15,8), …
- nag0720
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a^2=b^2+c^2-bc 4a^2=3b^2+(2c-b)^2 となるので、ピタゴラス数を求めるのと同じような方法でa,b,cを決めることができます。 (2a+2c-b)(2a-2c+b)=3b^2 2a-2c+b=k とすれば、 2a+2c-b=3b^2/k より、 a=(3b^2+k^2)/(4k) c=(3b-k)(b+k)/(4k) k=1の場合は、 a=(3b^2+1)/4 c=(3b-1)(b+1)/4 bは奇数なので、 b=2n-1 とすると、 a=3n^2-3n+1 c=n(3n-2) k=2の場合は、 a=(3b^2+4)/8 c=(3b-2)(b+2)/8 bは4の倍数でない偶数なので、b=2(2n-1)となるが、これはk=1の場合と同じ(a,b,cが倍になるだけ)。 k=3の場合は、 a=(b^2+3)/4 c=(b-1)(b+3)/4 bは3以上の奇数なので、 b=2n+1 とすると、 a=n^2+n+1 c=n(n+2) というようにしていけば、a,b,cが求められます。