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昔の日本語の発音についてお伺いします。 現在の日本語の発音は50音図に
昔の日本語の発音についてお伺いします。 現在の日本語の発音は50音図にあります46音(「ん」を入れて)で発音していますが、昔は「か行」は「か き く け こ」と「くぁ くぃ く くぇ くぉ」の発音が区別され、烏は「くぁらす」 会は「かい」と言っていたと学んだ気がします。 「が ぎ ぐ げ ご」も「ぐぁ ぐぃ ぐ ぐぇ ぐぉ」の発音が有ったと思います。 これらを「か き く け こ」や「が ぎ ぐ げ ご」に統一したのはいつごろでしょうか。又これらに関するWEBサイトがあれば是非お教えください。宜しくお願い致します。
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ご質問は下記の「合拗音」(ごうようおん)に当たります。 http://m.weblio.jp/c/%E5%90%88%E6%8B%97%E9%9F%B3/1#.E5.90.88.E6.8B.97.E9.9F.B3 始まりは、中国から輸入した漢字音に始まり、室町時代といわれています。 終わりは、東京地方では、江戸時代ですが、日本の西の方では、まだ合拗音が健在です。僕の祖父は長崎ですが図書館を「トショクァン」と言っていました。 関係も「クァンケイ」。ですからおっしゃる通り、合拗音でない直音の寒景「カンケイ」(さむざむとした冬の景色)とは区別があります。 合拗音は国語辞典によっては、例えば関係という見出しの下に片仮名で「クァン」と書いて、示しています。下記をご覧下さい。 http://kotobank.jp/word/%E9%96%A2%E4%BF%82
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- SPS700
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>>強制的に変えたということではなく時代の流れが大きいのでしょうか。戦後の「現代かなづかい」が転換点ということもできますが、それほど強い変更と言うことでもないようですね。戦争終結を機に社会の仕組みが大きく変えられましたが、日本語という文化に圧力がかかっていないことを祈ります。 このご心配はありません、クァ > カ の変化は、合拗音の直音化と呼ばれていますが、式亭三馬や十返舎一九の作品に江戸言葉の特徴として既に挙がっています。 江戸時代は、まだ京都大阪の言葉が標準語ですから、クァと言うべきところをカと言うのは、東国方言の特徴と見られていました。 ですから東日本で直音化が起こり、上方では「正しい」日本語が話されている、という見方から、今の様に変って来ただけで変化の始まりは、太平洋戦争終結より三百年前、江戸弁にあります。
お礼
お寄せいただいた回答により、時代の流れによる自然変化が正しい答えだと分かりました。式亭三馬や十返舎一九の話は理解し易くイメージが沸きました。 ありがとうございました。
- Executione
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鼻濁音で、ざっと調べてみました。 分かったことは、消えてなくなって統一されたわけではないようです。 地域によって衰退したり、甲信近辺や東北地方は良く使うが、中国地方や九州は元々あまり使わないなど。 アナウンサーも昔は必須のようでしたが、この頃はあまり発音しなくなったそうです。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/6891/bidakuon.htm http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/6084/bidakuon.htm http://blog.livedoor.jp/sui714taka/archives/1676351.html
お礼
国の機関等で統一したりした訳ではなさそうですね。時代の流れの中で簡素化されたりしたのでしょうか。早速にありがとうございました。
- yespanyong
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日本語の歴史的音韻で半母音wを含んだ拗音は事実上「くゎ」「ぐゎ」のみだと言われています。 音韻としては江戸時代から明治時代にかけてそれぞれ「か」「が」に吸収される形で消滅していったようですが、方言としては現在でも高齢者を中心に使われている地域があるようです。そういえば私の祖母も「外国」を「ぐゎいこく」と発音していました。 また、表記としては昭和初期まで残っていたのではないかと思います。表記として消滅したのは戦後の「現代かなづかい」以降なのではないでしょうか。 なお、JISコードを制定する際に小さい「ゎ」「ヮ」の文字を含めたのは、ひとえにこの「くゎ」「ぐゎ」を表記できるようにするためだとも言われています。 ですので、これらの音を「くぁ」「ぐぁ」と書くのは本来の用法ではないと思います。
お礼
良く分かりました。強制的に変えたということではなく時代の流れが大きいのでしょうか。戦後の「現代かなづかい」が転換点ということもできますが、それほど強い変更と言うことでもないようですね。戦争終結を機に社会の仕組みが大きく変えられましたが、日本語という文化に圧力がかかっていないことを祈ります。 早速にありがとうございました。
お礼
恥ずかしながら「拗音」というものを初めて知りました。お教えいただいたHPを読み、又「合拗音」でWikipediaを検索して読み、大変勉強になりました。あと何度か読み返さないと「理解した」までは至りませんが随分スッキリした気がします。 ありがとうございました。