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新続古今和歌集の歌
新続古今和歌集の歌 「人はなど訪はで過ぐらむ風にこそ知られじと思ふ宿の桜を」(『新続古今和歌集』)というのがありますが、なかなか詳しい訳がみつかりません。「風にこそ知られじと思ふ宿の桜を」のなかの「に」はどういう使い方でしょうか。詳しいだけ現代日本語に訳しください。よろしくお願いします。(^◇^;)ゞ ・
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わが家の桜を風にだけは知られまい(知られると散らされてしまうから)と思って気を揉んでいるのに、人はどうしてやって来て見ていこうとしないで通り過ぎてしまうことができるだろうか。
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- SPS700
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回答No.1
「に」は、格助詞で 現代国語の下記の10番目にあたります。 10 受け身・使役の相手・対象を表す。「犬―かまれた」「巣箱を子供たち―作らせる」 http://kotobank.jp/word/%E3%81%AB 「風にこそ知られじと思ふ宿の桜を」は動詞が「知られ」と受け身になっていますから。「風に知られまい」と思う、「知られると」風でせっかく咲いている桜が散ってしまう訳ですから。
質問者
お礼
ご回答、ありがとうございました。ここ数日はずっと文語の練習をしています。私は最初からこの「に」は受身の対象を表す役をしていると思ったが、この歌の意味が分かりません。貴方の説明を読んで、ピントした感じがしました。
お礼
詳しく訳してくれて、本当にありがとうございました。その歌は意味が深くて、この前どうしても分かりませんでしたが、その訳を読んで、やっとわかるようになりました。回答してくれて、助かりました。