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高抵抗測定時のガード電極について
高抵抗測定時のガード電極について 高電気抵抗物質を測定する際、リング状のガード電極を使用しますが、 このガード電極の、主電極に対する大きさに法則性はあるのでしょうか。 JISにもサイズ規定はありますが、主電極φ50mm ガード電極φ70mmのものもあれば 70mm、90mmというものもあり、基準がよくわかりません。 「主電極から近すぎず、遠すぎなければよい」 という程度の認識でよいのでしょうか。 よろしくお願いします。
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高抵抗の測定には高電圧がつきものですので、もし測定電圧が大きい 場合は絶縁耐圧と距離との関係が重要になります。 そもそもガード電極とは、もれ電流が生じないように設けるものです。 漏れ電流が生じそうなところに、対象物と同電位のガードを配置すると 電位が同じ2点間には電流が流れないという原理により、もれが 流れなくなるという作用を利用したものです。 漏れを流したくないところはガード電極で囲めば、どこからも漏れが 流れてくることはなくなります。 本当に同電位なら距離がいくら短くても(絶縁抵抗が低くても) その間に電流は流れませんが、実際にはわずかなオフセット電圧が あるので、絶縁抵抗が低いと(距離が短いと)漏れが生じます。 寸法が許せば、間隔は広いほど良く、オフセット電圧は小さいほど 良いことになります。逆にオフセット電圧が十分低ければ間隔は どうでも良いことになります。
お礼
オフセット電圧によるんですね。 ありがとうございました。