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波動方程式のグリーン関数とフーリエ変換について
- 非同次波動方程式のグリーン関数を求める過程で特異点の対処方法に疑問があります。
- 特異点まわりの積分経路のずらし方について異なる結果が得られる点が気になります。
- 特異点をずらす方法と小半円の寄与が一致しないことについて意味を考えます。
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1. 考えて良いと思います。 当該積分の範囲を[-∞,-ck-ε1]、[-ck+ε2,ck-ε3],[ck+ε4,+∞] に分けて,特異点ω=±ckを避けるようにし,ε1~ε4を独立に0に 近付けると,積分値は極限操作如何に依存し確定的な値とならない が、ある拘束条件を付けて極限をとると積分値が確定値をとる 場合がある、ということなので。 ※参考資料2(後述)pp10-16を参照ください。 2. 主値積分を求めようとする点では同じと思いますが,確定値をとる かどうかは、前述の通り、極限操作如何ということになります。 複素積分を用いる方法をとった場合では,どの特異点を含む周回 積分を考えるかによって積分値が異なることになりますが、 ご指摘の前者の方法&後者の方法で、特異点の含み方が同じような 積分経路(向き)であれば、同じ積分値を得ることになると思います。 3. ・(小半円をとることにより)経路をずらすやり方の場合、 tの正負も考え合わせると,±πiexp(±i(ck)t)/(ck)(複合任意) 等の値をとるようです。値が複数とりうるのは、2.の記載 ゆえの結果です。なおr→0の極限をとることから,rを含まない 結果となりました。 ※参考資料1(後述)pp9-13を参照ください。 ・他方,特異点をずらすやり方については、, 積分I=?[C]dωe^(-iωt)/(ω^2-(ck)^2±iε)に対し,ε→0を 考える事かと思いますので、経路Cが、±iεをおりこんだ特異点 をどう含むかによりますので、経路をずらすやり方と同様に, ±πiexp(±i(ck)t)/(ck)(複合任意)等の値をとるようです。 2.で記したように,積分経路次第では両方法で積分値が一致 しました。 ※参考資料2(後述)pp10-16を参照ください。 [参考資料] 1 http://www4.atpages.jp/redmagic/appliedmathematics/green%27s%20function.pdf 2 http://hb3.seikyou.ne.jp/home/E-Yama/Green_1.pdf
お礼
ありがとうございます。私も主値積分とか定義をしっかりと 把握せず計算法ばかり見ているのがよくないのかもしれません。 参考サイトを拝見しました。 私もほぼ同じように計算しているのですが、小半円部分の 積分がどうしても残ってしまいます。 積分の定義とかフーリエ変換の定義とかの問題なのでしょうか。 ↓で再び質問させていただきました。 http://okwave.jp/qa/q5956362.html