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古今和歌集の歌 「夏と秋と…」

夏と秋と 行きかふ空のかよひぢは かたへ涼しき風やふくらん 古今和歌集の歌ですが、ぼんやりとしか意味が分かりません。これを詠んだ人と、一般的な解釈を教えて欲しいのですが… 道ならぬ恋愛になぞらえて解釈した人がいて、それも分かれば、ぜひお願いします。

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  • ベストアンサー
  • jakyy
  • ベストアンサー率50% (1998/3967)
回答No.2

古今集の選者の一人、 凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)の歌ですね。 詞書に「みなづきのつごもりの日よめる」とあります。 これは旧暦六月の末日ですね。夏の終わりですね。 一般的な解釈は 夏が終わり、秋がやってくる空の道では、片方に涼しい風が吹いているだろう。 これは私の解釈で恐縮ですが、 選者に選ばれたにもかかわらず凡河内躬恒はかなり低い官位(甲斐小目)のままでした。 その不遇を歌った歌ではないでしょうか。 夏が終わり、秋がやってくる。 片方には涼しい秋風が吹いている。私にも秋風が吹いている。 躬恒が自分の不遇を嘆いていると思われますね。

参考URL:
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/mitune.html
superwide
質問者

お礼

なるほど。秋風=うだつあがらない寂しさ、というイメージで一致しますね。ありがとうございました!

その他の回答 (1)

  • ele
  • ベストアンサー率22% (177/791)
回答No.1

古今和歌集の編者のひとりである凡河内躬恒の歌です。 歌の前に「みなづきのつごもりの日よめる」とあるので、夏の終わりの歌ですね。「空に夏と秋がすれ違う道があり、片方に涼しい風が吹いているのだろう」ってことでしょうか。 道ならぬ恋愛になぞらえて解釈するのは「かよひぢ」という言葉から?歌を読んだ時の女性関係がわからないのでなんともいえません。 参考になる歌として次の2首をあげておきます。 藤原敏行 すみの江の岸による浪よるさへや夢のかよひぢ人めよくらむ 僧正遍昭 あまつかぜ雲のかよひぢ吹きとぢよ乙女のすがたしばしとどめむ

superwide
質問者

お礼

早速ありがとうございます。 凡河内躬恒といえば、三十六歌仙の一人、と遠い昔に学校で習いました!そんな実力者の歌だったんですね。…たまには歌の勉強もよいものです!

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