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古文の現代語訳お願いします。
東斎随筆の「おろかなり」という物語を現代語訳していて 訳がよく分からないところが結構あったので だれかお願いします。 文章を抜き出しているので、直訳で結構です。 一部だけでも結構ですお願いします。 1、丹後の天の橋立をまねびて、池の中島を遥かにさし出だして、 2、伊勢武者の宿直するが、ありけるに、「かかる事のあるぞ。人々わたりて聞かんずるに、あなかしこ、鶯こちなくしてやるな。」といいければ 3、「なじかはつかはし候はん。」 4、「いかに鶯の未だ見えぬは、今朝はこざりつや」 5、帰りげに候ひつる間、召しとどめて候ふ。」 6、大方、あさましとも言ふばかりなし。「こはいかに、かくはしつるぞ。」と問へば、「昨日仰せに、鶯やるなと候ひしかば、言ふかひなく逃がし候ひなんは、弓矢とる身に心憂く覚え候ひて、じんどう矧げて、射落とし侍り。」 7、興さむなどは、こともおろかなり。
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「デジャ・ヴュ(既視感)」というのか、読んだことのあるような話だな、と思ったのですが、「十訓抄」のようですね。時代的には「東斎随筆」より先行するはずです。 参考にしてください。 http://blog.livedoor.jp/mizuho1582/archives/51377839.html
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- 一円(@ichien2)
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ということでこれも縁ですから、解る範囲でですが答えます。なるべく調べてはいますが、必ずしも厳密な解釈ではありません。大体こういった意味だろう、程度に考えてください。 1.丹後の天の橋立をまねて、池の中の島をずっと向こうに造った。 2.伊勢武者の不寝番が「こんなことがあったのだ。人々が移動して聞こうとすると、ああ、あそこに、鶯が東風も吹かぬのに鳴いている」と言うので 3.どうして遣わしなされたのだろう。 4.どうにも鶯がまだ見えないのは、今朝は来ていないのでしょう。 5.帰りそうな様子なので、お呼びしてとどめになられました。 6.・・・(略)。 どうもこの伊勢の侍は「鶯やるな」を単純に「鳴くな」の意味に取って、撃ち落してしまったみたいですね。“じんどう矧げて”のじんどうは神頭と書いてこう読み、先を平らにした木製の鏃とあります。矧ぐ(はぐ)=矢をつがえる。 で、最後に、7.興が醒めるとはばかげたことだ、となります。 間が飛んでいるのでどうなっているのか判りませんが、興醒めだと言われているのはこの武士なのか、それとも矢の件で武士をおそらく非難しただろう貴人の誰かのいずれかでしょう。よくある間違いを描いた話だと感じますがどうでしょうか。 以上参考まで。