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石庭と枯山水の違いは何ですか?

石庭と枯山水の違いは何ですか? 禅宗などの宗教的意匠や鎌倉・室町期に遡る歴史的な伝統を加味された石庭を、とくに枯山水といっているような気がしますが、僕の個人的な印象を超えません。実際のところ、両概念はどこまで重なり、どこが異なるのでしょうか?

みんなの回答

  • tak7171
  • ベストアンサー率40% (77/192)
回答No.3

枯山水・石庭ともに禅宗の思想の影響によって生まれた意匠です。 枯山水は水を用いず山水の景観を表現する抽象的造形であり、 草木や石組み・白砂を用いて作られています。 石庭については私見になりますが、 竜安寺方丈庭園を見る限り、石庭はそこから草木も省き、 より抽象度を高めた世界を表現したものではないか、と思います。

qeise
質問者

お礼

回答していただき、ありがとうございます。 「枯山水」の下部カテゴリーとして「石庭」が存在するとのご意見ですね。

qeise
質問者

補足

これまでのご意見についての感想を、まとめてここで述べさせていただきます。 「枯山水」については、かなり明瞭な概念がある印象を受けました。たしかに、庭園の入門書を紐解いても、石庭ではなく、枯山水式庭園として独立した項目が設けられ、そこには冒頭でなんらかの説明が付与されます。 しかし、「石庭」については、茫洋な印象を拭えません。ここでの回答も「石庭」という語句がいくつかの庭園に関して個別的に使用される実際の中から、いわば帰納法的に考察してみようとするものでした。僕がざっと見た書籍においても、枯山水の説明の詳しさに比すると、「石庭」という語は「枯山水式庭園」という章の中に、何の定義もなく、前触れもなく、無造作に放り込まれています。 いただいたご意見の中で、「石庭」は「枯山水」をさらに限定した意味で用いるとの主張は、説得的でした。ただ、「枯山水」が宗教的影響を濃く残した庭園であるとするなら、現代において宗教性を排し、石や砂利の庭ではあるけれども、特別に小石で持って水を表現する意図もない、単純な庭があればそれは「石庭」と呼んではいけないのか、との疑問が生まれます。というのも「石庭」はその名称どおり、無味無臭で中性的な一般名詞のような気もするからです。 また、様々なご意見をひきつづき募集したいと思います。

  • nene-k
  • ベストアンサー率42% (118/279)
回答No.2

枯山水の中に石庭が含まれるという感じじゃないでしょうか? お寿司全般=枯山水 にぎり寿司=石庭 みたいな? 枯山水というのは、本来、池や小川である部分を小石などに置き換えてある物で、木があって花が咲いていても枯山水ですが、木がいっぱいある庭を石庭とは呼ばない気がします。 たとえば、写真は京都の圓徳院の庭園ですが、これは「池泉回遊式の枯山水」と呼ばれますが、 この庭園を石庭とは呼ばないのではないでしょうか?

qeise
質問者

お礼

回答していただき、ありがとうございます。 「枯山水」の下部カテゴリーとして「石庭」が存在するというご意見ですね。

noname#140269
noname#140269
回答No.1

石庭で有名なのは「龍安寺」ですよね。一度行ってじっくり見てみたい。 石庭も枯山水も全く同じです。ただ呼び方が違うだけの話?石庭で検索すれば、ウィキで「龍安寺」と「枯山水」と両方出てきます。石庭で龍安寺が先に出てくるという事は、「龍安寺の石庭」として名が知られているからだと思います。「龍安寺の枯山水」とはまず言わないですよね?僕が思うに 「石庭」が一般的な呼び名。「枯山水」はその言い方を美化した言葉と考えます。石庭ではそのまんまだから、何か風流な名前を付けようじゃないのと、誰かが言い出し「枯山水」に落ち着いたんだと思います。

qeise
質問者

お礼

回答していただき、ありがとうございます。 「枯山水」「石庭」とも同じものを指しているが、力点の置き方が異なるとのご意見ですね。

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