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「醒睡笑」(古文)の現代語訳
「醒睡笑」の原文の中の「ある出家、ふかくかくしてナマズをくいける処へ、ふと檀那来れり。せん方なさに皿とともに頭へうつぶけ、手にて押えたれば、頬からおとがいへ汁のながるるを見つけ、こなたには腫物ができまいらせたか、と問う。おう、といえばよかりしを、あまりにも胆をつぶし、いや、俄かにぬたなますができて候、といいけり。」の部分を現代語訳して頂きたいのですが。高校受験を控えている中学三年生です。宜しくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
ある坊さんが、隠れて鯰を食っていたところへ、檀家の一人がやって来たので、慌てて皿と一緒に頭に載せてしまい、手で落ちないように押えたのだが、頬から顎にかけて汁が流れるのを檀家の人は怪しんで、『腫れ物でも出来たのですか?』と、聞くのに、あんまり吃驚したものだから、『イエイエ、急にぬた膾(野菜や魚の酢の物)が出来ちゃったんです』と、言ったそうだ。
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- mabomk
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回答No.2
出家たる者、魚類を含め肉食は固く禁じられて居った、、、、勿論宗派によってはかなり緩やかさに差があったと思われるが、 ふかくかくして、、、、、は「深く隠して」→「こそこそ」かな、前屈みになって人目を避ける雰囲気、、、
質問者
お礼
補足に対する早速のご回答を有難うございました。そういう常識的なことを何も知らず理解できませんでしたが、よく分かりました。これからももっと勉強します。
お礼
丁寧なご回答をどうもありがとうございました。お陰様で文章の内容がよく理解できました。古文は難しいですが、これからも頑張って勉強します。
補足
早速のご回答有難うございました。話の大筋はよく分かりました。実はこれはある高校の過去問に出ていた問題の文章なのですが、その問題が「あまりにも肝をつぶし」たのはなぜか。というもので、答えの選択肢は省略しますが、解答は「自分が戒律を破ったことを檀那に目撃されてしまったかと思ったから。」になっています。解説には「ふかくかくして」とあることから、ナマズを食うことは禁じられていたと推察できる。とあるのですが、「ふかくかくして」にはどのような意味合いが含まれているのか詳しく教えて頂けないでしょうか?