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現代語訳

松村藤村の初恋の現代語訳をしてください。 まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは 薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり わがこころなきためいきの その髪の毛にかかるとき たのしき恋の盃を 君が情に酌みしかな 林檎畑の樹の下に おのずからなる細道は 誰が踏みそめしかたみぞと 問ひたまふこそこひしけれ

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  • CC_T
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回答No.1

あの日林檎の木の下で、髪を結い上げたばかりの君を見つけました。 その大人になりたての髪に挿した花櫛が、僕には君の髪に咲いた花のように見えました。 優しく白い手を差し伸べて、君は僕に林檎をくれました。 その薄い紅色をした林檎を見ながら、僕は始めて恋の始まりというものを知ったのです。 僕の口から思わずこぼれた溜息が、君の髪にかかるほど傍に居て まるで素晴らしき恋という名の盃に、二人の想いを酌んで飲み交わしているようでした。 君とのデートを重ねるうちに、いつしかリンゴの木の下には道ができ、 二人の逢瀬を振り返りつつ「誰がこの道を作ったのかしらね」なんて笑う君が 僕にはとても愛おしく思えるのです ~~~ こんなところでどうでしょうね。 正解は藤村さんに聞いてくらはい。