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古文の現代語訳をお願いします。
- かの女のもとに行きて、すみやかに参り給へ、といふ宣旨の使なり。
- 先々のやうに参り給はじ。
- ただこの庭にて死なむ」とて、物も言はで、十日ばかり庭に臥して、みそかにふところに持たりける乾飯を食ひてありける
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1番回答者です。 前段を見て事情が分かりましたので、訂正します。 >親のとり籠むればこそ参らね」と言ひて、 親が(私を)閉じ込めたから参上しなかった(できなかった)のです、と言って 親鳥は関係ありませんでした。 現代風にいうと 「あたしは最初から行かないことにしようとは思ってないわ。 親が私を閉じ込めちゃったから、行けないと言ったのよ。」 的な。
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- fujic-1990
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ちょっと、引用された原文に不審なところもあるのですが、ザックリと >かの女のもとに行きて、 その女の所へ行って >「すみやかに参り給へ、といふ宣旨の使なり。 ただちに参上しなさい、という「宣旨」をもった使いであった。 >されど、先々のやうに参り給はじ。 けれども、それまでのようにはお出かけなされない。 >参り給はずとて、帰り参りたらば、必ず首を召されとなむとす。 (女が)おいでくださらない、と言って帰っていけば、必ず(私の)クビをお取りになられるでしょう。 >いかにも師なむことは同じことなれば、ただこの庭にて死なむ」 どうせ死ぬのは同じことだから、このままこの庭で死のう。 >とて、物も言はで、十日ばかり庭に臥して、 ということで、ものも言わないで、10日ほど庭に寝て >みそかにふところに持たりける乾飯を食ひてありけるを、 内緒で懐の中に持っていた「乾飯」を食べていたところ >「このこと不憫なり。 この事態はかわいそうだ >宣旨の使ここにて死なば、かへりて罪かうぶりなむ。 宣旨を持った使がここで死んだなら、反対に罰を被るであろう >はやこの使につきて参りね」と、親の言ひければ、 早くこの使いについて参上しなさい、と親が言ったので >「我はもとより参らじとも思はず。 私は、最初から参上しないとは思っておりません >親のとり籠むればこそ参らね」と言ひて、使に具して参りぬ。 親鳥を籠にいれ終わったので参りましょう」と言って、使いについて参上した。 > 内にとどまりて、「まづさきだちて、参りたる由申さむ」と言ひければ、 内裏にとどまって、「まず、さきに、参上したことを申し上げよう」と(使いが)言ったので、 >その由、申したてまつりて、待ちけるほどに、 その旨を申し上げて、返答をまっていたところ >蜘蛛といへる虫の、上よりさがりて、袖の上にかかりたりけるを見て、 蜘蛛という虫が、上より下がってきて、袖の上に留まったのを見て >「行幸などもやあらむずらむと。 行幸(天皇の外出)などがあるのでしょうか >あやしきことのあるなり」と、申しけるほどに、 ふしぎなことがあるのです」と言っていると >帝おはしましたりけるとぞ。 陛下がおいでになられたそうです。 >衣通姫と申す歌よみはこれなり 和歌三神の一人、そとおりひめという、歌詠みがこの女です。
お礼
助かりました!ありがとうございます。