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haとfa
haとfa 笹の葉の、「葉」は昔はfaと発音していたということを聞いたことがあります。 何時頃faからhaに変化したのでしょうか? また、他にも日本語で発音が変化した例はありますでしょうか?
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もともとは「は」は「pa」でした。 その濁音(有声音)が「ば」つまり「ba」で、対になっていました。 「パ」→「ファ」(「fa」ではなく「Фa」)→(A)語頭「ハ」、(B)語中・語末「ワ」 ただし「ふ」のみは語頭で「hu」にならず、「Фu」のまま。 それで、ヘボン式ローマ字綴りで、「hu」ではなく「fu」と書くわけです。 Ф(無声):w(有声)……上下両唇 f(無声):v(有声)……上の歯と下唇 後に「pa」の音を表記する必要が出てきましたが、本来その音を表していた「は」という文字はすでに「ha」に奪われてしまっていたので、やむを得ず“濁音じゃないよ”という意味で「ぱ」という字をこしらえ、半濁音と呼ぶことにしたのです。 濁音「ば」に対する清音の名も「は(ha)」に奪われていたからです。
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>また、他にも日本語で発音が変化した例はありますでしょうか? ひらがな・カタカナはもともと表記した通りに読んでいました。 それが年月を経るにつれて発音が変化していき、表記と発音のずれが生じました。 これが旧仮名遣いあるいは歴史的仮名遣いと呼ばれているものです。 「あふ」を例にとると、もともとは「あふ」と書いて「アフ」と読んでいましたが 年月を経るにつれて「あふ」と書いて「オー」と読むようになりました。 現在では「おう」と書いて「オー」と読みます。 ティ→チ トゥ→ツ ジャ→ザ など、地域的なものもありますが他にもいろいろあります。 ちなみに琉球にはもともと母音が3つしかなく、日本語ではeだった音がiに、日本語ではoだった音がuに変化しました。今はさすがに本土と同じだと思いますが、骨のことを琉球では「プニ」と言います。
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ありがとうございます。 旧仮名遣いのあの不思議なつづりは実は発音通りだったんですね。私には驚きです。
- SPS700
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pa は奈良時代。 fa は平安時代。 下記の「アクセント」のちょっと上にも記述があります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E ご参考までに。 http://www.lingua.tsukuba.ac.jp/~nihongo/hagyou.html
お礼
ありがとうございます。 私は門外漢なので(理科系の研究者です)こういうことが分かっているのってすごいと思います。
お礼
ありがとうございます。 もともとはfaではなくpaだったんですね。 paやФaの発音が使われていたのは何時頃のことなんでしょうか?